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米空軍、米海軍それぞれのNGADプログラムはどこまで進んでいるか。見えてきた2030年代の第六世代戦闘機の姿。

 


テルス、超音速、半自律型の第6世代戦闘機は、重武装した敵の空域を探知されずに機動し、レーダー探知を回避して...。敵のコマンド・コントロール・システムをEW兵器で妨害し、AIを駆使したコンピューティングで数ミリ秒で照準データを収集・分析・送信し、近くのドローン群を操作し、極超音速ミサイルを発射し、戦闘機発射の精密レーザー兵器で敵機を焼却する... すべて、あまりにも速く、ステルス飛行しているため狙われない。



 この仮説ミッションをさらに一歩進めると、第6世代戦闘機が完全自律性で任務多数を遂行するだけでなく、合成生物学を利用し敵攻撃で損傷した外部構造を再生・修復する、一種の自己再生コーティングや複合装甲も備えて運用されていたらどうなるか。

 2030年にすべて現実になっているかもしれない。

 開発中の技術的属性の実現は、ほぼ完全に、未知の、いや、謎めいた未来の戦争環境に備え、予測をめざすペンタゴンと業界のイノベーションの継続的ペース次第だ。実現し、互いに協調して補完し合うように統合するには、先見的な思考とある程度の推測、そして最高の概念的理論化と科学的有望性の初期証拠を組み合わせた芸術と科学の微妙なブレンドが必要だ。

 このような複雑な、しかし非常に必要な感性と科学の混合は、数十年後の戦争に備える国防総省の取り組みの趣旨をよく表していると言える。国防高等研究プロジェクト局DARPAやロッキードのスカンクワークス、レイセオンの先端概念技術(ACT)ユニットのような組織が存在するのは、このためだ...一見不可能に見える領域を探求し、未実現の軍事技術を革新するためだ。


米海軍がF/A-18スーパーホーネット後継機として第6世代F/A-XXをめざす

F/A-18スーパーホーネットは、何十年にもわたって主力戦闘機として活躍し、長年のアップグレードの成功により、当初の耐用年数を超えている。では、今後数十年のに、海軍はどのようにして海洋での高度な大国の脅威に対応するのでか?答えは、海軍が明確かつ決定的に出している...第6世代F/A-XX空母発進ステルス戦闘機、現在開発中の次世代プラットフォームは、今後数年で登場すると予想されている。

 空軍の第6世代次世代航空優勢NGADは、明らかに保安上の理由からほとんど何もわからないままだが、海軍の第6世代はどうでか。同様に、これもほとんど何も聞かれないが、しかし、この取り組みには明確な「必要性」があり、海軍が重点が置いているのは明らかだ。

 2021年発表の「Navy Aviation Vision 2030 - 2035」という海軍文書では、海軍のF/A-XX NGAD機が「システムファミリー」となるだけでなく、2030年代にスーパーホーネットに取って代わるとの明確な声明を出しています。

 「具体的な能力や技術は開発中だが、より長い航続距離とより速い速度、パッシブおよびアクティブセンサー技術の導入、将来的に計画される長距離兵器を運用する能力が必要であると分析されている」と、本文は述べている。

 F-35Cを補完し、F-35Cとともに飛行する新しい「ストライクファイター」として意図された第6世代航空機は、おそらくステルス性、AI対応、F/A-18やF-35Cよりもはるかに高速でありながら、パラダイムを変える前例のない新しいイノベーションを取り入れる能力に最大の差が生まれる可能性がある。新型機は、極超音速兵器を発射し、有人または無人の自律型航空機として動作し、有人・無人のチームワークと新世代のセンシング、武器、ネットワーク技術を活用することになるだろう。


 興味深いことに、海軍文書では、新しい空母艦載第6世代航空機は、高脅威地域での空母の継続的な運用を可能にすると指摘している。おそらくこれは、新しいF/A-XXを海上から運用し、後続の空母航空団全体の航空優勢を確立するのに役立つといいたいのだろう。確かに、この種の先進的機材は、海上戦に新しい次元の「兵力投射」をもたらし、重武装かつ低ステルス性機が攻撃するため「空中回廊」を開く可能性がある。

