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ポーランド配備のイタリア軍F-35がロシア軍Su-30をバルト海上空で迎撃したところ....

 




2023年9月21日、ポーランドに配備されたイタリアのF-35Aが迎撃したロシアのSu-30SM。(ItAF via NATO)


ルト海上空でイタリア軍F-35に迎撃されたSu-30フランカーの写真を入手した。

 2023年9月21日、イタリア空軍タスクフォース・エア-第32飛行隊のF-35Aジェット2機が、ポーランドのマルボルク空軍基地から最初のQRA(即応アラート)発進を行った。

 このスクランブルは、ドイツのウエデムに拠点を置く連合航空作戦センター(CAOC)が指令した。同センターはNATOの防衛空域に接近または侵入しようとする不審な航空機すべてのレーダー・トラックを監視するNATO部隊である。

 イタリアのF-35は、バルト海上空の国際空域をFPL(飛行計画)なしで、ATC(航空交通管制)と接触せず飛行する未知の航空機を調査するために発進した。未知の航空機は、ロシア海軍のSu-30SMフランカーと判明した。

 当初、イタリア空軍は迎撃したロシア機の画像を公開していなかったが、NATO連合軍航空司令部から「ゾンビ」(迎撃パイロットの専門用語で未知の航空機)の1機の写真を入手した。

 興味深いことに、画像のSu-30は非武装のようだ。その機体番号84ブルーは、バルチック艦隊の第4衛兵海軍突撃航空連隊に配属された最新鋭Su-30SM2であることを示す。Su-30SMと比べて、Su-30SM2はエイビオニクス、ECM、レーダー制御システムがアップグレードされ、より多くの武器を搭載できる。

 標準的な航空警備手順に従い、イタリア軍F-35は、フランカーがロシア領空(おそらくカリニングラード州付近)に近づくまで、国際空域に留まったまま、フランカーをシャドーイングした。

 タスクフォース・エア-第32飛行隊」は、アメンドーラの第32ストーム(飛行隊)とゲディの第6飛行隊に所属するF-35Aを運用している。その任務は、NATO空域の完全性と安全を確保することであり、「NATO東側における防衛・抑止態勢の強化に貢献する」ことにある。

 イタリア空軍のF-35は、2019年以降、アイスランドとエストニアに複数回展開しており、航空警察任務は初めてではない。さらに2023年9月21日の一件は、イタリア軍F-35がロシアのSu-30SMと接近遭遇する初めてのケースではない。両機種が初めて接近遭遇したのは2021年だった。迎撃は何事もなく行われたにもかかわらず、2機が一緒に飛行している映像は1年後、捏造報道で使用され、迎撃はロシア機がイタリア機に対して行われ、F-35パイロットはSu-30に不意を突かれたと、物語が変わっていた。

 イタリア軍F-35は、国内のSSSA(Servizio Sorveglianza Spazio Aereo - 空域監視サービス)をローテーションでサポートするために使用されるのと同じ構成で、アイスランドでQRAサービスを実施している。イタリア軍機は短距離空対空ミサイルを搭載していないため、「軽い」構成で飛行しているが、AIM-9XサイドワインダーAAM(空対空ミサイル)が発注されたため、状況はすぐ変わるだろう。■



Here's One Of Two Russian Su-30s Intercepted By Italian F-35s Deployed To Poland - The Aviationist

September 29, 2023 Military Aviation

DAVID CENCIOTTI


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