イエメン内戦にサウジアラビア等が介入している様子に日本で関心を持つ向きがどのくらいいるのかわかりませんが、状況はどんどんかわっているようです。弾道ミサイル戦争の様相を帯びてきました。CNNが以下伝えています。
Saudi Arabia intercepts ballistic missile over capital
サウジアラビア首都を狙った弾道ミサイル迎撃に成功
- 11月4日、サウジアラビア首都空港を標的に弾道ミサイル一発がイエメンから発射された。フーシ勢力が支配するイエメン国防省が発表。
- ミサイルはリヤド北東上空で迎撃されたとサウジ国防省が発表。
- ミサイル発射は現地時間8:07 p.mで、ペイトリオットミサイル防衛システムが迎撃に成功しミサイルは無人地帯に落下したと連合軍は発表。負傷者は発生していないとのこと。
- 発射されたのはイエメン開発の長距離ミサイルのブルカンBurqan2Hだという。
- リヤドのキングハリッド国際空港では何の影響も受けていないと空港当局がツイッターで伝えている。
- 同日にはイエメン首都サナアが夜間空爆を受けた。
- イエメンではイランの支援を受けたフーシ反乱勢力が2015年に同国を占拠したためサウジアラビア主導の連合軍が介入している。.
- サウジ首都のリヤドがミサイル攻撃の標的になったのは今回が初めてだ。
- イエメン内戦はイランの代理戦争の色彩が強い。サウジ主導連合軍が支援する正当政府は政権の座を追われ現在はアデンに本拠を置く。
- 国際連合人権高等弁務官事務所はイエメンの死傷者は合計13,829名でうち死亡は5,110名と集計している。
- サナア空襲では8月に集合住宅二棟を破壊したがサウジ主導連合軍は「意図的ではない事故だ」としていたがその前にはホテルを倒壊させている。
- フーシ勢力はイエメンを攻撃する国の首都を標的にすると弾道ミサイル投入を公言しており、今回のミサイル攻撃はイエメン一般市民を狙った攻撃の報復だとし、今後もサウジ都市を狙うとする。
Updated 2348 GMT (0748 HKT) November 4, 2017CNN's Bijan Hosseini contributed to this report.
コメント
コメントを投稿
コメントをどうぞ。