2026年5月22日金曜日

イラン戦争で米欧の戦略的同盟が崩壊する姿を我々は見させられているのだろうか

 French President Emmanuel Macron, Italian Prime Minister Giorgia Meloni, British Prime Minister Keir Starmer, and German chancellor Friedrich Merz, arrive at the Elysee Palace to talk about navigation in the Strait of Hormuz, on April 17, 2026.

2026年4月17日、ホルムズ海峡の航行問題について協議するため、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、イタリアのジョルジア・メローニ首相、英国のキア・スターマー首相、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相がエリゼ宮に到着した。Jeanne Accorsini/Sipa - WPA Pool/Getty Images

欧州大陸はワシントンに頼るべきではないと学びつつある

  • Defense One 

  • ファラ・N・ジャンペンシルベニア大学上級講師

  • 2026年5月19日 午後2時45分(米国東部時間)

2026年2月28日に米国とイスラエルによるイランへの攻撃が始まって数日後、スペインのペドロ・サンチェス首相は、70年以上にわたり米軍が駐留してきたロタ海軍基地とモロン空軍基地の使用を米軍に拒否した。

「我々は主権国家であり、違法な戦争には加担したくない」とサンチェスは述べた。これに対し、ドナルド・トランプ米大統領はスペインに対する全面的な貿易禁輸措置をちらつかせて応じた。

数週間後、トランプの欧州における最も親密な同盟国で彼の2回目の就任式に招待された唯一のEU首脳イタリアのジョルジア・メローニ首相が、ワシントンとの決別を公然と表明した。

「意見が合わない時は、そう言わなければならない」と彼女は述べた。「そして今回、我々は同意しない」。その後、ローマは南イタリアの基地での米軍爆撃機への給油を拒否した。

これらは些細な外交上の摩擦ではない。同盟政治と核安全保障の研究者として、筆者は戦術的な意見の相違よりはるかに大きなものを見ている。イラン戦争による最も重大な犠牲者は、テヘランにいるわけではないかもしれない。それは同盟国としての米国の信頼性であり、それとともに、大西洋横断同盟そのものかもしれない。

イラクとの比較は誤解を招く

米国とイスラエルによるイランへの空爆は、欧州同盟国との事前の協議が事実上一切ないまま実行された。トランプ政権は、NATO加盟国を戦略的意思決定の参加者としてではなく、徴用されるべき、あるいは支援を拒否した場合には懲罰の対象となる後方支援のインフラとして扱った。

欧州各国政府は、米国との関係が最も深い国々でさえ、作戦への参加を拒否した。これに対しトランプ政権は、スペインへの禁輸措置の脅しや、ドイツからの米軍5,000人の撤退をもって応じた。

「米国は決して忘れない!!!」トランプは2026年3月31日、Truth Socialにこう投稿した

ワシントンでは、これを2003年の再来と見なすのが常だった。当時、フランスとドイツはイラク戦争に反対した。2003年1月、ドナルド・ラムズフェルド国防長官は、フランスとドイツを「旧ヨーロッパ」と一蹴し、ポーランド、チェコ、ハンガリーを含むポスト共産主義の「新ヨーロッパ」に接近を図った。

一見、この類似点は説得力がある。中東での米国による一方的な戦争、欧州の参加拒否、そして大西洋を挟んだ非難合戦。

しかし、この比較は隠れているものの方が多い。2003年、米国は欧州を連合に加えたがっていた。ジョージ・W・ブッシュ政権は国連の承認を求め、同盟国を懐柔し、欧州の拒否を対処すべき問題として扱った。

2026年、トランプ政権は欧州の関与をそもそも望んでいない。同政権は同盟国をただ乗りと見なし、経済的強制で威嚇している。同盟国の躊躇を交渉の材料ではなく、報復の理由として扱っているのだ。

より根本的な違いは構造的だ。2003年当時、大西洋横断同盟は依然として、集団防衛、自由貿易、そして国際的なルールに基づく秩序への共通のコミットメントの上に成り立っていた。

