中共が危機的な状況で国内の動揺を抑えるため、外国を利用しようとしているあらわれなのでしょうか。いかにもでっちあげのようにも見えますが、公安当局が組織の手柄として事案を公表しているのかもしれません。さらに国民に密告を奨励しているのも怖いです。いずれにせよ、我々外国人は同国へ入境しないほうが身のためでしょう。中共のプロパガンダ機関環球時報の記事なので鵜呑みにしてはなりません。それにしても「スパイ防止法」がないままの日本はこれでいいのでしょうか。
Portable signal receiving devices distributed by foreign organizations Photo: China’s Ministry of State Security
航空愛好家を悪用し、外国組織が中国で機密飛行データを収集している: 国家安全部
中国国家安全部(MSS)は6日、外国組織複数が機器の無料提供や航空情報の共有という誘い文句で、国内の航空愛好家の「志願者」を集め、中国国内の航空機の飛行データを違法に収集し、外国に送信していることを明らかにした。これを受け、国家安全機関は関連部門とともに全国で特別作戦を展開し、国内に配備された数百セットの機器を押収し、関係者を処分した。
MSSが微信(WeChat)アカウントを通じて発表した記事によると、外国組織は、微博(Weibo)、鉄板(Tieba)、フォーラム、QQグループ、動画サイトなど、中国の主要なオンラインプラットフォームで長期間にわたって活動している。彼らは航空愛好家のアクティブなアカウントを見つけ、電子メール、テキストメッセージ、その他の手段による「パーソナライズされた」「カスタマイズされた」広告を通じて彼らを勧誘している。
これらの広告では、これらの外国組織は航空愛好家の熱意と好奇心を利用し、機器を無料で提供し、航空情報を共有するという誘い文句を使って「勧誘」している。
これらの団体は「ボランティア」たちに、普通のスマートフォンと同じような大きさの携帯型信号受信装置を国際スピード便で配布している。
そして、「ボランティア」たちに中国国内の航空拠点付近に機器を設置させ、一定範囲内の航空機の機種、高度、経度、緯度、速度、方位などの情報を収集させる。収集されたデータは、これらの組織が指定したサーバーにリアルタイムで送信される。
国家安全保障機関によると、これらの外国組織は、渤海、東シナ海、南シナ海を囲む地方にこのような装置を大量に配備している、と同省はリリースで述べた。
外国組織は民間航空データだけでなく、軍用機やその他の航空機の機密情報も盗んでいる。彼らのデバイスはまた、遠隔オンラインプログラミングをサポートし、「パーソナライズされた」機能をカスタマイズすることができる。さらに、これらのデバイスはGPSチップを内蔵しており、指定された航空機の位置を特定し、暗号化された送信方法で外国のサーバーに機密データを迅速に送信することができる。
各デバイスは、1日あたり約1,000機の航空機のフライトデータと約130,000件の位置情報を送信できると推定されている。カバー半径が300~400kmであるため、中国領空内のすべての航空機の飛行データを監視・カバーするためには、約300台の装置を配備するだけで済む。
さらに、多数の違法デバイスが稼働している場合、民間航空および軍用航空管制システムへの信号干渉を引き起こす可能性もあり、航空安全に重大な脅威をもたらすとMSSは述べている。
外国組織による機密データの窃盗に対応するため、国家安全保障機関は関連部門とともに全国で特別作戦を実施し、国内に配備された数百セットのデバイスを押収し、関与した個人に措置を講じた。
中国の「スパイ防止法」によると、国家安全保障に関わるデータの窃盗、調査、賄賂、違法な提供のために他者を扇動したり、資金を提供したりする海外の機関、組織、個人はスパイ行為に該当し、海外の組織と結託して上記のような行為を行った国内の機関、組織、個人もスパイ行為に該当すると同部は指摘した。
また、データ・セキュリティ法によれば、データを収集する組織や個人は合法的かつ適法な方法で行うべきであり、その他の違法な手段でデータを盗んだり入手したりしてはならない。
国家安全保障を守ることはすべての国民の責任であり義務である、とMSSは述べ、国家安全保障に害を及ぼす可能性のある違法行為や不審な状況を発見した国民は、12339通報ホットライン、オンライン通報プラットフォーム、MSSのWeChat公式アカウント、または現地の国家安全保障機関に直接、速やかに通報するよう注意を促した。■
By Global Times
Published: Jan 06, 2024 01:50 PM
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