 海軍の戦略文書には、「F/AXXが搭載する先進的な空母ベースの兵力投射能力は、高度な脅威環境においてCVNの存在感を維持する」とある。

 海上での航空優勢は、空母打撃群がF-22や他の陸上第5世代戦闘機で到達できないほど沖合にある場合、確かに重要だ。例えば、F/A-XXが敵機を破壊するのに十分なステルス性と速度を持ち、敵のレーダーや防空網を無効にできれば、空母打撃群は、中国の反アクセス/領域拒否戦略の克服に非常に有利な立場に立つ。特に、第6世代航空機が小集団で、あるいはステルス性のある有人・無人システムのファミリーとして運用できれば、前方監視を行い、2000マイルから空母を攻撃できるとされるDF-26など、中国の空母キラーミサイルの発射場所を特定できる可能性がある。第6世代空母艦載機は、空中の「ノード」または前方偵察として、ステルス、スピード、ネットワークを駆使して、攻撃してくる対艦ミサイルを探知し、迎撃する可能性さえある。このような戦術的能力は、もちろん新次元のネットワーク技術で実現し、複数プラットフォームが、遠距離領域にわたって、時間的に敏感な情報および標的データを収集、整理、送信できる。AIの新しい応用は、光通信、暗号化されたRF信号、新たに強化されたデータリンクなど画期的なトランスポートレイヤー技術と組み合わされる。そして何より、これまでバラバラだったプラットフォームが、領域横断的な相互運用性をサポートする技術インフラの恩恵を受ける。


空軍のNGAD第6世代機は飛行開始済み

空軍の第6世代ステルス戦闘機は、公の場から隠されてはいるものの、空へと飛び立ち、この極秘または「ブラック」プログラムについてほとんど何も知られていないままだ。デジタル技術が功を奏し、予定より数年早く、すでに飛行しているという事実から、空軍上層部は楽観的になっている。ステルス構成、武器、ミッションシステムに関する詳細は明らかにされていないが、空軍の上級幹部は、急速に発展中の次世代航空支配に向けた運用コンセプトを議論している。

 重要なコンセプトのひとつに、フランク・ケンドール空軍長官がいう「作戦上の必須事項」(将来数十年にわたる空軍の戦略的コンセプトや目標)との連携がある。ケンドール長官はじめ空軍関係者は、NGAD構想について、ドローンや有人・無人チーム化技術で強化された「システムファミリー」としてプラットフォームを開発することと説明している。昨年秋の空軍協会シンポジウムでケンドール長官は、NGADが空中から一度に5、6機ものドローンを制御すると期待していると述べている。戦闘協力機Combat Collaborative Aircraft, CCAと呼ばれる第6世代の「忠実なウイングマン」ドローンは、NGAD「ファミリー」システムの伴走支援機として、設計・製造が始まっている。空軍上層部は、第6世代ファミリーの概念的な意図は、「争奪戦」の環境で、敵の高度な防空、航空機、兵器システムへの攻撃作戦にあると明言している。ハイエンド大国間戦争での生存性が、第6世代の設計と運用コンセプトの基礎だ。

 「敵が優勢な空域で作戦を実行し、機動の自由を確立する能力を持つ航空機が必要だ。何十年も前に成功した非搭乗型プラットフォームがある」。空軍の調達担当次官補でアンドリュー・ハンターは、昨年秋のAFAで、「敵優勢空域で運用できるプラットフォームを持つことは挑戦的だ」と述べている。

 ネットワーク化した複数のCCAが、有人の「ホスト」機と緊密に連携し動作する構想は、新たな戦術的可能性をもたらす。ドローンを空中でコントロールすることで、地上局を経由したデータ送信が不要となり、レイテンシーが短縮され、一刻も早く必要となるデータ通信を効率化し、センサーからシューターまでの時間を大幅に短縮できることは言うまでもない。例えば武装した前方ドローンは、ターゲットを自律的に特定し、オンボードのコンピューター処理で安全なスタンドオフ距離から敵のターゲットを発見し破壊することを可能になる。高度なアルゴリズムとAIを利用したデータ処理で、バラバラで分離したセンサー情報の流れから、多くのミッション変数を分析できるようになる。

 CCAは、前方監視、敵防空網の遮断や制圧、さらには指揮統制能力を持つ人間の指示による武器による攻撃など、敵地での極めて高リスクの任務を遂行するため、より低コストで消耗品となる必要がある。この点について、ケンドールは、有人第6世代航空機1機が、攻撃用ドローンをコントロールする可能性があると付け加えた。

「パイロットは、そのフォーメーションのクォーターバックやプレイコーラーとなる。そして、そのキラークラウドにあらゆる武器を含む様々なミッションシステムやセンサーを装備できる...これらを非常に創造的に採用し、敵対者にとって非常に難しい問題を作り出すのです」と2022年空軍協会シンポジウムでWarriorに語った。

 また、空軍がヨーロッパと太平洋などの特定の作戦環境を想定した2種類のNGADを開発する可能性もあります。太平洋で運用するNGADは、大型燃料タンクによって長距離を移動しながら、「滞空時間」や作戦攻撃オプションを確保できるメリットがある。一方、ヨーロッパでは、国土が非常に近いため、小型で高速な機体が開発されるかもしれない。確かに、2つの異なる機体を持つことは、「ファミリー・オブ・システム」のコンセプトと密接な関係がある。


