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ワグネルのT-90戦車含む装備品をロシア国防省が接収。ウクライナには安堵。ワグネルはアフリカ事業などまだ収益源を確保している。

ロシア国防省は、プリゴジンがT-90戦車、榴弾砲、多連装ロケットシステムなどハイエンド兵器を引き渡したと主張


シア国防省(MoD)が水曜日にテレグラム・チャンネルで発表した。エフゲニー・プリゴジンが率いるワグネル民間軍事会社は、先月の反乱の頓挫を受け2,000以上の武器と装備品、2,500トン以上の弾薬、20,000以上の小火器を引き渡した。また、戦車やその他の装甲車、大砲、地雷、弾薬が詰まったと思われる箱などを映したビデオも配信された。

 ロシア国防総省が公開した武器と弾薬が本当にワグネルの装備品なら、プリゴジンのハイエンド兵器の威力を示すものだ。

 ロシア国防総省が提供した装備品のリストには、「T-90、T-80、T-72B3戦車、グラド、ウラガン多連装ロケットシステム、パンツィール地対空ミサイルシステムなど数百の重火器」が含まれている、 2S1 Gvozdika 122 mm自走砲システム、2S3 Akatsiya 152 mm、2S5 Giatsint 152 mm、2S4 Tulpan 240 mm、榴弾砲、対戦車砲、迫撃砲システム、多目的装甲トラクター、装甲兵員輸送車、自動車などである。 

 ロシア国防総省公開のビデオには他にも以下らしきものが映っている:

  • MT-LB軽装甲車

  • 2B9 Vasilek半自動82ミリ砲迫撃砲

  • TM-62 対戦車地雷

  • 120mm 2S9 ノーナ自走砲迫撃砲

  • 152mm D-1牽引榴弾砲

  • 152mm 2S5 Giatsint-S自走野砲

  • 152mm 2A36 Giatsint-B牽引式野砲

  • 57mmS-60高射機関砲搭載トラック

  • 牽引式対戦車砲

  • AKシリーズライフル


 ロシア国防省は、プリゴジンが提供した大量の兵器について説明し、「戦闘で未使用のものもあった」と主張している。

 「すべての装備品と兵器は後方地域に輸送され、そこでロシア軍の修理・回収部隊がメンテナンスを行い、本来の目的に使用できるよう準備する」と国防省は述べている。

 プリゴジン自身については、ベラルーシに亡命中のワグネルのボスが公の場に姿を現すのは久しぶりだ。最後に目撃されたのは今月初め、反乱未遂事件後に押収された個人所有の武器を受け取りにサンクトペテルブルクに戻った時だったようだ。

 プリゴジンとワグネルの戦場指揮官たちは、プーチン大統領と会談し、何が起こったのかについて話し合った。

 「唯一言えることは、大統領は(ウクライナの)特別軍事作戦の最前線における同社(ワグネル)の行動を評価し、6月24日(反乱の日)の出来事についても評価を下したということだ」と、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は月曜日に記者団に語った。

 一方、ウクライナは、反乱をきっかけに2万5000人以上のワグネル部隊が戦場から離脱したことを知って安堵の息をついた。しかし、全面戦争が500日以上長引く中、ロシア正規軍は少なくとも、ひどく必要とされていた装備や弾薬の増強を受けているようだ。

 いずれにせよ、かつてウクライナで重武装していたワグネルの武器は、ロシア政府により鍵がかかったようだ。■


Wagner Turns Over 2,000 Heavy Weapons Including Tanks, SAM Systems



BYHOWARD ALTMAN|PUBLISHED JUL 12, 2023 3:04 PM EDT

THE WAR ZONE


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