What Do These Close-Up Pictures of China's J-20 Stealth Fighter Tell Us?
2018年8月1日の人民解放軍創設日に中国は次世代戦闘機J-20の高解像度写真のウェブ公開を黙認した。
As usual, photos of J-20 are posted online to celebrate the Army Day on 1 Aug.
今回のJ-20画像で機体の様子がよくわかる。なかでもセンサー形状がロッキード・マーティンがF-35ライトニングIIに搭載する電子光学式目標捕捉装置(EOTS)と酷似していることに注目だ。.
これには理由がある。2007年の事、ロッキード・マーティンはサイバーで中国ハッカー集団にF-35関連の技術文献を盗まれ対応に迫られた。その際の詳細はエドワード・スノーデンが暴露しており、航空技術における中国の技術窃盗で氷山の一角と言われる。2017年にも中国ハッカー集団はオーストラリアのF-35契約企業にねらいをつけ更に多くの情報を盗み出している。
ロッキード・マーティンとJ-20の装備の相違点は少ないが、J-20の装備が機首下についていることから同機な想定任務が長距離対地攻撃と迎撃の双方だと思われる。ただしJ-20のEOTSはF-35より性能が劣るようだ。それはJ-20のEOTSの配置位置と大きさからわかる。
J-20は秘密のベールに覆われているもののエンジンはSu-27と同じAL-31F双発なのは確実だ。だが国産(信頼性は低い)WS-10Bへの換装もありうる。ロシア製エンジンが入手難であり、より強力なWS-15が慣性するまでのつなぎかもしれない。またJ-20にはF-22のステルス形状と似る点もあり、内部も同様かもしれないが、主翼や空気取り入れ口は独特のものだ。さらにJ-20は全域ステルスではない。インド空軍はSu-30MKIの電子スキャンレーダーでJ-20追尾に成功したと主張している。
J-20は部隊配備が始まったといわれるが、J-15艦載機で発生した問題を見ればF-22に対抗する同機は中国が宣伝するような完全装備の万能戦闘機と程遠いのかも知れない。前にもあった話のように聞こえないか。■
コメント
コメントを投稿
コメントをどうぞ。