注目の機体
Z-10は対戦車ミサイル16発、7発バレル式ロケット発射装置4、あるいは32発バレル式ロケット発射基2を搭載できる。
中国政府をバックに持つ新聞が人民解放軍の攻撃ヘリコプターZ-10の最新型について伝えている。同機は戦車艦船双方を撃破可能なヘリコプターとされている。
同機の外観は米陸軍のアパッチ攻撃ヘリコプターと現在製作中といわれるステルス攻撃偵察ヘリコプターを合わせた格好に見える。
Z-10 攻撃ヘリの兵装
Z-10について詳しく伝えているのは環球時報で対戦車ミサイルなら16発、7発バレル式発射装置4、32発バレル式ロケット発射基を搭載するとある。環球時報はZ-10パイロットが同機は各種ミッションに投入可能と発言しているのを伝えている。
「ミサイルは装甲車両や戦車向けに、ロケット弾と機関銃は歩兵相手に使う」と記事にあり、「敵戦車隊を相手にすればZ-10は空対地ミサイル8発を通常搭載し、ロケット弾発射装置も2基ある。ミサイルの精度は85パーセントで一回に敵戦車6両を撃破できる」
Z-10
航続距離は1,120キロで空虚重量は5,100キログラムだ。外部に四か所のハードポイントがあり、空対地、空対空ミサイルやロケット弾を搭載し、さらに23mm回転銃があるとCCTV番組は紹介している。
対戦車兵器以外にTY-90空対空兵器(50キログラム級)も発射可能だ。
「標準編成のZ-10の四機編隊で対戦車ミサイル32発、57mmロケット弾発射基8、機関銃4門がそろい、これだけで戦車3個中隊を一掃できる」と環球時報記事にある。
Z-10攻撃ヘリのヘルメットバイザー機能
同機の威力をさらに強めるのはF-35と似たパイロットのヘルメットにつけたバイザーで眼球の動きを追い、標的捕捉が瞬時に可能となった。
「Z-10パイロットは特別製ヘルメットを使い、重要データや戦場の動きを直接バイザーに投影できる。パイロットはヘルメットを向ければ、その後パイロットが別の方向を見ても兵器が標的に収める」(環球時報)
Z-10パイロット用ヘルメットの機能はF-35のものと同じようだが、眼球の動きと連動させて新たな脅威になりそうだ。
性能向上型Z-10はベル360インヴィクタスに外観が似ているが、昨年の環球時報記事ではアナリストがZ-10二もステルス性能があると見ているのは驚くにあたらない。
「演習に登場したZ-10攻撃ヘリのうち、一機は改修型で排気口が上を向いており、赤外線特徴を消し、標的捕捉されにくくなっていた」(環球時報)
興味深いことにZ-10の写真から米へリコプター二型式のハイブリッドではないかとの疑問が出てきた。Z-10はアパッチとベルが製作中のステルス機インヴィクタス将来型攻撃偵察機と酷似している。
Z-10の排気口や側面構造は一体型となっており丸みをもたせているのがわかるが、ステルス性能を高める工夫の一つだ。排気は上向きというより水平に流れると記事にある。■
DEC 24, 2021
Video Above: China Intends to Overrun Taiwan
Kris Osborn is the defense editor for the National Interest. Osborn previously served at the Pentagon as a Highly Qualified Expert with the Office of the Assistant Secretary of the Army—Acquisition, Logistics & Technology. Osborn has also worked as an anchor and on-air military specialist at national TV networks. He has appeared as a guest military expert on Fox News, MSNBC, The Military Channel, and The History Channel. He also has a Master’s Degree in Comparative Literature from Columbia University.
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