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1,000機目のF-35が完成したものの....TR3の遅れがブロック4の実現の遅延に繋がっているのだが

 機体は完成してもアップグレードに必要な技術要素が完成していないため、野ざらしになっているわけですか。一体西側世界はこの機体にいくらの出費を求められるのでしょう。機体自体は過去の技術によるものであり、F-35の利点は今のところ相手陣営に匹敵する機体がないことだけですよね。The War Zone記事からご紹介します。




Lockheed Martin has built the 1,000th F-35, but delays with a key upgrade program mean it is parked away awaiting delivery.

A newly produced F-35 is seen in its primer colors in Fort Worth, Texas. Lockheed Martin capture


重要アップグレードの遅れのため、ロッキード・マーティンは1,000機目含む機材の引き渡しを完了していない


ッキード・マーティンはF-35統合打撃戦闘機の生産で大きな節目を迎えた。しかし、その偉業は傑出したものではあるが、技術リフレッシュ3(TR-3)のハードウェア構成の開発とテストをめぐり遅延が続いている。TR-3は、ブロック4と総称されるF-35の将来の能力を支えるものだ。TR-3の遅れは、F-35がこれらの機能を待ち望みながら、完成後に引き渡されずに駐機していることを意味する。1,000機目のF-35も同様である。



ロッキード・マーチンに、1,000機目を含むF-35の納入状況について尋ねたところ、次のような回答を得た:

「当社はF-35の生産を続けており、最終的な生産プロセスのさまざまな段階にある。各機が必要なTR-3ハードウェアを受け取り、TR-3ソフトウェアが最終的に利用可能になれば、納入されるまで駐機も含めた生産プロセスを続けることになる」。

 ともあれ、1,000機の大台に乗せたことは、大きな苦戦を強いられてきたこの賛否両論あるプログラムにとって、本当に信じられないような快挙である。

 1月上旬時点で、F-35は77万3000時間以上の飛行時間を記録し、世界中の14カ国の2280人以上のパイロットと1万5400人以上の整備員を訓練し、合計46万9000回以上の出撃を行った。現在、32箇所の基地と11隻の艦船がF-35ユニットを受け入れているか、受け入れることができる。統合打撃戦闘機(JSF)プログラムの参加国は17カ国だ。

Current and expected future F-35 operating bases/ships. <em>Lockheed Martin</em>

Current and expected future F-35 operating bases/ships. Lockheed Martin



 F-35への需要はかつてないほど高まっている。最近の地政学的な出来事や脅威の変化が注文を急増させている。F-35を新規発注する顧客や既存の顧客にとって、TR-3仕様の機材やブロック4の能力を手に入れることは重要な価値となる。過去のバージョンより成熟した機体、そして飛躍的に拡張された能力と成長の可能性を持つ機体を受け取ることになる。

 ブロック4には、大幅に拡張された処理能力、新しいディスプレイ、強化された冷却性能、新しいEOTSとDAS電気光学センサー、そしてF-35の潜在能力を引き出す追加兵器の数々など、多くの新機能が含まれる。何よりも、搭載される新しいレーダーと電子戦スイートが、F-35の可能性を最大限に引き出す。航空戦闘司令部の制服組トップによれば、電子戦の側面だけでもブロック4がもたらす利点は大きいという。

Some of the unclassified upgrades are expected to be part of Block 4. The exact configuration is not publicly disclosed just yet. <em>DOD</em>

Some of the unclassified upgrades are expected to be part of Block 4. The exact configuration is not publicly disclosed just yet. DOD


 現在の問題は、F-35がブロック4のアップグレードのさまざまな要求を処理するために、TR-3と総称される新しいハードウェア・バックボーンと関連するベースライン・ソフトウェアを必要としていることだ。TR-3はこれまでにも、そして現在も開発の遅れに苦しんでいる。

 F-35プログラムの現在のテストジェット機群の老朽化が進んでいることや、既存のテストインフラ、特に地上のソフトウェアラボに関するその他の制限が、問題をさらに複雑にしている。TR-3のバックボーンを搭載したF-35試験機の初飛行は2023年1月に行われ、合計6機の統合打撃戦闘機からなるTR-3試験専用部隊の創設に向けた取り組みが進められている。

 ディフェンス・ニュースによると、12月現在、TR-3開発は今年4月から6月の間に終了する見込みだという。このスケジュールが維持されれば、作業は予想より1年から1年半遅れることになる。

 この遅れは、F-35プログラムの大幅なコスト増にもつながっている。12月の下院軍事委員会の公聴会で、ニュージャージー州選出の民主党議員ドナルド・ノークロスは、TR-3の問題が10億ドルのコスト超過につながったと述べた。政府説明責任局(GAO)によれば、2070年代に予想されるライフサイクル終わりまでのF-35プログラムの全費用は、約1兆7000億ドルと見積もられている。

 先月の下院軍事委員会の公聴会で、F-35統合プログラム・オフィス(JPO)の責任者マイケル・シュミット空軍中将は、TR-3がこれ以上遅れることはないだろうと楽観視していないようだった。

「私たちが目にしている安定性の問題に関連して、私たちはそれを乗り越えている。...ラボで何かをすれば、それが空中でも同じように現れるということを証明する解決策がすべて揃っていればいいのだが......」とシュミットは集まった議員たちに語った。「私たちは、安定性の課題に対処するために多くの修正を行っている。我々は安定した、能力のある、メンテナンス可能な飛行機をここで手に入れることができるだろう」。

 TR-3パッケージの開発が完了した後も、これらの改良を既存の機体に組み込む必要がある。F-35プログラムでは、JSFの全バリエーションを駆動するプラット・アンド・ホイットニー製F135エンジンのアップグレードを別途進めている。F135エンジンをめぐる問題は、非常にホットな話題となっている。

 その一方で米軍は、TR-3の問題が解決されるまではいかなる新型F-35も受け入れないと明言している。これは表向きの理由で、ハードウェアとコア・ソフトウェアが確実に動作するまでは、必要なチェックアウト飛行を実施することができないからである。

 そのため、少なくともあと数カ月は、1,000機目のF-35をはじめとする多くのF-35が、TR-3のコアとなるアップグレード作業の完了を待ち駐機されることになる。■


The 1,000th F-35 Has Been Built | The Drive

BYTYLER ROGOWAY|PUBLISHED JAN 10, 2024 1:28 PM EST

THE WAR ZONE


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