2026年4月28日火曜日

WHCD襲撃未遂事件でMP7サブマシンガンが注目を集めている

While a multitude of law enforcement agents sprang into action after a shooter tried to storm a ballroom where President Donald Trump and others were attending the annual White House Correspondents' Dinner, one well-dressed and cool under pressure plainclothes agent went viral after whipping out a Heckler & Koch MP7.

ジェマル・カウンテス / AFP via Getty Images

WHCD襲撃未遂事件で警護官が手にしたMP7サブマシンガンが話題に

ホワイトハウス記者協会晩餐会に銃撃犯が乱入を試みた際、冷静沈着な捜査官がMP7を目立たないバックパックから取り出していた

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ジョセフ・トレヴィシック

2026年4月27日 午後6時27分(EDT)更新133

ナルド・トランプ大統領らが毎年恒例のホワイトハウス記者協会晩餐会に出席中の宴会場に、銃撃犯が突入しようとした際、法執行官多数が即座に行動を起こしたが、中でも、身なりが整い、プレッシャーにも動じない私服捜査官がヘッケラー&コッホ製MP7を素早く取り出した姿がネット上で話題となっている。MP7はハイエンドな個人防衛用武器(PDW)で、SEALチーム6に使用されたことで有名で、数え切れないほどのビデオゲームにも登場するなど、ポップカルチャー界隈で一種の憧れの的となっている。同種のその他武器と異なり、一般の民間銃器市場では入手できない状態が続いている。それにもかかわらず、ネット上では次々とミームが拡散し、正体不明で無表情な捜査官が手にした未来的な外観の武器がインターネットでスターとなった。

この人物がどの機関に所属しているかは依然として明らかになっていないが、米シークレットサービス、FBI、米連邦議会議事堂警察などが候補に挙げられている。後者が該当する可能性が高い。同警察は、別の政治的動機による銃撃事件を受けて、要人警護部門にMP7を採用しているからだ。

2026年4月25日、ホワイトハウス記者晩餐会での銃撃事件後に目撃された、MP7を携行する捜査官。ジェマル・カウントレス/AFP via Getty Images

コール・トマス・アレンは土曜日、ワシントンD.C.のワシントン・ヒルトン・ホテルで制圧され逮捕された。当局によると、ホワイトハウス記者晩餐会会場へ侵入するため、警備を突破しようと発砲したという。当時、彼は.38口径拳銃と12ゲージのショットガン、さらにナイフを所持していたとされる。シークレットサービスのエージェント1名が銃弾に撃たれたが、弾丸は防護ベストと携帯電話の組み合わせで阻止されたと報じられており、回復の見込みである。カリフォーニア州トーランス在住のアレン容疑者は、襲撃の直前に家族にトランプ政権の要人を標的にする意向を伝えるメッセージを送っていた。

トランプ大統領とメラニア・トランプ大統領夫人、J.D.ヴァンス副大統領、政権の主要メンバーが晩餐会に出席していた。ルイジアナ州選出の共和党下院議長マイク・ジョンソンや他の連邦議会議員も同席していた。他にも多数の要人が出席していた。トランプや他の政権高官らは、会場内の安全な場所へ移動させられ、その後当局が全員に会場からの退去を求めた後、ホワイトハウスへ戻った。

その初期対応の最中に、私服捜査官がMP7を携えて現れた。ある写真家は、その人物がクライ・プレシジョン(Crye Precision)のEXPシリーズ・パックと思われるものから銃を取り出す瞬間を捉えていた。このMP7には、高めのユニティ・マウントに非拡大型のT2レッドドットサイトが装着されており、いずれもAimpoint製である。また、サイトの前方、銃の上部にはSurefire XVL2-IRCと思われるレーザー照準・照明モジュールが装着されているのが確認された。さらに、折りたたみ式のフォアグリップも装備されていた。

MP7のクローズアップ。Jemal COUNTESS / AFP via Getty Images

右側の当該エージェントが、パックからMP7を取り出している様子。Mandel NGAN / AFP via Getty Images

ヘッケラー&コッホが2001年に発表して以来MP7はVIP警護任務に就く者が目立たず携行するのに最適であると位置付けられてきた。内蔵のバットストックを折りたたんだ標準構成では、全長は約16.5インチ(約42cm)である。マガジンを装填せず、アクセサリーも装着していない状態での重量は4ポンド弱(約1.8kg)だ。MP7は、ヘッケラー&コッホの有名なMP5サブマシンガンの最小モデルMP5Kより若干重いものの、はるかに現代的な人間工学に基づいた設計と操作性を備えている。

