A U.S. Air Force F-35A Lightning II aircraft taxis at Spangdahlem Air Base, Germany, June 9, 2023, in preparation of Air Defender 23. (U.S. Air Force photo by Tech Sgt. Anthony Plyler)
米国務省は本日、チェコ共和国に対し、ロッキード・マーティンF-35共用打撃戦闘機24機と、多数の武器、部品、装備を、最大56億ドル相当で売却する案件を承認した。
国務省は同戦闘機で「この地域の基本的な軍事バランスが変わることはない」と声明で付け加えた。
24機の戦闘機は、アメリカ空軍が使用しているF-35Aとして知られるCTOL(通常離着陸型Conventional Take Off and Landing)となる。チェコ共和国は1年前、F-16やサーブ製のグリペン戦闘機ではなく、アメリカの第5世代ジェット機を選んだと発表し、F-35への野心を明らかにしていた。チェコ空軍は現在、グリペンを使用中。
「このオプションを選択する決定は、チェコ軍による分析に基づくもので、最新の第5世代戦闘機のみが将来の戦場における任務要件を満たすことができるということを明確に示している」と、チェコのヤナ・チェルノチョヴァー国防相はニュースリリースで当時述べていた。
今日発表された潜在的な取引には、戦闘機本体に加え、ミサイル、爆弾、電子戦、無線機能、「機密ソフトウェア」、ソフトウェア開発なども含む。また、プラット・アンド・ホイットニーのF135-PW-100エンジン25基も含まれている。
国務省は、同契約の最終コストは56億ドル以下になる可能性が高いと指摘した。また、アメリカ議会がこの取引に反対する可能性わずかながら残っている。
ただし、売買が成立すれば、チェコ共和国は、アメリカにとってF-35プログラムの「パートナー」7カ国に加え、その他9カ国の軍事購入国に加わることになる。発表の前日、国務省はノルウェーのF-35に搭載する小口径爆弾の販売承認も公表していた。■
State approves $5.6 billion F-35 sale to Czech Republic - Breaking Defense
By LEE FERRAN
on June 29, 2023 at 4:23 PM
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