VIRGINIA BEACH, Va.– 突撃舟艇部隊4の隊員が、2023年2月10日、統合遠征基地リトルクリークで、高高度気球から回収した物質を連邦捜査官に輸送する準備をしていた US Navy Photo
米北方軍司令部は金曜日、海軍と沿岸警備隊が中国の高高度監視気球の残骸のサウスカロライナ州沖での回収を終えたと発表した。
「回収作業では、米北方軍隷下の米海軍が、2023年2月4日に撃墜された中国高高度監視気球の残骸の位置を特定し回収することに成功し、サウスカロライナ州沿岸で2月16日に終了した」 とNORTHCOM声明は述べている。「破片は、これまでの地表地下の破片回収と同様、防諜のためバージニア州の(FBI)施設に移送されている。米海軍と沿岸警備隊艦船は同地域から退去した。空と海の安全境界線は解除された」。
木曜日の夜遅く、海上追跡データによると、契約しているオフショア供給船HOS Rosebudは、バージニア州の統合遠征基地リトルクリーク-フォートストーリーに向け航行中だった。揚陸艦USSカーター・ホール(LSD-50)と海軍第2爆発物群のダイバーも気球の残骸(外郭200フィートと数千ポンドの監視ペイロード、リージョナルジェット機の大きさに相当)を除去していた。
USNSパスファインダー(T-AGS-60)、誘導ミサイル駆逐艦USSオスカー・オースティン(DDG-79)、誘導ミサイル巡洋艦USSフィリピン・シー(CG-58)も墜落直後に現場に到着していた。
2023年2月8日、バージニア州バージニアビーチ沖を航行中のHOSローズバッド。 Photo by John Morgan used with permission
AIM-9X対空ミサイルを発射したF-22ラプターに約65,000フィートで撃墜された気球の破片は、深さ約50フィートでわずか約1平方マイル(約1.6平方キロメートル)に落下した。深さが浅く、残骸が密集しているため、迅速に集めることができたと防衛当局者はUSNI Newsに語った。
現在、材料を手に入れたFBIは、バージニア州クアンティコの研究所で残骸を分析する。
サウスカロライナ沖での撃墜以来、NORTHCOMは2月10日にアラスカ上空、2月11日にカナダ・ユーコン準州上空、ミシガン州近くのヒューロン湖上空の3つの気球を破壊した。昨日のホワイトハウスでの発言で、ジョー・バイデン大統領は、未確認物体三個は中国から飛来したものではない、と述べた。
「この3つの物体の正体はまだわからないが、中国のスパイバルーン計画とか、他の国の監視車両であるのを示唆するものは今のところない」とバイデンは述べた。「民間航空交通への危険と、機密施設上空の監視リスクを排除できなかったため、ら3つの物体を撃墜する命令を下した」。
撃墜された3つのうち、1つはイリノイ州のアマチュア無線と気球の趣味のグループに属する可能性があると、木曜日にAviation Weekが報じた。
北イリノイ・ボトルキャップ・バルーン旅団は、彼らの高空飛行のピコバルーンがユーコン上空で撃墜された物体であったかもしれないと懸念している。■
Navy, Coast Guard Wrap Chinese Spy Balloon Recovery off South Carolina - USNI News
By: Sam LaGrone
February 17, 2023 12:28 PM
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