今日、トランプ政権は、NATO、ロシア・ウクライナ戦争、あるいは貿易や移民を規律するルールに関しても、従来米国を欧州のパートナーと結びつけてきたコミットメントを共有していない。

2003年のイラク戦争をめぐる意見の相違を覆い隠し、ニコラ・サルコジ大統領が2009年までにフランスをNATOの指揮下へ再統合することを可能にした共有された価値観は、もはや修復の役割を果たすには存在しない。

2026年4月、ハンガリーにおけるヴィクトル・オルバーンの16年にわたる支配が崩壊したことで、トランプは主要な欧州諸国政府の中に、真剣な政治的同盟国を失った。

真の先例はスエズである

より示唆に富む先例は、さらに過去に遡る。1956年、英国とフランスは、イスラエルと連携し、スエズ運河をめぐってエジプトと戦争状態に突入したが、その計画をアイゼンハワー政権から隠蔽していた。これに対しワシントンは、英ポンドを暴落させると脅し、ロンドンとパリを屈辱的な撤退へと追い込んだ。

この危機は、英国がもはや独立した大国ではないことを受け入れた瞬間として記憶されている

しかし、そのより重要な遺産は戦略的なものであった。スエズ危機は、ヨーロッパの米国への依存の深さを露呈させた。その屈辱が、シャルル・ド・ゴールによる独立したフランスの核抑止力の追求を後押しした。また、この危機は欧州統合を加速させ、真の戦略的自律性の実現が世代を超えたプロジェクトとなるという認識を植え付けた。

イラン戦争は、その教訓の条件を逆転させている。1956年、欧州諸国はワシントンから独立して行動することはできないと学んだ。2026年、彼らはワシントンの同意が得られるとは限らないこと、そして米国が彼ら抜きで、彼らの公言した利益に反し、経済的犠牲を強いる形で行動することを学んでいる。

パターンは同じだ。米国への依存は持続不可能であり、自律的な能力はもはやオプションではない。変わったのは、欧州が今や財政的、経済的、軍事的手段を、かつては考えもしなかったような方法で活用する意思を持っているという点だ。

EUによるウクライナへの900億ユーロの共同融資は、自律的な欧州の戦略的姿勢を示している。米国による関税措置に対してEUの「反強制」貿易措置を発動する議論や、フランスの核戦力拡大、抑止力の「欧州化」の提案も同様である。

こうした戦略的姿勢については数十年にわたり議論されてきた。イランとの対立が、それらを現実のものとしている。

これはまだ欧州の戦略的自立とは言えない。欧州は依然として、米国の防空、衛星能力、情報に軍事的に依存している。

例えば、ホルムズ海峡の封鎖は、米国の液化天然ガス、ロシアのパイプライン、中東の炭化水素、そして中国が支配する再生可能エネルギーのサプライチェーンをめぐる、不快なエナジーの現実と向き合うことを強いている。エナジー安全保障への利用可能な道筋のいずれも、信頼できるパートナーを経由するものではない。

フランスとドイツは、統合をどのように進めるべきかについて、ほぼすべての詳細において依然として意見が一致していない。しかし、自律のための政治的条件――すなわち、戦略的意思決定の共有においてもはやワシントンを信頼できないという欧州共通の認識――は、過去のいかなる危機も生み出せなかった形で結晶化した。

1945年からの「大西洋横断協定」は、米国の安全保障上の保証と引き換えに、欧州が世界戦略で従属的な立場をとると定めていた。2003年のイラク戦争はその協定にひびを入れ、トランプ政権第一期は協定に亀裂を生じさせ、イラン戦争はそれを完全に破綻させた。

これに取って代わるものは、新たなパートナーシップではない。それは、時として利害が重なりつつも、戦略的展望がますます乖離しつつある二つの大国間の並行関係となるだろう。

1956年、欧州は自らがワシントンにどれほど依存しているかを学んだ。2026年、欧州はその依存がもはや持続不可能となったことを学びつつある。■

ペンシルベニア大学およびパリ政治学院(Sciences Po)の国際関係学プログラムに在籍する学生、エレニ・ロムタティゼが本記事の執筆に協力した。

Why the Iran war is breaking the US‑European strategic alliance

The continent is learning that it must not count on Washington.

