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米海軍作戦部長の思い描く近未来の艦隊像

 

MANTAS T-38 水上艦艇が沿岸警備艦USSスクォール(PC 7)と並走している。アラビア湾、 Dec. 4, 2021. U.S. ARMY / SGT. DAVID RESNICK

 

 

米海軍は無人艦艇運用の専門階級を創設しそうだ。

 

母と大型無人艦が並走する姿が5年以内に実現する。海軍トップの構想どおりなら。

 

 

2027年か2028年に「あるいはそれより早く」、マイク・ギルディ海軍作戦部長は大型中型無人艦艇を空母打撃群や揚陸即応部隊に編入したいとする。

 

初期段階の無人艦運用は「完全無人体制でなくてもよい。最小限の人員を配置する」と同大将は2月16日報道陣に語った。「はいはいから歩き走る段階に移行したい」とし、「2030年代に実用化する」と述べた。

 

鍵を握るのはテスト多数と試作型を可能な限り地上施設とシミュレーターで完結させることだとギルディ作戦部長は見ている。施設のひとつがフィラデルフィアにあり、「投入をめざす仕様で運転し、長期にわたり試す」「洗練させていく。機能しない部分は取替え改良する。結果として知見が増え、導入可能な装備品となる」と述べた。

 

同じ方法は無人装備品以外でも使っていると作戦部長は述べた。近年の新型水上艦事業でトラブルが続いた。沿海域戦闘艦、ズムワルト級駆逐艦、フォード級空母があったが、建造が始まるコンステレーション級フリゲート艦、コロンビア級弾道ミサイル潜水艦建造に応用する。海軍は「革命的と言うより進化的な変革を実現したい」とし、問題連発で議会の怒りを呼んだ従来の流れを変えたいとした。

 

これと別にギルディ作戦部長は柔軟かつ信頼性に富む無線ネットワークで無人艦艇と打撃群艦艇を結ぶのが重要要素だと説明。海上ネットワークにProject Overmatchの名称がつき、各種通信手段で自動的に接続を実現するのは、携帯電話が家庭内wifiから外部セルラーネットワークに自動的に切り替わるのと似ている。各艦艇で各種データを使い、最適な通信系統を組み合わせ移動や運用を制御するとギルディ大将は述べた。

 

4個空母群で新型ネットワークの搭載が始まる。このうち最初の空母群での準備状況は「予定通り」とギルディは述べ、今年末か来年初めに実施するとした。次の段階は残る空母打撃群、揚陸即応部隊への搭載で、大規模艦隊演習に応用することだという。

 

ギルディ大将によれば米海軍は無人装備運用を行う特別下士官階級を創設し、アプリケーション群を整備していくという。■

 

Navy Chief Sees Robot Ships Alongside Aircraft Carriers Within Five Years - Defense One

The service may create a new enlisted specialty to operate them.

BY BRADLEY PENISTON

DEPUTY EDITOR

FEBRUARY 16, 2022 08:07 PM ET

 

 

 


コメント

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