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5月9日、北朝鮮がミサイル二発を発射。まだ「飛翔体」と呼ぶのか


米特使のソウル訪問を横目に、北朝鮮がミサイルと思しきもの二発を発射
By KIM GAMEL AND YOO KYONG CHANG | STARS AND STRIPES
Published: May 9, 2019

"20219年5月4日の北朝鮮ミサイル発射を伝えるテレビがソウル駅で放映されていた。画面には「軍警戒態勢強化」とある。
AHN YOUNG-JOON/AP

朝鮮が短距離ミサイルらしき二発を5月9日に発射したと韓国国防筋が述べた。北朝鮮は一週間足らずで再びミサイルを発射した。



今回は米特使スティーブン・ビーガンがソウルを訪問中で北朝鮮非核化の停滞を前進させようする中での発射になった。

「北朝鮮が未確認飛翔体二発を発射し、短距離ミサイルと思われる」と韓国統合参謀本部が発表し、発射地点は北西部Gusungで東に飛翔したと伝えた。

ミサイルはそれぞれ260マイル、167マイル先に20分後に4:29 p.mに到達したと発表があり、当初の発表で発射は一発でSino-riからの発射としていたのを訂正した。GusungはSino-riと同じ地方に属し平壌の北西50マイルほど離れている。

韓国軍が監視体制を強化し更なる発射を警戒する中、韓米両国は密接に協議を続け「万全の体制』を維持するとしている。

5月4日北朝鮮はロケット数発および専門家が短距離弾道ミサイルと考える一発を発射し2017年11月から行われていなかったミサイル発射を再開した。

パット・シャナハン国防長官代行は前日の議会公聴会で北朝鮮が「ロケット弾とミサイルを発射した」と明言していた。

北朝鮮は5月9日早くに前回発射は「通常の自衛的軍事演習」の一環だったと説明していた。

氏名不詳の北朝鮮外務省広報官は同国が「最大限の忍耐」を示していると語り、土曜日の攻撃演習を韓国初め各国が批判する中で交渉が停止している状態に触れた。

「今回の演習は通常の軍事訓練以外の何物でもなく特定の国をねらったわけでもなく、ましてや域内情勢の悪化にもつながっていない」との談話を朝鮮中央通信が伝えている。

ビーガン特使は韓国関係者とソウルで木曜日午前会談した。米日韓の防衛当局者も同日にソウルで会議に臨んでいた。
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外交が手詰まり状態になり北朝鮮は不満を示しており、米国へ双方向協議を求める一方、韓国には南北経済構想の推進を求めているが米主導の制裁は続いたままだ。

トランプ大統領とマイク・ポンペイオ国務長官は土曜日の発射に対し慎重な発言で対応しており、緊張状態を引き上げたくないとの狙いが見える。■

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