2019年3月14日木曜日

中国がY-20をもとに派生機種を製作中か 今年中に姿を表わすのは給油機、早期警戒機か

中国の弱点にエンジンかありこれまでも苦悩する様子が伝えられていますが、WS-20というのは性能不足といわれているんですが。本命エンジンの搭載が始まる前に量産しているって計画経済の匂いもしますね。スペックを見るとY-20(Yは運輸の意味)はなかなかのものですが西側と違うエイビオニクスで実際に国際間輸送に耐えられるのでしょうか。


China's Y-20 large transport plane to spawn several variants: chief designer 中国のY-20大型輸送機から派生型が登場か

By Liu Xuanzun Source:Global Times Published: 2019/3/12 16:56:27



PLA空軍パラシュート部隊の兵員が中国中央部河南省で行われた演習で降下した。 May 8, 2018. Photo: eng.chinamil.com.cn

国の国産開発大型輸送機Y-20の主任設計者が同機原型の派生型の開発を進めていることを認め、軍事筋は派生型が2019年にも登場すると見ている。

「Y-20を原型の各種機体が生まれる」とY-20設計を率いた政治顧問Tang Changhongが述べたとChina Aviation Newsが伝えている。

ただTangは派生型の姿や機能に触れていない。

他方で軍事専門家の間にはY-20派生型として空中給油機や早期警戒機を開発中との指摘が2018年から出ている。

Feng Wei人民代表会議メンバーにしてY-20パイロットは「Y-20が今年別の姿で登場すればすばらしい。人々を失望させることはない」と述べたとニュースポータルvos.comが3月5日伝えている。

匿名の軍事専門家はGlobal Timesに3月12日今年中に複数のY-20派生型が登場すると述べている。

離陸最大重量が200トンのY-20は燃料その他の搭載量で今までの国産機より優れており、航続距離が長いため、給油機や早期警戒機の母機としてふさわしいと上記専門家は指摘し、その他にも移動病院や電子戦機材の可能性もあるという。

Y-20は現在はロシア製エンジンを搭載するが2019年中に国産WS-20に換装されると同専門家は述べている。

Y-20の人民解放軍空軍での供用は2016年始まっている。

「Y-20は量産段階に入っており、軍での訓練は計画どおり順調に推移しています」(Tang)■



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参考)Y-20と日本のC-2の比較


Y-20
C-2
最大離陸重量
220トン
141トン
最大搭載量
66トン
36トン
最大航続距離
40t/7,800km
36t/4,500km
巡航速度
マッハ0.75

4 件のコメント:

  1. 多分スペックは見せかけで嘘だと思います。
    図体だけでかくて、4発で整備性も悪いでしょうからね。
    エンジン性能がダメダメでしょう。中国国産エンジンともなればなおさらですね。

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  2. 中国製エンジンが何処まで性能向上しているのか、大いに興味がありますね。カタログスペックは、中国(や韓国)の場合、とかく虚勢や願望が入りやすいので、何とも言えないですね。

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  3. ぼたんのちから2019年3月15日 12:47

    人民解放軍(PLA)は、空中給油機、早期警戒機や電子戦機を調達し、米軍のような、より外洋へ進出できる空軍部隊の整備を目指しているのでしょう。同時にこれらの部隊は、台湾侵攻と、台湾に加勢する米軍を排除する目的を持っています。
    現状の大陸側のレーダーによる管制と、基地を離発着する航空機による台湾航空侵攻では効果が不十分であり、戦力としては限定的との認識があるのかもしれません。
    PLAは、面白いことに、かつてのソ連軍の真似をし、次に米軍の編成を真似ようとしているようです。このことは今回の空中給油機、及び早期警戒機の導入や、空母部隊の編成、核ミサイル搭載潜水艦の整備等に見受けられます。
    PLA装備は、米軍と比較すると、二流、三流であり、米軍と同様の編成の戦力を整備しようとする限り、PLAは、亜流であり、今後も米軍に追いつくことは困難でしょう。

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    1. 旧ソ連もそうですが、米国と軍拡競争すると、まず負けますよね。何しろ米国最強の兵器「USドル」がありませんから。中国は元を基軸通貨にしようと工作しましたが、うまくいっていないようです。これだけは、米国が絶対に譲らないでしょう。

      そうすると、米国内に親中派(所謂、パンダハガー)を増やして、内部から切り崩していくか、ですね。(これについては、日本も笑えないところですが)
      中国はこれをどうするでしょう?

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