Former President Donald Trump and Russian President Vladimir Putin in Helsinki, Finland on July 16, 2018. Brendan Smialowski / AFP via Getty Images
ウクライナ国内の分離独立を承認したプーチンを「天才だ」とトランプは発言。
トランプがウクライナ侵攻を開始したとの報道を受け、ウラジミール・プーチンについて「さすがだ」と評した。
ウクライナ派兵しないようバイデンに釘をさし、「むしろ南方国境地帯に目を向けろ」と述べた。
ドナルド・トランプ前大統領がウラジミール・プーチンを称賛し、ウクライナ侵攻を正当化したプーチンを「さすがだ」「天才だ」と評した。
"Clay Travis and Buck Sexton Show" でトランプはプーチンがウクライナ国内のドネツク、ルハンスク両地方を独立承認したのは手際よい動きと述べたが、両地方の3分の2は今もウクライナが実効支配している。
「昨日みていたが、思わず『すごい』と言ってしまったよ。プーチンはウクライナの少なからぬ部分を独立国だと宣言した。すごいことだ」とトランプは感想を聞かれてこう述べた。「手際の良さがいい。平和の実現者になる」
ロシアがウクライナ侵攻を自身の任期中ではなくこの時期に選択した理由について、プーチンとの関係がバイデンよりも良好だったためとトランプは説明した。
「プーチンのことはよくわかっている。うまくやってきた。向こうもこちらが好きだった。強い人物だ。魅力に溢れ、自信たっぷりだ。愛国心も厚い。真に自国を愛している」
ウクライナ関連で何がまずかったのかを聞かれ、トランプは2020年大統領選挙の結果を盗まれたとの主張を以前同様に繰り返した。
「選挙結果が歪められ、当選資格がない人物、自分で何をしているのか把握できない人物が大統領の座についている」とし、さらにウクライナ侵攻について「自分の政権中には絶対発生しなかった。再選されていれば、想像さえつかなかくなっていただろう。発生するはずがない」と述べた。
トランプはウクライナ問題を米保守派が一貫して憂慮する移民問題に関連させ、米国はロシア同様に軍事力を行使してまで米メキシコ国境を保安すべきと主張した。
「平和維持部隊でここまでの規模の部隊は今までなかった。これだけ多くの戦車が動員されたことはなかった」「ロシアは平和を維持するだろう。その背後に利口な男がいる。その人柄をよく知っている」
また、ウクライナ紛争に米国が巻き込まれる可能性について聞かれ、トランプはここでも米メキシコ国境地帯に触れた。
「むしろ南方国境地帯に部隊を派遣するべきだ」とし、「小規模部隊を小出しに派遣するやり方は気に入らない」
トランプはロシア-ウクライナ対立に米国が十分な効果を持って対応していないと主張した。
「相手側に比べたらこちらの対応はジョークのようなものだ。3千名を派遣するといっている。わざわざトラブルに巻き込もうというのか。いや、南方国境地帯の防護を固めるべきであり、現政権のウクライナ処置はひどい」
トランプからは大統領任期中にウクライナ、プーチン問題を議論したとし、ロシア最高指導者は隣国への侵攻を「一貫して望んでいた」とした。
「ウクライナを狙っていることはわかっていた。本人にもこれを話題にした。こう伝えた。『これはできない。しちゃダメだ』。とはいえ、狙っているのはわかっていたので、この話題について何度も要望し、長い時間を割いて議論したものだ」
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