当方が陸上戦にうといため今回の訳出には間違いがあるかもしれません。soldierが陸軍兵でmarineが海兵なのですね。一般のアメリカ国民向けの記事と思いますが参考になる点もあります。陸上自衛隊では歩兵の言葉は使わず普通科と言っているようですが高校みたいですね。
5 differences between Army and Marine Corps infantry
米陸軍と海兵隊の歩兵部隊での違い5点
Jun. 15, 2015 01:54PM EST
米陸軍、海兵隊の歩兵部隊を見ると相違点より類似点のほうが目に入りがちだが、実際はそれぞれ特徴がある。以下海兵隊と陸軍の歩兵部隊の違いを5つ見てみよう。
注 比較のため、陸軍編集の「歩兵ライフル小隊向け実戦マニュアル」と海兵隊の「ライフル小隊運用序論」、「海兵ライフル小隊」を参照した。実際には教本通りに部隊は運用されないことがある。各歩兵部隊でユニークな特徴があり隊ごとに実戦対応が微妙に異なる。
1. 小隊編成
Photo: US Marine Corps Cpl. Artur Shvartsberg
陸軍、海兵隊のライフル小隊には共通項が多い。ともに上位組織に編入され、小隊に火器支援チームがあり、中心はライフル兵である。陸軍小隊には無線通信兵、衛生兵medicがあり、海兵隊にも無線通信担当と衛生兵corpsmanがある。
海兵ライフル小隊にはライフル分隊三個があり軍曹が指揮し、伍長が補佐する。火力支援チームはM203グレネードランチャーをM16の下につけることが多い。さらに自動ライフル担当、自動ライフル補佐、ライフル兵が続く。
陸軍小隊の分隊は規模が小さい。ライフル分隊は軍曹あるいは二等軍曹が指揮し、火器チーム四名がつく。火器チームは自動小銃、グレネード発射兵、ライフル兵一名ずつで構成する。陸軍分隊にはグレネード発射専門の隊員があり自動小銃兵補佐がないのが特徴だ。各分隊のライフル兵は狙撃手となり特別訓練を受ける。また陸軍小隊に歩兵武器分隊が付属する。この分隊はM240B機関銃やジャヴェリンミサイルの運用を任務とする。
海兵隊、陸軍ともに歩兵部隊は中隊、大隊の指揮下で動き、必要に応じロケット砲、迫撃砲を追加する。
2.装備品
Photo: US Navy Mass Communications Petty Officer 2nd Class Kim Smith
陸軍のほうが新兵器配備で海兵隊の先をゆくことが多い。M4では海兵隊が先行したが光学視野装置、レーザー、ハンドグリップなど陸軍への配備が早かった。海兵隊も使える装備追加は全部入手するものの数年遅れることが通例だ。
陸軍がロケット発射を必要とすればSMAW、AT-4、ジェヴェリンを選択するだろう。海兵隊ではSMAWが一般的でジャヴェリンやTOWは兵器中隊が扱う。
陸軍ではグレネードランチャーにM320を早期導入したが海兵隊ではM203をまだ使っている。M320はスタンドアローン兵器として使える。M320、M203ともにM16あるいはM4に装着できる。
3. 火力支援
Photo: US Marine Corps
歩兵部隊は戦場で単独で活躍できない。海兵隊、陸軍のライフル部隊が戦闘で釘付けとなれば他部隊の支援を求める。両軍の中隊に迫撃砲、重機関銃、ロケット装備の支援部隊があり大隊の支援も可能だ。より強力な野砲や近接航空支援では事情が異なる。
海兵遠征部隊は空陸任務部隊の2,200名編成で野砲、航空部隊、海軍艦艇と運用する。連隊戦闘チームは野砲支援があるが、空軍及び海軍からの支援は別途要請する。陸軍が海軍に火力支援を求めることは少ない。
4.専門性の違い
Photo: US Navy Phan Shannon Garcia
海兵隊員は揚陸戦を訓練するが陸軍で皆無に近い。陸軍部隊は平地、空中降下、レンジャー、山岳地、機械化歩兵と専門が別れる。この中でレンジャー資格が最も過酷で取得後はレンジャー連隊に配属される。
海兵隊では歩兵を運用装備と戦術で分類し、専門性の考え方が違う。海兵隊ではまずライフル兵(0311)で入隊し、機関銃手(0331)、迫撃砲(0341)、強襲要員(0351)、対戦車ミサイル要員(0352)に分かれる。陸軍はまず普通歩兵隊員(11-B)あるいは間接火力支援歩兵(迫撃砲11-C)として入隊する。
5. エリート部隊
アフガニスタンで任務につく陸軍レンジャー部隊 (Photo: US Army)
海兵隊で普通歩兵の先となると偵察狙撃手、偵察兵、戦闘偵察兵という選択があり、歩兵部隊の支援任務をこなす。偵察兵と戦闘偵察兵は敵の所在をつきとめ位置、兵力、状況を指揮官に伝える。戦闘偵察兵は敵地奥深く潜入する点で一般偵察兵と異なり、石油施設制圧や海賊対策など直接戦闘任務もこなす。
陸軍でさらに高い目標にむかう隊員には選択肢が広がる。エリート隊員の入り口が空挺部隊で三週間のパラシュート落下訓練を終了する。その先にレンジャー連隊があり、レンジャー学校を終了またはレンジャー適性選抜制度に合格する必要がある。さらに特殊部隊への選抜がある。えん堤されれば歩兵隊から離れ、武器取扱軍曹や医療軍曹など特殊部隊内の任務を選ぶ。選抜されれば狙撃兵となる道もあり、狙撃兵学校の修了が条件となる。■
コメント
コメントを投稿
コメントをどうぞ。