Trump expected to nominate head of US Fleet Forces Command for top post in Pacific
次期太平洋軍司令官ポストにトランプ大統領が米艦隊司令長官を任命する予想
フィル・ディヴィッドソン大将。現米艦隊司令部トップの本人は米太平洋軍司令官への異動が予想されている。 (Navy)
By: David B. Larter
WASHINGTON – ジム・マティス国防長官が太平洋軍のトップ人事を急いでいる。
フィル・ディヴィソン大将 Adm. Phil Davidson を候補としホワイトハウス預かりにしているのはハリー・ハリス大将の解任で予想される抵抗に対応するもので、ハリス大将は次期在オーストラリア大使ポストに指名を受けている。またディヴィソン大将へ空軍の太平洋地区トップ、テレンス・オショーネシー大将Gen. Terrence O’Shaughnessyからの異議にも備える動きとみられる。
国防長官官房の報道官は記事へのコメントを避けている。
1982年海軍兵学校卒のディヴィッドソンが任命されれば北朝鮮との核対立を引き継ぎ、南シナ海の広大な海域での中国との対立も同様に継承することになる。ハリス大将は米軍投入に積極的との評判を立てており、実際に11月には空母三隻を同時投入し朝鮮半島近海の哨戒を行っている。
ディヴィッドソンは東海岸での職歴が長い。アイゼンハワー空母打撃群を率い、巡洋艦ゲティスバーグ、フリゲート艦テイラーで艦長を務めた。艦隊司令官につく前にヨーロッパで第六艦隊を指揮していた。太平洋艦隊参謀の経験もある。
第七艦隊の日本配備艦二隻で深刻な事故が昨年発生しディヴィッドソンが検分作業を統括した。その結果、艦艇の即応体制に問題があること、艦艇任務が常時高いことから手抜きが蔓延する傾向が判明している。
オショーネシー大将が候補に残っているか不明だが、消息筋によればディヴィッドソン以外に候補はない。太平洋空軍司令官のオショーネシーが当初ハリスの後継人事で有望だったのは太平洋地区に本人が太平洋地区で深い経験を有するからだ。だが太平洋軍トップポストは海軍大将の指定席であり、上院軍事委員会ジョン・マケイン委員長が海軍に引き続きポストを取らせたいと願うはずと見られる。■
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