MP7A1 vs MP7A2: H&K's Modern PDW thumbnail

MP7A1 vs MP7A2:H&Kの現代的なPDW

さらに、MP7が使用する4.7×30mm弾は、特に従来の拳銃弾と比較して、コンパクトなサイズでありながら、低反動性、装甲貫通力、および射程特性を発揮する設計だ。比較的小型のライフル弾を使用していることから、ヘッケラー&コッホのこの銃は、FN P90と頻繁に比較される。FN P90は設計上は全く異なる武器だが、5.7x28mmという概ね類似したカートリッジを基に開発された。両者ともサブマシンガンサイズのコンパクトさを持ちつつ、ピストル口径の同類にはない装甲貫通能力を備える。民間人による高性能な防弾チョッキの入手容易化が、部隊がサブマシンガンからMP7やFN P90といったPDW(個人用防御武器)クラスの銃、さらにはコンパクトアサルトライフルへと移行した主な理由である。

MP7は反動の軽減に重点を置いているため、命中精度の向上にも寄与している。全体として、この銃は毎分約950発の発射速度を誇り、プレッシャー下で隠蔽状態から素早く銃を抜き出しても、射手が容易に標的に照準を合わせ、その状態を維持できるほどの強力な火力を提供することを意図している。

前述の通り、ユーザー層は比較的狭いものの、MP7はビデオゲームや映画などのポップカルチャーにおいて一定の地位を確立している。これは主に、SEALチーム6による同銃の使用に起因する。同部隊は海軍特殊戦開発グループ(DEVGRU)としても知られ、2011年にアルカイダの創設者オサマ・ビン・ラディン死亡につながった襲撃作戦を担当した。

「サイレンサー付きMP7サブマシンガンを携行して走ったが、H&K 416[5.56x45mmアサルトライフル]の撃倒力には欠けていた。このサブマシンガンは、船への乗船時やジャングルでの作戦、あるいは重量やサイズ、そして極度の静粛性が求められる場面で重宝した」と、退役ネイビーシールズのマット・ビソネット(ペンネーム:マーク・オウン)は、2012年に出版した著書『No Easy Day』の中で記している。「消音仕様のMP7を使って室内の戦闘員を数回撃ったが、隣の部屋の仲間たちは目を覚まさなかった。極限まで静粛性を求められる状況でH&K 416はMP7には及ばなかった。」

MP7はまた、様々な通常および特殊作戦部隊をはじめ、法執行機関米国を含む)など、世界中で採用されている。

ホワイトハウス記者協会の晩餐会では、エージェントのアクション映画のような無骨な魅力とオーダーメイドのスーツが、興味深いMP7の装備と相まって、「クールさ」をさらに引き立てた。

これらすべてが相まって、今週末のワシントン・ヒルトンでのMP7を携えたエージェントの映像が、ソーシャルメディア上で拡散される一因となった。バックパックからMP7を取り出す姿は、1981年のロナルド・レーガン大統領暗殺未遂事件の際、シークレットサービスのロバート・ワンコ捜査官が特注のブリーフケースからウジ短機関銃を取り出したあの象徴的な写真との比較を招いている。今週末に目撃されたMP7を携行する捜査官は、すでにネット上で同様の支持を集め始めている。

1981年のロナルド・レーガン大統領暗殺未遂事件直後、米シークレットサービスのロバート・ワンコ捜査官(左)が、所持していたウジ短機関銃を展開している。右側の路上には、ワンコが持っていたものか、現場の別の場所で別の捜査官が使用していたものか、ウジが隠されていたブリーフケースが見える。NARA

前述の通り、土曜日にワシントン・ヒルトンで目撃されたMP7を携行していた人物が、どの機関に所属しているのかについては、依然として疑問が残っている。

米国議会議事堂警察は、要人保護課(DND)でのMP7採用を公に表明していることから、特に有力候補である。ジョンソン下院議長や他の議員が出席していたことを考慮すれば、DNDの捜査官たちがホワイトハウス記者協会の晩餐会で警備にあたっていたのには、明確な理由があったはずだ。米国において下院議長は極めて重要な地位であり、その職にある者は、万一の事態に備えて大統領の次席後継者となる。


