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USSコネティカットの衝突事件を材料に米国を非難する中国はまるで日本の立民・共産党のようだ、同艦の損傷は深刻ではない模様

The Seawolf-class attack submarine USS Connecticut

米海軍のシーウルフ級攻撃型潜水艦USSコネティカット US Navy


  • 中国関係者は米潜水艦の衝突事件を隠ぺいしていると米国へ非難の声を強めている

  • ペンタゴンはこれを一蹴し、事件発生を公表したことこそ透明性の証明だとする

  • 事件は米中の対立が目立つ南シナ海で発生した


国が南シナ海で今月初め発生したなぞの潜水艦事件の真相発表を繰り返し米国に求めている。米国が情報を「出し惜しみ」し、隠ぺいを狙っているとの非難だ。米側はその主張は当てはまらないと応酬している。


10月26日、中国外務省報道官趙立堅Zhao Lijianは1米国が「無責任」に「情報隠匿」しているとし、中国は事件の詳細を公表しない米国に「重大な懸念」を抱いていると発言した。また詳細情報開示がないことから「米国に対し真実と意図を尋ねるのは当然だ」とした。


「USSコネティカットが南シナ海で極秘裏に何をしていたのか。何と衝突したのか。そもそも衝突はなぜ発生ししたのか。放射能漏れで海洋環境汚染は発生したのか」


趙報道官の発言は同人の10月11日内容と全く同じで、米国が事件のもみ消しを狙い情報を隠していると批判していた。直近発言には米国が潜水艦事故をもみ消そうとしており、「透明性の欠如」だと批判した中国国防省報道官Tan Kefei に通じるものがある。


ペンタゴン報道官ジョン・カービーはもみ消しを狙っているとの中国発言をとらえ、「報道発表を公開しているのにも隠ぺいと言われるのは心外だ」と述べた。


潜水艦事件について米太平洋艦隊からの報道機関向け声明文はは衝突発生の5日後に出たもので、公表を遅らせたのは作戦の保安で懸念があったためだ。逆に中国は遅れを利用し、疑惑を印象付けようとしている。


米海軍によれば同艦の衝突地点は公海で、乗組員の生命に危険な結果は生まれず、艦は安定状態にあり、原子力推進関係は無傷だとした。


中国の問いかけは米国に情報開示を求めるもので、南シナ海での米潜水艦活動の状況を明らかにさせようとしている。とくに中国が戦略的な同海域に潜水艦基地を置いているため、コネティカットが監視偵察行動に従事していた可能性がある。だが中国政府の発言には別の角度も見られる。


米国は事あるごとに中国が南シナ海の軍事化を進めていると批判し、中国が域内諸国を力で威圧していると主張するほか、中国の主張に国際法の裏付けはないとしている。逆に中国は米国こそ南シナ海に軍事プレゼンスを展開することで不安定さを増長していると非難してきた。コネティカット事件を利用しているように見える。


26日の報道会見でZhaoは米軍のプレゼンスを批判したうえで米国が「南シナ海で最大の軍事的存在」と中国外務省が繰り返している表現を使った。


南シナ海に軍事拠点を整備した中国への糾弾を米国は繰り返しており、中国の軍事力拡張は地政学的な権益のためとし、米国が主張する自由で開かれたインド太平洋の理念と対照的だとする。


コネティカットはグアムでドック入りしており、The War Zoneが損傷を受けた同艦の衛星写真を掲載した。衛星写真は艦の一部のみ映しているが、深刻な損傷ではないようだ。■


China Isn't Letting a US Submarine Incident in the South China Sea Go

Ryan Pickrell Oct 27, 2021, 2:41 AM


 

コメント

  1. たとえ自分の意に沿わない政党でも、あの中国共産党と同列に扱うべきではないと思う。各政党の背後にはそれぞれ多くの支持者がいて、そんな考え方の異なる人々の総体が日本国を形成する国民なのです。不用意に国民を分断するような物言いは利敵行為も同然。 総選挙前のネガティブキャンペーンも、慎重に願いますよ。

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