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ウクライナ:旧式APCも十分役立っているようだ。その他現地ニュース(3月18日現在)

 



ウクライナへ寄贈された装甲兵員輸送車APCが、バフムートでロシア軍陣地に突撃する映像が公開された





道装甲車両と重機関銃の騒音が、東ウクライナの機械化戦争の楽器だ。

 ウクライナ軍撮影による興味深い映像では、M113とオランダが供給したYPR-765(M113をベースにしている)がワグナーPMCの陣地を攻撃する様子が報告されており、APCの後ろには悲惨で分裂した地獄絵図だけ写っている。映像は、第一次世界大戦の雰囲気が非常に強い。

中隊規模の部隊の車両は、順次前進、後退を繰り返し、 敵砲火を前に、部隊が注意しながら進んでいる。

 開戦1周年を迎え、ロイド・オースティン米国防長官は米国は「機械化歩兵数個旅団を訓練し装備を与えている」とCNN取材に述べ、厳しさをます前線でロシア防衛陣を突破できると語った。新しい旅団と高度な装備の組み合わせはまだ戦場に届いていない。

 しかし、ロシア戦線を突破するためには、先進的な装甲車だけでは不十分である。戦争末期の戦闘で示されたように、装甲車は歩兵や他のユニットから必要なサポートがないと、死の罠となる。

 3月15日にザポリツィア州のノヴォダニリヴカ近郊で行われたウクライナ軍の攻撃失敗の報道がその残酷な例だ。映像では、開けた場所で数台の装甲車が燃えているのが確認でき、ロシア側は、この攻撃を撃退したとした。

 いずれにせよ、100年前の塹壕戦が東ウクライナの泥沼で再現されたとしても、ロシア占領下のクリミアでの攻防と解放計画は、ウクライナに送られる西側の最新鋭装甲戦闘車両に依存するだろう。

 老朽化したM113とYPR-765は、より近代的な後継車両と比較して「先端の戦闘車両」とは言い難いが、この戦いでどれだけの役割を担っているかが分かる。これは驚くべきことであり、恐ろしいことでもある。ウクライナは明らかに、理想的とは言い難いものの、手持ちの装甲車両でやりくりしている。








最新情報

プーチンがクリミアを訪問

プーチンは、ロシアがウクライナからクリミア半島を奪取したと宣言してから9年目の今日、現地に行った。ちょうど昨日、国際刑事裁判所が本人を戦争犯罪で告発した。自分で運転して移動しているようだ。ロシアが1年以上前にウクライナへの全面侵攻を始めてから、クリミアを訪問するのは初めてだ。ロシア報道では、プーチンは黒海艦隊の本拠地セバストポリに滞在中、美術学校と児童センターを訪問したという。


ロシアが徴兵制度を拡大

 英国国防省が土曜日に発表した情報では、ロシアは継続的な損失を考慮し、徴兵制要件をまもなく調整するとある。報告では、ロシア下院(立法府)を通じ、徴兵年齢を18~27歳の男性から21~30歳の男性に変更すると提案されていると指摘した。同報告書は、法案が「可決される可能性が高い」と評価し、2024年1月に施行されるとしている。

 ロシアの徴兵制は、ウクライナがハリコフ地方で反撃に成功したことを受けて9月に実施した「部分動員」とは別のものだ。ウクライナでの兵役は厳密には禁止されているが、「数百人が行政上の手違いや契約締結の強要によって兵役に就いたと思われる」と最新情報は指摘している。

 現在、18歳から21歳の男性のほとんどは、高等教育を受けるため免除を主張しているが、年齢層が変われば、部隊が増え、兵役を強制されることが確実となる。徴兵が増えれば、結果的にウクライナで働く兵士が増え、徴兵された兵士が前線から離れた場所で後方勤務する。


バフムート南方アヴディフカが次の焦点か

 ドンバスでの戦闘が今週も激化する中、10年近く前線にあるウクライナの町で、新たな包囲網の企てが懸念されている。ロシア軍は、バフムートの戦闘から50km南下し、ドネツク市と空港の要塞からわずか数マイル北に位置するアヴディフカAvdiivkaに再び戦力を集中させていると報じられている。

 2014年にドンバス戦争が始まって以来、近隣の戦闘に耐えてきたため、町の西側の広々とした地形は、脱走や迅速な包囲に対し脆弱だと懸念されている。エミール・カステヘルミ(@emilkastehelmi)がスレッドで説明しているように、アヴディフカは近いうちにバフムートの包囲網と対になる可能性がある。

 同地域ではここ数日、戦闘が増加しており、特に街の北側のクラスノホリフカの近くでは、戦闘が激化している。3月17日にロシアの空爆がアヴディフカを狙い、住宅用高層ビル一部が倒壊する被害が出た。赤外線映像では、その後の同地域のウクライナ側陣地への空爆も確認されている。

 さらに、サンクトペテルブルクから動員されたロシア人によるものとされる最近のビデオでは、同地区での攻撃で70%の死傷者が出たと主張している。

 カステルヘミが指摘するように、ロシアが町を完全に包囲しなくても、町の防衛を続けるウクライナには負け戦になる。バクムートへの西側アプローチと同様、ウクライナ軍が援軍や脱出で頼る道は、ひどく開けた場所にあり、側面からの攻撃には脆弱だ。

 バフムートでは双方に多大な犠牲と装備品が出たため、同様の規模の2度目の攻撃となると、ウクライナの消耗が懸念されるだけだ。


ロシアがクリミア防御を強化

 さらに南では、ロシアがウクライナの攻撃を想定して、占領地クリミアの要塞化を続けている。イシュンの町の南、地峡西側で建設が進んでいる様子を通行人がビデオに収めた。

 ロシアは新しい要塞を建設しているだけではない。アゾフ海の海岸線では、アラバト海峡の南端にあるアラバト要塞にロシア軍がいることが衛星画像で確認できる。17世紀にオスマントルコ軍が築いた同要塞は、1853~1856年のクリミア戦争、ロシア内戦、第二次世界大戦で戦われた。

 最近では、2014年にクリミアを併合して以来、ロシア軍が砦を占拠している。衛星画像では、要塞周辺の塹壕線と戦闘態勢から再び戦争の準備に入ったことがわかります。


 絵に描いたような映像は、雪が降る中、光量の少ないM142 HIMARSの発射を捉え、誘導ロケットの煙跡が太陽光線に照らされながら筋を引く様子を映し出しています。




 ウクライナのイヘリアンOBON分離特殊目的大隊が試射するDSS PZD 556軽機関銃の映像も映し出されている。NATO 5.56 x 45mm装弾で、FN Herstalの由緒あるMinimiやアメリカのM249 SAWに似ているように見えます。





 最後に、ウクライナ軍は、"Shahid "として知られる、武装ロボットの使用を開始した。土曜日投稿のビデオでは、ウクライナ軍が頭上のドローンと4輪ロボットを使って、ロシアの陣地を攻撃している。


 MON-90対人地雷と12キログラムのTNTを搭載したロボットは、そのペイロードが爆発すると、かなりのパンチ力を発揮する。上空のドローンからの映像は、別の兵士がロボットを走らせ、その結果生じる爆発を映し出している。■


Ukraine Situation Report: Armored Personnel Carriers Make A Charge In Bakhmut


BYSTETSON PAYNE|PUBLISHED MAR 18, 2023 9:22 PM

THE WAR ZONE


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