造幣局が「公式」偽造紙幣2兆元を印刷?
中国国家紙幣印刷造幣局の陳耀明が自首してきたとのニュースがネット上に流れている。2兆元(約36兆円)の「同数紙幣」を私的に印刷した疑いだ。
陳耀明氏は造幣局内の材料を利用し2兆元相当の偽札を印刷したという。紙幣には発行済み番号が再び印字されているので流通すれば同じ紙幣が存在することになる。
中央銀行の公表文によると、2021年11月の流通通貨(M0)は8兆7400億元なので、2兆元は23%を占める。
もし、2兆元の「本物」の偽札が流通していれば、間違いなく巨大なインフレを引き起こし、物価高騰と国の経済破綻を招く。
12月22日、中国人民銀行は、「性質の悪い噂」と一蹴した。 「人民元の印刷と発行には厳格な作業手順と技術基準があり、中国人民銀行は常に法律に従い作業を実施している。 当行は、このような風説の流布を厳しく非難し、公安当局に通報ずみ」と述べている。
https://www.163.com/dy/article/GS107F8F0552I9XH.html
中国では現金で買物するとまず偽札チェックを受けるのが普通です。それだけ贋札が流通しているため、電子決済に一気に走ったという事情もあるのでしょう。日のないところに煙は立ちません。中国経済が2022年大変な境遇に陥ることが予想されます。波乱の予感がします。
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