By Farah N. Jan

Senior Lecturer, University of Pennsylvania

May 19, 2026 02:45 PM ET

AC-130JガンシップにAESAレーダーと小型巡航ミサイルを装備した試験を特殊作戦司令部が実施へ ― 長射程発射により同機の脆弱性を拡幅する狙いは明らかに中国戦を意識していますね

 

AC-130が高度な紛争でも存在意義を維持できるよう、完全に統合された長距離攻撃能力を実証する

米空軍/技術軍曹 ジェラルド・ウィリス

特殊作戦司令部(SOCOM)はAC-130Jゴーストライダー・ガンシップで新たな長距離攻撃能力の実証に乗り出した。この取り組みの2つの核心となる要素は、アクティブ電子走査アレイ(AESA)レーダーとAGM-190A小型巡航ミサイル(SCM)で、以前から別々に開発が進められてきたものだ。本誌はかねてより、AC-130JにAESAレーダーを搭載することで、長距離攻撃能力が向上すると強調してきた。これはひいては、特に太平洋地域で、ゴーストライダーが今後のハイエンド戦闘でその存在意義を維持することにもつながる。

本日早朝、SOCOM(特殊作戦コマンド)の固定翼プログラム執行部(PEO-FW)責任者ジャスティン・ブロンダー大佐が、AC-130JへのレーダーおよびAGM-190Aの統合に言及した。ブロンダー大佐は、年次SOFウィーク会議のサイドイベントで開催された円卓会議において、その他SOCOM調達担当官と共に本紙含むメディアに発言した。

米空軍のAC-130Jゴーストライダー攻撃機。USAF

AGM-190Aは、ライドスLeidos*が当初「ブラック・アロー」として開発したSCMの、米軍の制式名称である。また、SOCOMがこのミサイルを「ハボック・スピア」の愛称で呼んでいることも明らかになった。実証済みの射程が少なくとも400マイルの同ミサイルは、AC-130Jが現在運用可能とされている現行のミサイルや精密誘導爆弾よりも、はるかに大きな射程を誇る。30mm自動機関砲や105mm榴弾砲も含まれるゴーストライダーの現在の武装構成は、近距離にある目標を狙う近接航空支援や阻止任務に重点が置かれている。

*本ブログでは従来同社をレイドスとしてきましたが、音声を確認し、ライドスに変えます

「その分野で多くの動きがある」とブロンダー大佐は本日述べた。「ライドスとの我々の独自の提携は、CRADA(共同研究開発協定)から始まり、現在AGM-190ハボック・スピア低コスト巡航ミサイルの迅速開発プログラムを通じて加速した。」

CRADAとは、米軍の各組織が民間企業やその他の組織と資源を共有できる、従来と異なる研究開発の仕組みだ。協定により、関係者は互いに利益となる取り組みを進めることができるが、通常の契約や金銭の授受が必ずしも必要ではない。

「そのプログラム[AGM-190]は、非常に、非常に速いペースで進んでいます」とブロンダーは続けた。「我々は、AFSOC[空軍特殊作戦コマンド]のパートナーと緊密に連携し、開発および運用試験のタイムラインを大幅に短縮することで、遠くない将来にこの兵器の配備を加速させる方法を模索しています。これは調達面での大きな成功と言えるでしょう。」

「AESAレーダーと小型巡航ミサイルを用いた技術実証を行っており、特殊作戦部隊(SOF)の戦力に対して、こうした能力をいかに強化し、配備を加速できるかを検討している」とブロンダーは付け加えた。

「CRADA(共同研究開発契約)を通じて開発されたAGM-190A『ハボック・スピア』小型巡航ミサイルは、軍パートナーに対し、手頃な価格で長射程を実現する汎用的なソリューションを提供する」と、SOCOM(特殊作戦コマンド)のトップ米海軍のフランク・ブラッドリー大将も、本日早朝に開催されたSOFウィーク会議の基調講演で別途述べた。「AC-130ガンシップに搭載されたAESAレーダーと統合されれば、[それは]極めて強力な能力となる。」

