A snapshot of a video released by the Israel Air Force shows the result of an airstrike as part of Operation Swords of Iron on Oct. 7.
Credit: Israeli Air Force
ハマス戦闘員は10月7日、広範囲な奇襲攻撃の地上侵攻と無誘導ロケット射撃の一環で、動力パラグライダーを初めて使用しガザ地区からイスラエル南国境を突破した。
イスラエル首相ベニヤミン・ネタニヤフはこの攻撃に対し、戦争状態を宣言し、予備兵力を動員し、「鉄の剣」作戦を開始した。イスラエル空軍は、戦闘機とおそらく無搭乗航空機システムによるパレスチナ標的への空爆の映像を公開した。その後に公開された2つ目のビデオでは、さらに9回の空爆が行われ、個人と車両が標的となった。
ネット投稿の動画では、ハマス戦闘員数名が動力式パラグライダーでイスラエルの国境フェンス上空を飛行していた。同時に、ハマス戦闘員は150平方キロメートルのガザ地区の北と東の国境を越えイスラエルに侵入した。
ハマス指導部が「アル・アクサの洪水」と名付けた空爆と地上攻撃は、ロケット弾乱射に先行して行われた。ハマス指導者たちは、夜明けに5000発のロケット弾をイスラエル領内に撃ち込んだと主張した。イスラエル国防軍は、2,200発に過ぎないと発表した。
イスラエルのアイアンドームやその他ミサイル防衛によって迎撃されたロケット弾の数は明らかになっていないが、イスラエルメディアは死傷者数十人が出たと報じた。
ハマス戦闘員による侵入の範囲や、少数の戦闘員をイスラエルに運ぶための動力付きパラグライダーの使用など、多くの点で前例のない、国境を越えた広範囲な攻撃が開始されたようだ。
2014年、『エルサレム・ポスト』紙は、イスラエルの諜報機関であるシン・ベトが、ハマス組織がマレーシアで国境越え攻撃に動力式パラグライダーを使う訓練を受けていたことを発見したと報じた。しかし、今回のアル・アクサの洪水作戦まで、そのような攻撃事例は報告がなかった。
ハマスが奇襲攻撃を開始したのは、エジプト、シリア、ヨルダンを含むアラブ連合による奇襲攻撃で始まった1973年のヨム・キプール戦争開戦50周年の翌日だった。
近年、イスラエルとハマス間で勃発する紛争は、国境での小競り合いや、ガザ地区からイスラエル領内に発射される無誘導ロケット弾に限られていた。しかし、アル・アクサ・フラッド作戦は、かなり野心的なもので、攻撃開始から数時間で、南国境のイスラエルの町数十箇所へハマス戦闘員が侵入した。パレスチナのロケット弾は、イスラエルとガザの南国境から約38キロ北に位置するテルアビブまで攻撃したと伝えられている。
ハマスの攻撃から8時間以内に、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツを含む数カ国政府首脳がパレスチナの作戦を非難し、イスラエルへ支援を再確認した。■
Hamas Paragliders Join Surprise Assault On Israel | Aviation Week Network
Steve Trimble October 07, 2023
Steve covers military aviation, missiles and space for the Aviation Week Network, based in Washington DC.
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