空母遼寧を中心とした中国戦隊が日本南方、台湾当方の海域で活動を続けている
中国の空母「遼寧」が護衛艦艇と、自衛隊の監視のもと、東シナ海で2週間活動している。
商業衛星の映像では、同戦隊は今週初めに再び宮古海峡を通過し、台湾の東海域に移動したようだ。The War Zoneに寄稿する画像情報アナリストDetresfaことダミアン・サイモンDamien Symon_は、Planet Labs画像で、八重山諸島の南約85カイリ、台湾の東160カイリ、フィリピン海上に空母群を発見した。
Planet Labs
Courtesy of Detresfa_
金曜日、Janesは岸信夫防衛相の発言として、遼寧艦載機が5月3日から5月9日まで訓練で100回以上発艦したと報じた。訓練には、瀋陽J-15戦闘機やヘリコプターによる対潜水艦戦(ASW)作戦も含まれていた。
遼寧空母群は、055型巡洋艦・駆逐艦「南昌」を中心に、052D型駆逐艦3隻、052C型駆逐艦1隻、054A型フリゲート、901型補給艦1隻が加わっている。
遼寧が西太平洋のスポットライトを浴びたり、台湾の北東部にある日本の琉球諸島と八重山諸島を隔てる宮古海峡を通過するのは今回が初めてではない。
12月中国政府は、同空母群が、海峡付近の海域で、日本の空母「いずも」と航行する映像と画像を公開した。
2021年4月、「遼寧」空母群は、緊張が高まる南シナ海の艦艇群に加わり、セオドア・ローズベルト空母打撃群とマキンアイランド水陸両用部隊へ接近航行した。
中国の空母群は、台湾だけでなく、日米の監視対象になっている。西太平洋に中国空母艦隊が来襲した場合の編成、運用を訓練された目で洞察することが可能だ。米空軍のRC-135リベットジョイントが遼寧空母部隊の動向を監視中だ。
Flightradar24
中国のもう一隻の空母山東は大連のドックで補修を受けている。
Planet Labs.
遼寧空母群の動きから、台湾が当方からも危険にさらされていることがわかる。ハイエンド水陸両用能力と固定翼機搭載空母を含む海軍力の急成長で、台湾をねらう中国の大規模作戦は、全方位からの包囲と攻撃を想定している。3隻目の空母も就役する予定で、中国の空母打撃群、特に台湾への脅威が著しく拡大しそうだ。■
Chinese Aircraft Carrier Liaoning Spotted Off Taiwan In Satellite Imagery
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MAY 14, 2022 1:21 PM
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