J-31 ステルス戦闘機は瀋陽FC-31としても知られ、2014年の珠海航空ショーに登場していた。(Johannes Eisele/AFP via Getty Images)
中国にステルス戦闘機の二型式が登場した。航空ショーに登場したのは艦載運用のようだ。
J-20複座型
成都航空機の工場外で撮影されたのはJ-20ステルス戦闘機の複座型で長年の噂を裏付けた。
中国SNSに掲載された写真映像では同機のタンデムコックピットがわかり、離陸に備え地上移動する様子を捉えている。
後部座席の役割は明論理的に考えて兵装システムズ士官WSOで同機のレーダーや兵装を担当する。
複座型J-20の制式名称は不明だが、無人機統制の母機の見方もある。中国版の忠誠なるウィングマンあるいは別の形の戦闘用無人機UCAV用かもしれない。
別の可能性としてJ-20のWSOがセンサー操作を担当し、他のネットワーク下の有人機との調整を図るかもしれない。中国の航空産業筋からはJ-20をステルス空中早期警戒機に転用できるとの発言が以前あった。この場合はJ-20数機を同時に運用しセンサーネットを形成する。
新型艦載戦闘機
もう一つ珠海航空ショーで新型艦載ステルス戦闘機が初飛行した。
同機の制式名称も不明だが、やはり下塗り塗装のままの同機は瀋陽FC-31ステルス戦闘機の開発段階の機体でJ-31とも呼ばれ、輸出仕様といわれてきた。
同機の写真では機首降着装置がカタパルト発艦用の仕様で主翼には折り曲げ用のヒンジが視認できる。飛行甲板を有効に使うため艦載機でよくある構造だ。
新型機は003型空母に搭載されそうだ。空母建造は上海で進行中で、中国空母で初めてカタパルトを搭載し、大型機運用も可能となる。想定されるのが西安KJ-600ターボプロップ艦載空中早期警戒機だ。
衛星写真から江南造船所で建造中の003型空母はカタパルト三基が搭載され、艦容は米海軍のジェラルド・R・フォード級に匹敵する大きさだとわかる。■
New variants of Chinese stealth fighters break cover
By Mike Yeo
Oct 30, 01:12 AM
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