先月公表されたSOCOMの2027会計年度予算案では、来年頃にもAC-130J向けの新たな能力組み合わせを実証する計画が示唆されていた。同司令部は、AC-130J向けのいわゆる「精密打撃パッケージ(PSP)」に関する作業を支援するため、予算約590万ドルを要求している。PSPは、すべての兵器および関連センサーをゴーストライダーに統合するための包括的なシステムである。

SOCOMの予算文書によると、資金は「AESAレーダー機能をPSPに統合するために必要」とある。計画中の作業には、「AESA機能を戦闘管理システムおよびその他の関連するAC-130Jシステムに組み込むためのソフトウェアおよびハードウェアの開発」が含まれる。

AC-130Jに搭載される具体的なAESAレーダーの型式は不明である。昨年のSOFウィーク会議で、ブロンダー大佐は、ノースロップ・グラマン社のAN/APG-83(別名:スケーラブル・アジャイル・ビーム・レーダー(SABR))に関する「実証実験」が進行中と述べていた。

「AFSOCは、空軍の特殊作戦部隊(SOF)としての役割と、米特殊作戦コマンド(USSOCOM)の航空部隊としての役割の両方を継続して遂行する中で、AC-130JへのAESAレーダーの開発と搭載を検討している」と、AFSOCは2025年8月に最新情報の提供を求められた際、本誌に述べた。「作戦上の機密保持のため、レーダーの種類については言及できない。」

APG-83は極めて有力な選択肢である。空軍はF-16C/D「ヴァイパー」戦闘機の大部分への同レーダーの統合を数年前から進めている。AN/APG-83は、目標探知・追跡能力に加え、合成開口マッピングモードを備え、地上移動目標表示(GMTI)データを生成できる。SARマッピングとも呼ばれるこのモードにより、SABRは高解像度のレーダー画像を生成できる。GMTIの追跡データを画像上に重ね合わせることが可能だ。これらすべては、目標の捕捉や識別、一般的な偵察にも活用できる。

SAR画像の上にGMTIの追跡データが重ねられた例。パブリックドメイン

市場には他にもAESAレーダーが存在し、コンパクト設計機種も増加傾向にある。この種のレーダーは、一般的に、従来の機械式走査モデルと比較して、レーダー反射断面積が小さい対象でも、より迅速かつ高精度・高忠実度で捕捉できる。また、走査速度が速く、複数の機能をほぼ同時に実行できるほか、高周波妨害に対する耐性が向上し、信頼性も格段に高い。

本誌はかねてより、AESAレーダーの搭載が、悪天候下であっても長距離での目標の探知、追跡、攻撃能力において、AC-130Jに大幅な性能向上をもたらすと指摘してきた。このレーダーは、データリンク機能を備えていれば、スタンドオフ兵器に対して飛行中(ミッドコース)のリアルタイム情報を提供することが可能となる。これにより、ミサイル側に終端誘導装置が搭載されていれば、移動目標への攻撃も可能になる。

全体として、AESAレーダーによる能力向上は、AGM-190Aのような新型長距離攻撃兵器と組み合わせると特に重要となる。また、このレーダーは、現在使用されているGBU-39/Bスモール・ダイアメーター・ボム(SDB)や、将来導入予定のGBU-53/B ストームブレイカー(SDB IIとしても知られる)など、その他の短距離弾薬を使用する際にも、ゴーストライダーの有効性を高めるのに役立つだろう。

AC-130Jの後部ランプから試験発射されるAGM-190A。Leidos

AESAレーダーは、AC-130Jの一般的な監視・偵察能力を拡大する以外に状況認識能力の向上も提供する。

これらはSOCOM(特殊作戦コマンド)の予算文書に反映されており、同文書では次のように述べられている。「AESAレーダーは、AC-130Jの状況認識能力、精密標的捕捉能力、および生存性を向上させると同時に、段階的に廃止される旧式レーダーに取って代わることで、ガンシップが連合軍のキル・ウェブを完結させ、米インド太平洋軍(USINDOPACOM)および西半球での作戦を支援する役割を拡大することを可能にする。」

ここでインド太平洋地域が言及されていることは、近年AC-130機群が直面している将来の作戦上の妥当性に関する広範な疑問を浮き彫りにしている。「ゴーストライダー」およびその直前の機種は、対テロ戦争時代での主力機であり、アフガニスタン、イラク、シリアなどの上空を頻繁に飛行した。それでも地上砲火への脆弱性を低減するため、ほぼ例外なく夜間の掩護下でのみ飛行していた。

AC-130ガンシップは今後も存在意義を維持できるだろうか?

