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ウクライナ戦の最新状況 二年目に入りロシア戦死者14万名と言われる中、めぼしい戦果が生まれないロシアは焦っている

ウクライナ無人機の攻撃を受けるロシア軍戦車 Image Credit: YouTube/Ukrainian military.


クライナ戦争が1周年の節目を迎えようとしている。

 紛争開始から363日目、ドンバスでの戦闘は休むことなく続いている。

 ロシア軍は侵攻1周年を前にバフムートの攻略を試みているが、ほぼ不可能な状況だ。



ロシア軍の死傷者

 ロシア軍はウクライナで兵士を失い続けている。

ウクライナ国防省は、火曜日現在、ウクライナ軍がロシア軍を約144,440人(負傷者はその2倍から3倍)殺害したと発表している。

 破壊された装備品は以下の通り。戦闘機、攻撃機、爆撃機、輸送機299機、攻撃・輸送ヘリコプター287機、戦車3,326両、大砲2,338門、装甲人員輸送車・歩兵戦闘車6,562両、多連装ロケットシステム(MLRS)471基、ボート・カッター18隻、5, 210台の車両と燃料タンク、243台の対空砲台、2023台の戦術的無人航空機システム、226台の架橋車などの特殊装備プラットフォーム、4台の移動式イスカンダル弾道ミサイルシステム、ウクライナ防空が撃ち落とした873個の巡航ミサイルなどだ。


ウクライナにさらなる武器を

 バイデン米国大統領は、ウクライナを訪問し、同国への新たな安全保障支援策を発表した。

 今回の武器供与はウクライナ軍が受け取り済みの大砲の弾薬が主だ。

 一方、ウクライナは西側諸国数カ国分の主戦闘戦車の最初のロットの受け取りを待っている。ウクライナ軍は、Challenger 2、Leopard 1、Leopard 2、M1A2エイブラムズの各主戦闘戦車を受け取る予定である。


地上での戦い

 地上では、ロシア軍は攻勢作戦を続けている。東部では、ロシア軍はクレミナ郊外からウクライナ軍を押し返そうとしている。

 9月以来、ウクライナ軍はクレミナに到達し、そこからさらに東にある重要な物流拠点スヴァトヴを解放しようとしている。スヴァトヴは東部とドンバスのロシア軍への供給拠点であり、ウクライナ軍がここを占領すれば、ロシアの攻撃作戦を大きく挫くことができる。

 ロシア軍はドンバス地方のバフムート、ヴュレダー方面でも攻撃作戦を続けている。しかし、各攻撃は代償が高く、特に先陣を切るロシア軍第155旅団と第40海軍歩兵旅団は、「戦闘不能」と思われるほど高い死傷率を出していると、英軍情報部は指摘している。

 「ロシア軍は、侵攻記念日が近づくにつれ、政治的圧力を強めているようだ。ロシアは、現地の実態にかかわらず、記念日に合わせてバフムートを奪取したと主張する可能性が高い」と英情報部は最新情報の中で評価している。

 「ロシア軍の春攻勢が何も達成できなかった場合、ロシア指導部内の緊張は高まるだろう」と英軍情報部は付け加えた。

 ロシア国内の緊張は今に始まったことではない。

 悪名高い民間軍事会社ワグナー・グループは、ロシア国防省から十分な支援を受けていないとし、弾薬補給さえ十分でないなど、常に不満を口にしている。■


Putin The Desperate: 144,000 Dead In Ukraine And Nothing To Show For It?


ByStavros Atlamazoglou

https://www.19fortyfive.com/2023/02/putin-the-desperate-144000-dead-in-ukraine-and-nothing-to-show-for-it/


Expert Biography: A 19FortyFive Defense and National Security Columnist, Stavros Atlamazoglou is a seasoned defense journalist specializing in special operations, a Hellenic Army veteran (national service with the 575th Marine Battalion and Army HQ), and a Johns Hopkins University graduate. His work has been featured in Business Insider, Sandboxx, and SOFREP.


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