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米空軍部隊のグアムから各地への分散配備演習の本当の狙いは....あの国ですね

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Airmen sharpen capabilities through dispersal exercise

分散配置演習で実戦能力の腕を磨く空軍部隊
Pacific Air Forces Public Affairs / Published April 23, 2019

JOINT BASE PEARL HARBOR-HICKAM, Hawaii --太平洋空軍(PACAF)は機材人材をアンダーセン空軍基地から分散退避演習で4月22日にマイクロネシア各地へ展開した。

演習はレジリエント・タイフーンの名称でPACAFが天候等の急変化に対応しつつ出動体制を維持し同盟国協力国への支援を支障なく実現できるかを試す目的があった。

演習で複数拠点からの飛行業務を実施し人員機材を運用できるかを試し、アンダーセンAFBの機材人員をグアム、サイパン、ティニアン、マイクロネシア連邦やパラウの各地に分散させた。

同時に飛行施設の救難消火活動、災害後の通信確保、人員貨物の迅速移動、器材の共同運用や各国との相互運用体制を試した。

「作戦環境やグローバル規模での脅威は急速に変化している」とマイケル・ウィンクラー准将(PACAF戦略立案部長)は述べる。「前方配備部隊すべてで事前通告なくても対応できるようにし、域内を柔軟に移動史いかなる場合も主体性を持って有効に対応できるようにしたい」

准将はさらにアンダーセンAFBが主要兵力投射の拠点であり、気象条件含む要素がPACAF活動にどこまで影響をあたえるのかを見たとする。これまでも悪天候の脅威から訓練活動が停止したことがヴィジラント・シールドやコープ・ノース演習で発生していた。

レジリエント・タイフーン演習に参加した部隊や機材には三沢航空基地から35戦闘航空団のF-16ファイティングファルコン、嘉手納航空基地18戦闘航空団のF-15Cイーグル、横田航空基地374航空輸送団のC-130Jスーパーハーキュリーズ、パールハーバー・ヒッカム共同基地の15航空団、154航空団のC-17グローブマスターIIIとF-22ラプターがあり、アンダーセンAFBの36航空団とアラスカのエルメンドーフ-リチャードソン共同基地の第3航空団が追加人員を派遣した。

グアムや北マリアナ諸島近辺での軍事活動や訓練は日頃から展開されている。

「太平洋空軍はこの地域から長年受けている支援を評価し、マイクロネシア各地の皆さんとはよき隣人でいたいと思い、これからも開かれた自由なインド太平洋の維持に努めます」「今回の演習で各方面との関係強化に繋がり、同時に貴重な訓練の場となり今後の対応体制の強化につながります。空軍部隊は身軽かつ機動性高い形で拠点展開を今後もつづけながら安全と環境面の基準を厳守してまいります」(ウィンクラー准将)■

台風通過に備える訓練というより中国の第一撃を逃れ分散展開しても戦力を維持するのが目的の訓練であるのはあきらかでしょう。日本の視点ではとりあえず那覇空港(基地)が標的となった場合の想定が心配ですね。下地島空港が運用を再開したようなのでここも重要拠点となり同時に中国もミサイルの照準を合わせてくるでしょうね。

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