太平洋における中国との対決など、将来的なハイエンドな戦闘においては、AC-130に対する脅威ははるかに顕著となるだろう。長年にわたり、これが米軍の戦力構成やその他の要件に関する計画策定を主導する主要なシナリオとなっている。イランとの最近の紛争や、近年の中東およびその周辺地域におけるその他の米軍作戦は、より高性能な防空システムが小国さらには非国家主体にも着実に拡散していることを明らかにした。

AESAレーダーと組み合わせた新たなスタンドオフ攻撃能力の統合は、AC-130Jが進化する脅威の生態系に対応する手段のひとつとなる。また、ゴーストライダーだけでなく、OA-1KスカイレイダーII軽攻撃機のようなその他AFSOC(空軍特殊作戦コマンド)所属機にとっても、新たな能力への扉を開く可能性がある。OA-1Kでも、将来の有用性に関して同様の疑問が提起されている。同機も主に対テロ作戦やその他の低強度紛争を想定して設計されている。

AC-130Jフリートは防御用対抗措置システムの改良を含む、その他のアップグレードも受けている最中である。

AGM-190Aが特殊作戦部隊の枠を超え、米軍全体で広く使用されるようになる可能性は十分にある。空軍は現在、「手頃な価格の大量発射ミサイル・ファミリー(FAMM)プログラム」を通じ、今後5年間で約2万8,000発の低コスト攻撃用弾薬を購入する計画を進めている。

「空軍が『Family of Affordable Mass Munitions』で何を行っているかについて話し合いを続けており」、「『軍から特殊作戦部隊(SOF)へ』あるいは『特殊作戦部隊から軍へ』の移行を行う継続的な連携の余地があるか」を確認している、とブロンダー大佐は本日述べた。

先週、国防総省はまた、今後3年間で少なくとも1万発の低コスト巡航ミサイルを調達する計画を発表した。これらは主に、コンテナ型発射機からの地上発射用途を想定している。ライドスは現在、この「低コスト・コンテナ型ミサイル(LCCM)」プログラムに関与している一社で、その要件を満たすためにAGM-190A派生型を開発中である。

低コストコンテナ型ミサイル(LCCM)プログラムの下で、ライドスが現在開発中のAGM-190A派生型ミサイルのレンダリング画像。ライドス

、AESAレーダーとAGM-190A巡航ミサイルの組み合わせによる本格的な実証試験が、AC-130Jガンシップの能力向上で一歩となるだろう。■

ジョセフ・トレヴィシック

副編集長

ジョセフは2017年初頭から『The War Zone』チームの一員である。それ以前は『War Is Boring』の副編集長を務め、その署名記事は『Small Arms Review』、『Small Arms Defense Journal』、『Reuters』、『We Are the Mighty』、『Task & Purpose』など、他の出版物にも掲載されている。


AC-130J Gunship With Mini Cruise Missiles Paired With AESA Radar To Undergo Tests

The plan is to demonstrate a fully integrated, longer-range strike capability that could keep the AC-130 relevant in high-end conflicts.