米国議会議事堂警察がMP7の導入を開始したのは、2017年の恒例の議会野球試合において、当時の下院多数党院内幹事スティーブ・スカリース(同じくルイジアナ州選出の共和党員)を含む4人が銃撃された事件がきっかけであった。犯人のジェームズ・T・ホジキンソンもその後の銃撃戦で負傷し、その後死亡した。当局は、ホジキンソンが同イベントで共和党議員を意図的に標的にしたと結論付けた。

「別の武器、M4、すなわち[5.56x45mm]アサルトライフルを配備する能力を有していることに留意すべきだ。我々は現在その能力を持っており、必要に応じて配備している」と、当時の米国議会議事堂警察長官マシュー・ヴェルデローザは2019年公聴会で議員らに語った。「MP7は、真のアサルトライフルと拳銃の間のギャップを埋めるような、ニーズを満たす武器を提供する観点から、理事会が我々に実施を指示したパイロットプログラムである。」

M4型カービン銃を装備した戦術担当官(左から3番目)を含む、米国議会議事堂警察の記念撮影。USCP

「現在、当署の要人保護課(DPD)のエージェントが特に使用しているMP7アサルトウェポンがあります」と、米国議会議事堂警察のショーン・ギャラガー副長官も2022年に述べた。「DPD全体の60~70パーセント近くがその武器の訓練を受けていると認識しています。」

ギャラガーの発言は、2021年1月6日の米国議会議事堂での事件を調査する下院特別委員会とのインタビューの中でなされた。

ホワイトハウス記者協会晩餐会でMP7を所持していた人物は、依然として別の機関に所属している可能性もあるが、その可能性は低いと思われる。シークレットサービスも別の可能性として挙げられている。しかし、シークレットサービスはP90を採用していることが知られており、機能的に類似したMP7を保有しているのかは不明だ。興味深いことに、4月24日、シークレットサービスはJ.P.エンタープライズ社に対し、「9mmピストル口径カービン」(詳細は非公開)の契約を締結している。これは同社の既存のJP-5またはGMR-15の設計に基づくものかもしれない。

また、当該人物のベルトに付けられているバッジから、FBI(連邦捜査局)の可能性も指摘されている。バッジは上部に鷲が描かれており、その翼がバッジ本体と完全に繋がっていない点が、FBIが特別捜査官に支給するバッジと同様である。FBIがMP7を採用しているという情報は確認されていないが、その可能性を完全に否定するものではない。一方で、米国議会議事堂警察の隊員も、長年にわたり、同様に翼が分離した鷲のバッジを着用しているのが確認されている。

米国議会議事堂警察の特別捜査官バッジ。こちらも上部に鷲が配され、翼が部分的に分離している。USCP

本誌は、シークレットサービス、FBI、米国議会議事堂警察に対し、追加情報提供を求めて取材を行った。FBIはコメントを控えた。

警護の対応は概ね意図した通りに機能したようだが、ホワイトハウス記者協会の晩餐会での銃撃事件は、警備プロトコルに関する疑問を投げかけている。特に公の場におけるトランプの警護に関してである。トランプは、大統領として、また候補者として、すでに複数回の暗殺未遂の標的となってきた。特に2024年にペンシルベニア州バトラーで行われた選挙集会で負傷したことは注目に値する。その事件をめぐり、シークレットサービス他の法執行機関は広く批判された

ホワイトハウス記者協会の晩餐会での銃撃事件は、シークレットサービスや他の機関における戦術、技術、手順のさらなる見直しを促すことになるだろう。2017年の襲撃事件を受けて米国議会議事堂警察がMP7を採用したような新型武器の導入につながるかは、まだ分からない。

少なくとも、MP7を携行するスーツ姿の無表情なエージェントの姿は、今週末のワシントン・ヒルトンでの銃撃事件の象徴的なイメージとして定着し始めている。■

ジョセフ・トレヴィシック

副編集長

ジョセフは2017年初頭から『The War Zone』チームの一員である。それ以前は『War Is Boring』の副編集長を務め、その署名記事は『Small Arms Review』、『Small Arms Defense Journal』、『Reuters』、『We Are the Mighty』、『Task & Purpose』など、他の出版物にも掲載されている。

MP7 Personal Defense Weapon Just Went Viral In Hands Of Tailored-Suit Wearing Agent

The cool under pressure agent yanked the MP7 from a discreet backpack after a shooter tried to storm the White House Correspondents Dinner.

Joseph Trevithick

Updated Apr 27, 2026 6:27 PM EDT133

https://www.twz.com/news-features/hks-mp7-personal-defense-weapon-just-went-viral-in-hands-of-tailored-suit-wearing-agent

 

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