F/A-18スーパーホーネットはいつまで残れるか

海軍の空母艦載機F/A-18スーパーホーネット・ブロックIIIは、期待以上の性能を発揮し、予定耐用年数を超えて飛行しているが、今後数年間も戦闘に投入されそうだ。

 同戦闘機は近年、新型コックピットディスプレイ、赤外線ターゲット技術、コンフォーマル燃料タンク、武器のアップグレード、外部武器ポッド、「マジックカーペット」と呼ばれる空母着陸ソフトウェアなどを受けている。しかし、レガシー機によくあることだが、アップグレードには限界があり、海軍が極秘裏にF/A-XXステルスに激しく動いているのは、そのためだ。

 B-52やF-16のようなで旧式機ではよくあるが、F/A-18の機体は当初考えられていた6,000時間というミッション時間を超えても、何千時間もの飛行時間を維持できる。アップグレード、維持管理、耐用年数延長計画、センターバレル部の機体構造メンテナンス、改造、補強により、当初より数十年上回る10,000時間の戦闘時間を実現している。

 機体のその他のップグレードには、20度の視野を持つバイザーとデジタル通信システムラジオ(MIDS) - Joint Tactical Radio System、ラジオ、MIDS - Joint Tactical Radio System、デジタル記憶装置、分散ターゲットシステム、赤外線サーチ&トラック(IRST)、APG-79アクティブ電子走査アレイレーダーの継続的進歩、海軍兵器開発者が近年述べているジョイントヘルムマウントキューイングシステムを追加する。

 コンフォーマル燃料タンクの追加で、機体はわずかに「丸みを帯び」、敵のレーダーに探知されにくくなる。また、滞空時間が大幅に延長され、敵地上空でより長く待機し、1回のミッションでより多くのターゲットを攻撃できる。これは、太平洋地域のように、純粋な「距離の暴力」で広大な地理的な広がりがあり、海上からの航空戦力の投射と維持が困難な地域では、非常に重要な意味を持つことになりそうです。IRST Infrared Search and Track技術は、近年F/A-18に組み込まれた次世代ターゲティングシステムで、ターゲティングレンジと解像度を向上させる一方で、「ジャミング」EWのような戦闘脅威環境でも弾力的に機能し続けるためにセンサーネットワークを「硬化」させる。

 F/A-18スーパーホーネットの存続は、空母発射型のF-35Cの段階的な登場や、航空戦闘のフォーメーションや兵力を投射する能力の面で純粋な「質量」を維持する必要性など、重要な理由があるので驚くべきことではない。例えば、アメリカ海軍は最近、太平洋で「デュアルキャリア」訓練作戦を実施した。これは、ネットワーク化し、海上から大量の航空機を発艦し、敵エリアを航空攻撃で覆い、攻撃オプションを増やし、陣形を拡大して航空パワーで敵を「圧倒」する能力を示す訓練だった。先進的なネットワーク技術とF/A-18の持続的な開発努力でこれが可能になった。確かにステルス性の高いF-35Cは供用中で、配備も続いているが、広い範囲に大規模な空母航空団の攻撃を集中させるには、まだ運用機数が不足気味だ。そこでF/A-18の出番となる。ステルス性の高い第5世代機、そしておそらく爆撃機も、敵の防空体制を破壊して「空中回廊」を作り、ステルス性の低い第4世代機が攻撃に向かう。

 太平洋における中国のような大規模ライバル国との交戦には、米国が空母艦載機の大部分を投入し広い攻撃範囲をカバーし、台湾包囲を狙う中国の試みを空から阻止し、敵を圧倒し破壊するため空爆を続ける必要がある。複数の報道によると、ボーイングはF/A-18の生産をまもなく停止する可能性があり、第5世代、第6世代の空母艦載機が登場すれば、スーパーホーネットもいずれ寿命を迎えると示唆している。このため、米海軍は近年、既存機体のアップグレードと改良を進めつつ、F/A-18の増備を要求している。また、米海軍が将来的に大量のF-35C空母艦載機(ステルス機)の配備を計画しない限り、F/A-18スーパーホーネットがすぐに消えることはないだろう。...少なくとも、F/A-XXの十分な機数が到着するまでは。■


Air Force & Navy 6th-Gen Stealth Jets Take Shape for Future War - Warrior Maven: Center for Military Modernization


Kris Osborn is the Military Affairs Editor of 19 FortyFive and President of Warrior Maven - Center for Military Modernization. Osborn previously served at the Pentagon as a Highly Qualified Expert with the Office of the Assistant Secretary of the Army—Acquisition, Logistics & Technology. Osborn has also worked as an anchor and on-air military specialist at national TV networks. He has appeared as a guest military expert on Fox News, MSNBC, The Military Channel, and The History Channel. He also has a Masters Degree in Comparative Literature from Columbia University. 


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