先週日曜日の事件に対する対応としては今回もバイデンの決断が遅かった感がありますが、米軍が報復攻撃を開始しました。しかも、今回で終わりではなく、必要に応じ継続していくと公言しています。問題はイランでしょうね。しかし、情報が交錯しているようです。The War Zone記事からのご紹介です。
USAF SCREENCAP
ヨルダンで米兵3人が死亡、数十人が負傷した無人機攻撃への報復として、米国は攻撃を開始した
米国は、1月28日にヨルダンで米兵3名を殺害したドローン攻撃への報復として、待望の攻撃を開始した。
攻撃は米空軍のB-1B爆撃機によって行われたとポリティコは報じた。今回の攻撃は、予想される多くの攻撃の最初のものである。
米国は、イスラム革命防衛隊員や、イランが支援する代理組織カタイブ・ヒズボラやイラクのイスラム抵抗組織に反撃すると述べた。攻撃は、イスラエルとハマスの戦争をきっかけに始まった。
米軍はイラクとシリアでイラン代理勢力に攻撃を行ったことはあるが、これほど大規模なものはなかった。
イラン指導層は、自分たちはヨルダンにおける攻撃に関与していないと主張し、攻撃されれば報復すると脅している。米情報機関からは、テヘランがこれらのグループを実際にどの程度コントロールしているのか疑問の声さえ上がっている。しかし木曜日、ロイド・オースティン米国防長官は、それは問題ではないと述べた。
「これらはイランの代理グループだ。「イランが資金を提供し、場合によっては高度な通常兵器を訓練している。そのような支援がなければ、このようなことは起こらない」。
しかし、ニューヨーク・タイムズの木曜日報道によると、イランはこれらの攻撃を見越して、全軍を厳戒態勢に置き、地対空防衛システムを作動させ、弾道ミサイルをイラクとの国境沿いに配置した。
Three U.S. soldiers were killed and more than 40 wounded in a drone strike on Tower 22 in Jordan. Google Earth image
1月28日にヨルダンのタワー22が攻撃され、ウィリアム・J・リバーズ軍曹、ケネディ・L・サンダース軍曹、ブリーナ・A・モフェット軍曹が死亡し他に40人以上の兵士が負傷した事例に対する報復攻撃についてのニュースが漏れるにつれ、イラクとシリアのイスラム革命防衛隊員とイラン代理勢力は、散り散りになり始めた。
更新:東部午後5時6分
中東司令部は声明を発表した:
「2月2日午後4時(米東部時間)、米中央軍(CENTCOM)はイラクとシリアでイランのイスラム革命防衛隊(IRGC)クッズ部隊と関連民兵組織に対する空爆を行った。米軍は、米国から飛来した長距離爆撃機を含む多数の航空機で、85以上の標的を空爆した。空爆には精密弾125発以上が使用された。空爆対象の施設には、米軍や連合軍に対する攻撃を助長した民兵組織やIRGCの支援を受けた指揮統制センター、情報センター、ロケット弾、ミサイル、無人航空機の保管庫、兵站や弾薬のサプライチェーン施設などが含まれていた」。
ホワイトハウスも声明を発表した。
中東における米軍作戦に関するジョー・バイデン大統領の声明文
先週日曜日米軍兵士三名がヨルダンにおいてイランのイスラム革命防衛隊(IRGC)が支援する戦闘員集団が発進させたドローン一機により殺害された。本日未明、ドーバー空軍基地において自分は栄誉ある米国人の帰国を見届け、それぞれの遺族と話した。
本日午後、自分の指示で米軍部隊がイラク、シリア国内の施設を標的とした攻撃を遂行した。IRGCおよび関係先頭集団が米軍攻撃に使用した施設である。
こちらからの反応はこれで終わりではない。こちらが選定した日時、場所で攻撃を続ける。
米国は中東における武力衝突を求めておらず、これは世界のいずれの場所でも同じである。ただし、米国に危害を加えようとするものに告げる。米国人に危害を与えれば、静観したままでいることはない。
更新:東部時間午後5時15分
イラクのアルカイムにある軍需倉庫を空爆したとされる映像がソーシャルメディアに続々とアップされている。
U.S. Strikes Back At Iranian-Backed Militia Targets In Iraq, Syria
BYHOWARD ALTMAN, JOSEPH TREVITHICK|PUBLISHED FEB 2, 2024 4:59 PM EST
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