Joseph Trevithick

Published May 19, 2026 7:20 PM EDT

https://www.twz.com/air/ac-130j-gunship-with-mini-cruise-missiles-paired-with-aesa-radar-to-undergo-tests





2026年5月21日木曜日

ロシアのピンチ:ウクライナのドローンが国内深部へ到達可能となり、ロシア石油産業が標的となってきた―ウクライナ戦争はドローン戦争となり、戦いの新しい姿を示している

 

Ukraine Switchblade Drone

ウクライナのスイッチブレード・ドローン。画像提供:クリエイティブ・コモンズ。

プーチン大統領に新たな頭痛の種:ウクライナがロシアの石油資産にドローン戦争を宣言

クライナの自爆型攻撃ドローンは、ロシアに対するキーウの主要な戦力均衡手段となっており、ロシア軍の戦場での死傷者の約80%を占め、前線から2,000キロメートル離れた場所にある石油・ガスインフラも攻撃している。ロシア国民の約70%がウクライナのドローン攻撃の射程圏内に住んでいる。モスクワ南部のガスプロムネフチ製油所は、攻撃を恐れ石油処理を停止した。クストヴォにあるルクオイル・ニジェゴロドネフテオルグシンテズ製油所(処理量でロシア第4位)も攻撃を受けた。トゥアプセの石油施設への度重なる攻撃は、煤煙や石油が空から降り注ぐ事態を招き、冷戦後ロシアで最も深刻な環境災害となった可能性がある。ロシアの戦前の男性人口の約3%が死傷している。

ロシアのウクライナ侵攻は裏目に出ている:プーチンが直面する石油問題

ウクライナにおけるロシア軍の攻勢は停滞しているように見え、予想されていたロシア軍の春季攻勢も泥沼化し、多大な犠牲を伴っている。その結果、ここ数年で初めて、ロシア軍は小規模ながら重要な領土をウクライナ軍に明け渡した。

一部のアナリストは、ロシアが大規模な夏攻勢に備えて時機を窺っている可能性を指摘しているが、ロシアの人的損失は桁外れだ。ある分析によると、ウクライナでの戦闘で、ロシアの戦前の男性人口の約3%が戦死または負傷している。

しかし、戦場の情勢はさておき、今年の戦争の行方における最大の転換点は、ウクライナの「片道攻撃ドローン」だろう。これらは、ロシアの軍事施設や石油インフラに対するキーウの「均衡装置」として中心的な役割を果たし、国内各地の施設を炎上させ、ロシアが戦争を資金調達し遂行する能力に深刻な打撃を与えている。

ロシア国内におけるウクライナのドローン攻撃は、ロシア深部にある多数の石油・ガスインフラ施設を標的としており、モスクワ近郊への攻撃も一部見られる。

ロシアの国営企業ガスプロムネフチが所有する製油所は、2024年に160万トンの原油を精製し、290万トンのガソリン、320万トンのディーゼル、130万トンの瀝青を生産した。これはロイター通信報道によるものである。

Neptune Missileネプチューンミサイル。画像提供:ウクライナ政府。

ロシアのニジニ・ノヴゴロド州クストヴォへの攻撃は、ロシア最大級の石油精製所の一つであるルコイル・ニジニ・ノヴゴロドネフテオルグシンテズ精製所を標的とした。

一部の推計によると、ロシア産原油の約5%ルコイル・ニジェゴロドネフテオルグシンテズ製油所で精製されており、処理量ではロシア国内第4位の規模を誇る。

ロシアは、ウクライナによるトゥアプセの石油インフラへの一連の繰り返し攻撃の後に発生した火災の鎮圧に苦戦している。

地元住民は、空から煤煙や石油が降り注ぐ様子を捉えた写真や動画をソーシャルメディアに投稿しており、これは冷戦後のロシアにおいて最も深刻な環境災害の一つとなる可能性が高い。

中距離

ロシア深部にある石油・ガスインフラへのウクライナによる攻撃により、ロシアの防空システムは、前線を防衛する地域から、ロシア国内のさらに奥深くに位置する拠点へと再配置を余儀なくされている。

石油・ガスインフラ施設を含む重要地域周辺に配備されたため、前線付近におけるロシアの防空網の密度は低下した。

「中距離」——つまり前線から約20~110マイル後方——において、ウクライナは防空インフラ、兵站・医療拠点、レーダー施設、通信資産への攻撃で成果を上げている。

しかし、長距離攻撃と中距離攻撃は互いに補完し合い、それだけでは得られなかった機会を切り開き、ロシア軍の春季攻勢を大幅に鈍らせることに貢献した。その効果は極めて大きく、この攻勢は広く失敗と見なされている。

