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ウクライナ軍向け西側戦車の供給、要員訓練がはじまった。ロシア軍の攻勢を戦車部隊増強まで持ちこたえるのがウクライナの課題だ


British MOD


ウクライナ軍はイギリス軍とチャレンジャー2の訓練を順調に進めており、一方でレオパルド2の出荷が始まった。



国防省は、ウクライナ軍がチャレンジャー2「ドライバー訓練用戦車」(上部構造に教官用スペースがある無砲塔型)で訓練を行う写真を公開した。

 ウクライナ軍は、1月29日に最初の戦車クルーが到着してから、チャレンジャー2の訓練を始め1週間も経っていない。

 最新の戦車については、ウクライナに寄贈された4台のカナダ製レオパード2A4戦車の最初の1台が、ノバスコシア州ハリファックスでカナダ空軍C-17に積み込まれ、輸送中であることが判明した。レオパルド2A4は複数国から寄贈され、ウクライナの近代化戦車部隊の基幹となる。

 ウクライナが既に保有している戦車に関してはウクライナの最新鋭国産戦車であるT-84U Oplotがある。

 同型戦車は、前線北部のハリコフ州の部隊で使用されているという。映像の中でウクライナ軍要員は、ウクライナが使用中の旧式ロシア製戦車と対照的に、「スポーツカー」のような印象的な操縦性に触れている。また、オプロットのサーマルサイトは、ロシアに対して200〜300メートルのアドバンテージがあると主張している。最初の一撃が決め手となることが多い機甲戦では、この差は大きな違いとなる。

 レオパード、チャレンジャー、M1エイブラムスに比べれば数は少ないが、オプロットはウクライナ装備でも最高の装甲車両だ。かつて主要な敵であった西側諸国の装甲車両と一緒に戦う日が来るかもしれない。


最新情報

 英国国防省が2月4日に発表した情報によると、ロシアはウクライナの占領地域をロストフ・オン・ドン市に本部を置く南部軍管区に編入したとのことである。

 ハリコフから国境を越えたロシアのベルゴロド地方で火災が発生し、石油備蓄基地と製鉄所が燃えた。製鉄所はクリミア半島に架かる橋の補修工事に携わっているとされ、ウクライナの攻撃によるものかは不明。

 エネルホダール市では、自動車爆弾が協力者を狙ったため、反政府戦争は占領下のロシア軍と協力者にとって脅威であり続けている。

 マリウポリからの映像は、ロシア占領軍が市内の劇場の取り壊しを続けていることを示している。12月、衛星画像は、占領軍が視界から劇場を隠すため、劇場の周囲に高い壁を建設していることを示していた。

 ロシア軍は昨年春、同市の包囲時にシェルターとして使用されていた同劇場を爆撃し、少なくとも300人が死亡したことで悪名高い。

 NATOの自走砲は、フランスのCAESARとドイツのPzH2000 155mm砲の2種類がウクライナに配備されている。CAESARはVuhledar近郊での戦闘で射撃任務に就いており、PzH 2000の1基は砲塔に追加装甲板を装備している。

 最後に、ロシア軍需産業へのトルコの輸出について、Wall Street Journalから驚くべきレポートが出た。貿易データの調査によると、ロシアの戦争に関与したとして米国の制裁下にある少なくとも10のロシア企業に対しトルコ企業13社が、少なくとも1850万ドルの製品を販売したことが報告されている。■


 Ukraine Situation Report: Kyiv’s Modern Tank Corps Begins To Take Shape


BYSTETSON PAYNE|PUBLISHED FEB 4, 2023 8:16 PM

THE WAR ZONE

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