BARTEK BERA
(メディア関係者の方へ F16は存在しません。念の為)
ここ数週間にわたり、ロシア軍がウクライナ国境からベラルーシまで増強を続けており、ウクライナ侵攻の恐れが強まっている。米国はNATOその他加盟国と対抗策を展開し、ロシアへの抑止効果を狙っている。地政学を巡る動きの中でポーランド写真家バレテク・ベラBartek Beraがポーランド、ベルギー両国のF-16ヴァイパー戦闘機を捉えた素晴らしい写真の数々を共有してくれた。NATOの北東側面で警戒任務に投入されている機体だ。
ベラはリトアニアのシャウレイ航空基地Šiauliai Air Baseを訪ね、NATOのバルト海上空航空警戒作戦の実態を見た。作戦にはシャウレイ以外にエストニアのアマリ航空基地 Ämari Air Baseも使われている。加盟国が輪番で戦闘機部隊を派遣し、一回4ヶ月駐留し航空警戒任務にあたっている。名称と裏腹に各機は完全武装となっており、敵対行為がバルト地方の上空で発生すれば即対応する。これ以外にハイジャック等の緊急事態に対応する。
現時点ではポーランド、デンマークが前方配備で航空警戒任務をシャウレイ基地から、ベルギーのF-16は米空軍F-15Eストライクイーグル部隊とアマリ基地から展開している。ベラはポーランドとベルギーのF-16Cブロック52+機とF-16AMブロック20MLU仕様の撮影を許された。ポーランド空軍機には航続距離を延長する機体一体型燃料タンクが装備されていないのが興味深い。
両国空軍所属の機体にミサイル実弾が搭載されているのが写真からわかる。ポーランド機にはAIM-120C高性能中距離空対空ミサイル(AMRAAM)を翼端に、AIM-9Xサイドワインダーミサイルを左右主翼下に搭載している。ベルギー空軍機も翼端にAIM-120A/B型AMRAAMを、旧型サイドワインダーミサイルはAIM-9L/Mに見え、主翼下に搭載している。
F-16はすべて機内に20mmのM61バルカン機関砲を一門搭載する。ポーランド空軍のヴァイパーにはロッキード・マーティンのAN/AAQ-33スナイパー高性能標的捕捉ポッド(ATP)がつく。同ポッドは対地攻撃や偵察ミッションを主目的とするが、空中でも長距離で標的識別に投入でき、昼間夜間を問わない。航空主権任務ではこの効果は大きい。とくに交通量の多い空域で。
バルテク・ベラには北東部で防衛にあたるNATO戦闘機部隊の素晴らしい写真を提供いただき感謝したい。インスタグラム https://www.instagram.com/bartek.bera.photography 、フェイスブックhttps://www.facebook.com/bartek.bera.fotografiaをフォローしてもらいたい。各種軍用機、特殊作戦部隊の写真がたくさん見られる。■
では素晴らしい写真をお楽しみください。
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These Photos Of Armed NATO F-16s Patrolling Over The Baltics Are Absolutely Incredible
Polish and Belgian F-16s are on patrol along NATO's northeastern flank and are looking incredible while doing it.
BY JOSEPH TREVITHICK FEBRUARY 4, 2022
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