USS コネティカット (SSN-22) が横須賀に入港していた。July 31, 2021. US Navy Photo
USSコネティカット(SSN-22)の事故調査で同艦は南シナ海で海図に載っていない海山に衝突していたと判明した。
事故は10月2日発生し、調査は先週終了した。報告書は第七艦隊司令カール・トーマス中将へ回覧されており、追加措置が必要となるか待つ状態だ。
「調査によりUSSコネティカットは海図にない海山と接触したことが判明し、事故地点はインド太平洋の公海内だった」と第七艦隊報道官ヘイリー・シムズ中佐がUSNI Newsに11月1日述べている。
バラストタンクが損傷したコネティカットは潜航できなくなり一週間かけてグアムへ移動を余儀なくされた。米海軍は原子炉や推進機関に損傷がないと繰り返し発表している。
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同艦はグアムで初期修理工事を海軍海洋システムズ本部の監督下で進めており、ピュージェットサウンド海軍工廠から人員が派遣され、潜水艦補給艦USSエモリー・S・ランド(AS-39)が支援している。
海軍はまず同艦が追加修理のためグアムから安全に航行できるか判断する。最終的な修理の場所と時期は海軍整備部門の作業日程次第だ。
「公的海軍施設で作業を行うことになれば進行中の作業日程が影響を受ける」と海軍次官補代理ジェイ・ステファニーが下院軍事委員会で先週発言していた。
同艦の修理工事で潜水艦部隊の保全整備の作業残があらためて注目を集めている。
下院軍事委員会シーパワー・兵力投射小委員会を仕切るジョー・コートニー議員(民 コネティカット)は潜水艦用乾ドック施設がハワイ以西に不足していると指摘した。
「グアムにもドックがなく、潜水艦補給艦が代行している。想定外の事態になれば修理施設が必要になる」
「攻撃型潜水艦の公的海軍施設での修理活動は優先順位が低くなっているが、シーウルフ級は世界各地で重要なミッションについており他に代えがたいはずだ」
コネティカットはシーウルフ級攻撃型潜水艦三隻の一つで冷戦時に深海でソ連潜水艦を狩るべく開発された。冷戦終結で各艦は改修を受け、海軍で最も機微なミッションの実施に投入されている。■
Investigation Concludes USS Connecticut Grounded on Uncharted Seamount in South China Sea - USNI News
By: Sam LaGrone
November 1, 2021 1:55 PM • Updated: November 1, 2021 5:55 PM
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