ロシアは、新兵に対して人生を変えるほどの多額の入隊ボーナスを提示しているにもかかわらず、戦死者と負傷者を新たな徴兵で補充できなくなっていると見られている。

ロシア軍の死傷者の最大80%は、ウクライナのFPVドローンによるものと考えられる。小型爆発物を搭載したドローンは、兵士の集団だけでなく、特に前線から比較的近い位置にある車両も標的とし、武器や弾薬から食料、燃料に至るまで前線に物資を供給するロシアの兵站網を混乱させている。

さらに広い射程

ウクライナのドローン攻撃の一部は前線から2,000キロメートルも離れた場所で行われており、ロシア人口の70%近くがウクライナのドローン攻撃の射程圏内に住んでいる可能性がある。

これだけで戦争の潮目を変えるには到底足りないだろうが、心理的な打撃としては甚大である。

世界最大の国土を持つロシアの広大さと、ロシアに隣接するウクライナの地理的近接性により、ロシア全土、あるいはロシアの重要な政治・石油インフラ施設をすべて防衛することは不可能に近い。

さらにロシアにとって事態を複雑にしているのは、ウクライナが対ドローン迎撃システムの開発で進歩を遂げていることだ。これにより、ロシアのシャヘド型自爆攻撃ドローンを、安価かつ確実に撃墜できるようになっている。

ロシアは独自の迎撃システムの開発に遅れをとっており、これが最近のウクライナによる攻撃の成功の一因となっている。

今後の展望

ロシア経済は圧迫を受けており、ロシアの指揮官たちは戦場でプレッシャーにさらされているが、勢いは明らかにウクライナにある。

しかし、ロシア経済に持続的な圧力をかけることは困難だろう。その一因として、イランでの継続的な戦争やホルムズ海峡の封鎖により世界の原油価格が押し上げられているからだ。

ウクライナの攻撃攻勢が最終的にどのような結果をもたらすか、そしてロシアが、より大規模で組織的な夏の攻勢に向けて部隊や装備を温存しているかどうかは、時が経てば明らかになるだろう。■

著者について:ケイレブ・ラーソン

ケイレブ・ラーソンは、ドイツのベルリンを拠点とするアメリカのマルチフォーマット・ジャーナリストである。彼の取材範囲は紛争と社会の交差点に及び、特に米国の外交政策と欧州の安全保障に焦点を当てている。ドイツ、ロシア、米国から報道を行ってきた。最近ではウクライナ戦争を取材し、ドンバス地方における戦線の変動について広範に報道するとともに、戦争による民間人や人道上の被害についても執筆している。以前はPOLITICO Europeの防衛担当記者として勤務していた。Xでの彼の最新記事をフォローできる。


Putin Has a Problem: Ukraine Has Declared a Drone War Against Russia’s Massive Oil Wealth


Caleb Larson


オーストラリアが現行コリンズ級通常型潜水艦6隻の供用期間延長を開始―AUKUSの進展遅れを見越したのか、

コリンズ級潜水艦「HMASコリンズ」、「HMASファーンコム」、「HMASデシェノー」、「HMASシーアン」。(写真:オーストラリア国防省)

オーストラリアはコリンズ級潜水艦の供用期間を延長へ

同級潜水艦の就役期間は当初予定より2040年代まで延長される

シンガポール発 — オーストラリアは、AUKUS協定に基づき原子力潜水艦への移行を計画しているが、暫定的な解決策としてコリンズ級ディーゼル電気潜水艦の就役期間延長を推進する。

オーストラリア国防省は火曜日、この計画により、政府所有のASC(旧オーストラリア潜水艦公社)が110億豪ドル(78億米ドル)規模の「型式寿命延長(LOTE)」プログラムを受注し、潜水艦6隻が当初の計画より20年長い2040年代まで就役すると発表した。

リチャード・マールズ副首相は発表の中で、「海軍を通常動力型から原子力潜水艦へと移行させる中で、優位性を維持するため、コリンズ級潜水艦6隻全艦の就役期間を延長することが極めて重要だ」と述べた。

