2026年4月17日金曜日

F-47より冷遇されているF/A-XXで契約交付近づくと言われるものの、その後の展望には不安が絶えない

契約締結間近とはいえF/A-XXの長期展望に不確実性が消えないのはなぜか

Aviation Week

スティーブ・トリムブル

2026年4月13日

海軍は、空母という厳しい制約下での運用で戦闘半径750海里を持つ新型戦闘機を求めている

fighter on aircraft carrierクレジット:ノースロップ・グラマン

会による救済措置と、国防総省の文民指導部による土壇場での方針転換のおかげで、米海軍の次期空母搭載戦闘機の開発契約は、年内に交付の見通しとなった。

しかし、F/A-XXプログラムが14年間にわたる紆余曲折を経てきたにもかかわらず、ボーイングのF/A-18E/FおよびEA-18Gの後継となるステルス機が、今後10年以内に空母の甲板に就役するまでの道のりは依然険しい。

  • 海軍、F/A-XXの予算計画を再び引き締め

  • 空母の制約がF/A-XXの航続距離目標を制限

ボーイングかノースロップ・グラマンが率いる落札チームは、またしても予算上の逆風を乗り越えるだけでなく、設計上の厳しい制約にも対処を迫られる。

しかし、今年中に契約を交付するという国防総省の確固たる約束を勝ち取っただけでも、F/A-XXプログラムの支持者にとっては勝利のように感じられるはずだ。

1年前、このプログラムは頓挫したかに見えた。新たに就任したジョン・フェラン海軍長官は、着任後ほぼ直ちに選定プロセスを一時停止した。フェラン長官は当初、将来の空母航空団計画における有人機と無人機のバランスを見直す必要があると述べた。その後、彼はプログラムの一時停止決定について、競合する両チームがいずれも予定通りかつ予算内で航空機を納入できる信頼を失ったためだと説明した。統合参謀本部議長のダン・ケイン大将もこの懸念に同調し、昨年6月に議員らに対し、防衛産業が将来の戦闘機を「生産する能力」に疑問があるとの見解を示していた。

しかし、海軍の軍事指導部や主要な議員による同プログラムへの支持は決して揺らぐことはなかった。当時海軍作戦部長代理を務めていたジェームズ・キルビー提督は、ロッキード・マーティンF-35Cと並んで飛行する新型空母搭載戦闘機の必要性は有効なままと再確認した。

「中国はペースを緩めていないと思うし、我々も緩めてはならない。だからこそ、ここで前進し続けることが重要だ」と、キルビー提督は昨年6月、議員たちに語った。

議会はキルビー提督の立場を強く支持した。海軍は2026年度予算案において、F/A-XXプログラムにわずか7,400万ドルを要求し、この資金で両契約業者が設計を完了できると説明した。しかし、議員らは海軍の次世代戦闘機のため16億9,000万ドルを計上する決定をした。これには通常予算からの9億4,000万ドルと、「ワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法」に基づく7億5,000万ドルが含まれる。

この追加資金は、現段階における新型戦闘機開発プログラムへの期待額には依然として及ばない。対照的に、議会は今年、米軍の次期陸上配備戦闘機であるボーイングF-47の設計・製造開発段階を本格化させるため、空軍に34億5000万ドルを交付した。しかし、F/A-XX向けに承認された2026年度予算は、今年後半の契約授与というマイルストーンを乗り越えるには十分な額である。

今年以降、F/A-XXの開発を本格化させるという海軍の姿勢は不透明なままだ。F-47との比較は厳しい現実を突きつける。空軍は4月3日、次世代陸上戦闘機の本格開発2年目に2027年度予算で50億ドルを要求する計画を明らかにした。トランプ政権が議会に提出した史上最大規模の1.5兆ドル規模の国防費案にもかかわらず、2027年度予算案における海軍の「次世代戦闘機」の予算はわずか1億4000万ドルにとどまっている。

海軍のプログラムを軌道に乗せ続けるためには、F/A-XXの予算枠に数億ドル以上を追加するかどうかが、議員たちの判断に再びねられることになろう。

海軍がF/A-XXに求める性能要件は、この開発段階を複雑にする可能性がある。F/A-XXは、空軍のF-47が求める速度、航続距離、ステルス性の要件に及ばないと広く見られているものの、空母運用という制約が依然として海軍の戦闘機プログラムを困難なものにしている。

海軍が公表した性能要件の中には、スーパーホーネットよりも少なくとも25%広い戦闘半径を求めるものがある。これは、F/A-XXが少なくとも750海里の戦闘半径で配備されることを示唆している。

F-47に求められる1,000海里には遠く及ばないものの、海軍の仕様は野心的なものである。海軍は2024年、本誌に対し、F/A-XXは既存エンジンの派生型を搭載すると確認しており、航続距離を延伸させる適応型ターボファンエンジンは想定されていない。さらに、海軍はジェラルド・R・フォード級空母のカタパルトおよびアレスティング・ギアの重量制限を80,000ポンドと定めており、これによりF/A-XXの最大離陸重量および搭載燃料容量に上限が設けられている。■

スティーブ・トリムブル

Eメール:steve.trimble@aviationweek.com

スティーブは、ワシントンD.C.を拠点とする『エイビエーション・ウィーク・ネットワーク』で、軍用航空機、ミサイル、宇宙分野を担当している。


Nearing Contract Award, Long-Term Plan Eludes F/A-XX Program

Steve Trimble April 13, 2026

https://aviationweek.com/defense/aircraft-propulsion/nearing-contract-award-long-term-plan-eludes-fa-xx-program




0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントをどうぞ。