発射前に撃破できたというのはいわゆるセンサー-シューター間の情報処理が大幅に高速化されていることを意味し、自衛を理由にすれば、敵の攻撃を未然に防ぐ能力がすでに実用化していることになります。あとは政治の決断だけですね。Breaking Defense記事は淡々と伝えていますが、ニュースの裏を考える必要がありますね。
U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Michael Battles
スーパーホーネットがフーシ派ミサイルを発射前に攻撃
アメリカが発射準備中のフーシ派のミサイルに対して先制攻撃を行ったのは、3日連続となった
米国は1月18日、空母ドワイト・D・アイゼンハワーから発進したF/A-18E/Fスーパーホーネットでイエメンのフーシ派ミサイルに先制攻撃を行った。
「米中央軍司令部は、紅海南部に向け発射準備中のフーシ系対艦ミサイル2発を攻撃した。「米軍は午後3時40分(サヌア時間)頃、イエメンのフーシ支配地域でミサイルを確認し、この地域の商船と米海軍艦船に差し迫った脅威があると判断した。米軍はその後、自衛のためミサイルを攻撃し、破壊した」。
これは、フーシが紅海地域の船舶を攻撃し始めて以来、イエメンのフーシの標的に対する5回目の攻撃であり、米国が発射準備中のミサイルを攻撃したのは3日連続である。
米国は水曜日にフーシ派のミサイル14発に先制攻撃を行い、火曜日にもフーシ派の対艦弾道ミサイル4発にも先制攻撃を行った。13日、アーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦USSカーニーはトマホーク陸上攻撃ミサイルでフーシのレーダーサイトを攻撃した。これは、12日にアメリカとイギリスの航空機、水上艦船、潜水艦がイエメンのフーシ支配下にある28カ所の60以上の標的を攻撃した。
木曜日未明、ジョー・バイデン大統領は記者団から、フーシ派に対する攻撃は機能しているのかと質問された。
「うまくいっているとは、フーシ派を阻止できているという意味かだって?」バイデンは一瞬自問し、「いいえ。攻撃は継続するのか、というならそうだ」。
木曜午後の記者会見で、この発言への回答を求められた国防総省のサブリナ・シン副報道局長は、本誌含む記者団に対し、国防総省は「フーシがただちに停止するとは言っていない。それは彼らが決断し、計算しなければならないことだ。やめることが彼らのためになる。木曜日以来、彼らの能力を低下させ、著しく混乱させ、破壊することができたのは見ての通りだ」。
同海域で別の船舶が攻撃をうけたとの情報もあるが、当局はすぐには確認できなかった。
さらに、木曜日にバグダッド近郊で米軍のMQ-9リーパー無人偵察機が撃墜されたという報道を、シンも中米中央司令部も確認していない。
確認されれば、10月7日のイスラエルとハマスの戦争開始以来、2機目の撃墜となる。イエメンのフーシ派武装勢力が11月8日未明に同国沖でリーパーを撃墜したと報じられている。■
Red Sea Ship Attacks Continue After Super Hornets Strike Missiles
BYHOWARD ALTMAN|PUBLISHED JAN 18, 2024 3:48 PM EST
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