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空母7隻が同時展開中の米海軍、第七艦隊で三隻が同時訓練を実施するのは初



UPDATED: 7 U.S. Aircraft Carriers Are Now Simultaneously Underway

米空母7隻が同時展開中

空母7隻の同時展開は久しぶりだ。
上段: USS Ronald Reagan (CVN-76), USS Theodore Roosevelt (CVN-71), USS John C. Stennis (CVN-74)
中段: USS Abraham Lincoln (CVN-72)
下段: USS Carl Vinson (CVN-70), USS Nimitz (CVN-68), USS Gerald R. Ford (CVN-78). USNI News Image

 By: Sam LaGrone
November 6, 2017 1:49 PM • Updated: November 6, 2017 5:56 PM


米空母11隻中7隻がここ数年で初めての同時出動中。海軍関係者からUSNI Newsが11月6日確認した。

  • 西太平洋では航空部隊を完全配備した空母打撃群はUSSロナルド・レーガン(CVN-76)、USSニミッツ(CVN-68)、USSセオドア・ロウズヴェルト(CVN-71)の三個。
  • 残る四隻は正式配備前の訓練段階でUSSカール・ヴィンソン(CVN-70)、USSジョン・C・ステニス(CVN-74)が東太平洋、USSエイブラハム・リンカン(CVN-72)さらに最新空母USSジェラルド・R・フォード(CVN-78)が大西洋で展開中。
  • レーガン、ニミッツ、ロウズヴェルト各打撃群は第七艦隊作戦海域にあり、レーガンは日本海で朝鮮半島近くに、ニミッツはペルシア湾での任務を終え母港キツァップ-ブレマートン(ワシントン州)への移動途中。ロウズヴェルトは10月7日サンディエゴを出港しニミッツと交替し対ISIS作戦につく途中。
  • 各打撃群は第七艦隊で初の三空母同時訓練を行うと国防関係者がUSNI Newsへ伝えた。
  • 「三空母は北朝鮮を特に意識していない」「わが方による同地域への安全保障の責任の通常の印だ」と統合参謀本部議長ジョセフ・ダンフォード大将が先週発言していた。
  • 演習はドナルド・トランプ大統領のアジア歴訪と重なり、米朝間の緊張が高まる背景で行われそうだ。
  • ヴィンソンはF-35C共用打撃戦闘機のフライトテストに供されており、ステニスは修理後の訓練航海でキツァップ-ブレマートンを先週出港した。リンカンは核燃料交換と大規模補修を終えて5月に復帰し各種証明取得中だ。フォードは各種試験中で正式な艦隊編入は2020年代初頭となる。
  • 海軍は展開中空母の数は海軍の対応がうまく行っていることの証明と胸を張る。
  • 2016年には6隻が訓練、出動合わせ展開し、ジョン・リチャードソン作戦部長が「画期的」と述べた。
  • 2004年のSummer Pulse 04 演習では空母打撃群7つを展開し空母部隊の戦力を誇示した。
  • 「ほぼ同時に空母打撃群7つを展開したことで海軍および統合戦闘部隊司令官に訓練機会を実現しつつ世界各地での緊急事態への対応能力を維持できる。地域内安全保障を強化し各国との関係も強めながら戦闘司令官の要望に応えるべく前方配備を通じ同盟各国連合国へ当方のコミットメントを示す効果がある」と海軍は2004年6月に述べていた。■

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