本プログラムの実施にあたり、6隻の潜水艦は同省が「状態に基づく維持管理アプローチ」として、主要な兵器やシステムのアップグレードを継続しつつ、基本構成部品は維持・修復される。

各艦はLOTEプログラムに参加する際、個別に評価が行われ、推進システムなどどの構成部品を交換するか、あるいは維持するかが決定される。

プレスリリースによると、LOTEプログラムは同型艦の中で2番目に古い艦で、オーストラリア海軍潜水艦の中で最も多くの航海日数を誇る「HMASファーンコム」から開始される。

「HMASファーンコムの就役期間延長には、同艦の延長改修を最適化し、同型艦全体に必要な作業を決定するための詳細な技術評価期間も含まれる」と付け加えられた。

オーストラリアのコリンズ級潜水艦は1996年から2003年にかけて就役した。過去には老朽化や運用上の問題があったものの、近年は稼働率が向上しており、ここ数週間だけでは3隻が海上に展開している。そのうち2隻はオーストラリア沖、3隻目は東南アジアで活動中である。

AUKUSの「第1の柱」に基づき、オーストラリアは2030年代に米海軍のヴァージニア級潜水艦3隻を受け取り、原子力潜水艦の運用経験を蓄積した上で、2040年代から5隻の新造AUKUS級潜水艦の就役を開始する予定となっている。■

Australia kicks off $7.8 billion Collins-class submarine life extension

The program will keep the submarines in service to the 2040s, 20 years longer than originally planned.

By Mike Yeo on May 20, 2026 9:13 am

https://breakingdefense.com/2026/05/australia-kicks-off-7-8-billion-collins-class-submarine-life-extension/


 

イタリアがエアバスA330MRTTを6機導入へ―KC-46は落札失敗、イタリアはこれで欧州各国と機材共通化へ

 



NATO Airbus A330 MRTT

提供:エアバス・ディフェンス・アンド・スペース

ロンドン――エアバスのA330多用途給油輸送機(MRTT)でイタリアが次の導入国となる。

欧州連合(EU)の「Tenders Electronic Daily」によると、同国は6機のA330多用途給油輸送機(MRTT)の調達および10年間のロジスティクス支援に、13億9000万ユーロ(16億1000万ドル)を投じる計画だ。

文書によると、MRTTは12月に選定され、4月16日に契約が締結された。イタリア国防省もエアバスも、この発注について発表していない。

イタリアのニュースサイト「Ares Difesa」が、この公示について最初に報じた。

イタリア空軍は現在、ボーイングKC-767を運用している。同空軍はボーイングKC-46ペガサスの導入を図っていたが、ローマ政府は2024年に計画を凍結し、競争入札を開始した。

MRTTがKC-767に交代するかは不明だが、この動きにより、イタリアはフランス、スペイン、英国を含む他の欧州諸国の空軍や、ベルギー、デンマーク、ドイツ、オランダ、スウェーデンに空中給油を提供しているNATOと足並みを揃えることになる。もしMRTTがKC-767に取って代わる場合、6機発注はイタリアの給油機部隊を50%増強することになる。

本誌が入手した情報によると、今回の発注はA330-800neoをベースにした新型MRTT+ではなく、中古機体を使用した標準A330-200ベースのMRTTとなる。これらの機体の調達元は確認できいない。

KC-767はイタリア空軍において、導入当初は困難なスタートを切った。イタリアは2002年に同機のローンチカスタマー契約を締結したが、開発および試験中に発生した技術的問題のため、同国初のKC-767が就役したのは2011年となった。■

トニー・オズボーン

Eメール:tony.osborne@aviationweek.co.uk

ロンドンを拠点とするトニーは、欧州の防衛プログラムを担当している。2012年11月に『エイビエーション・ウィーク』に入社する前は、シェパード・メディア・グループに在籍し、『Rotorhub』誌および『Defence Helicopter』誌の副編集長を務めていた

Italy Is Set To Acquire Six Airbus A330 MRTTs


Tony Osborne May 19, 2026

https://aviationweek.com/defense/multi-mission-aircraft/italy-set-acquire-six-airbus-a330-mrtts