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遼寧CSGが東シナ海へ移動、米タイ海軍演習など先週末のこの地域の海軍活動のまとめ

 

遼寧空母打撃群の艦艇  May 22, 2022. Japanese MoD Photo

国の遼寧空母打撃群は、2週間以上にわたる太平洋とフィリピン海での訓練を終え、現在は東シナ海で活動していると、防衛省が週末に発表した。

日本政府は金曜日と土曜日の報道発表で、空母打撃群が土曜日に宮古海峡を通過したと発表した。

遼寧 CSG は、空母 CNS 遼寧(16)、055 型駆逐艦 CNS 南昌(101)、052D 型駆逐艦 CNS 西寧(117)、CNS ウルムチ(118)、CNS 成都(120)、 052C 型駆逐艦 CNS  鄭州;(151)、054A 型フリゲート CNS 湘潭(531)、901 型高速戦闘支援 艦 CNS呼倫湖(901) の8隻で構成。

防衛省統合幕僚監部JSOは金曜日の午前9時、人民解放軍海軍(PLAN)駆逐艦が宮古島の北東約110キロメートルを北西に移動し、その後宮古海峡を通って東シナ海に出航したの観測したと発表した。JSOは、写真を掲載した。海上自衛隊の支援艦「あまくさ」(AMS-4303)と沖縄の那覇基地にある第 5 航空集団の海上自衛隊 P-3C オライオンが PLAN 艦船を監視した。

土曜日、PLANフリゲート艦が宮古島の東約170kmを北西に航行しているのが確認されたと、JSOは日曜日に別のニュースリリースで発表した。艦番号と画像から、湘潭と判明した。その後、午後3時、宮古島の東180kmを西に航行する艦番号と画像から南昌とが目撃された。同日午後5時に空母遼寧、駆逐艦「西寧」「ウルムチ」「成都」、高速戦闘支援艦「胡潤湖」に対応するペナントと画像を持つ5隻が目撃された。その後、全7隻が一緒に宮古海峡を通り、東シナ海に出た。

駆逐艦JSあさひ(DD-119)、JSまきなみ(DD-112)、補給艦JSはまな(AOE-424)がPLANの艦船を発見した。支援艦あまくさ(AMS-4303)と沖縄の那覇基地にある第 5 艦隊航空団の P-3C オリオン海上哨戒機 が監視を行った。

 

 

2022年5月22日、中国遼寧空母打撃群が東シナ海へ移動した

遼寧CSGは5月2日に宮古海峡から太平洋に移動し、5月4日から太平洋とフィリピン海で空母飛行作戦を実施している。この間、遼寧に随伴する7隻の艦船は、空母と一緒にいなかった。艦船数隻は、空母が飛行作戦を行う間、定期的に離脱し、空母に再集合した。

その他の動きとしては、日曜日にはるさめ(DD-102)が第42次海賊対策派遣水域として、佐世保からアデン湾に向けて出港した。同艦は、現在、海賊対処任務を遂行中のさみだれ(DD-106)の交替で派遣される。日本は2009年から海上自衛隊の艦艇と航空機を同地域に派遣し、アデン湾における日本や外国の商船を保護している。

タイでは月曜日、米海軍とタイ海軍(RTN)が第 28 回年次協力海上即応訓練(CARAT)を開始した。米第 7 艦隊の報道発表が伝えている。

「タイ海軍の副司令官ピサル・ミースリー中将Vice Adm. Pisal Meesriはニュースリリースで、「タイ海軍は同演習を、自軍の人員の知識、能力、経験を深める上で非常に価値のあるものと考えています。参加する各部隊が、専門知識の共有、実地訓練、海域での訓練から利益を得られると確信しています」と語った。

両国海軍は、部隊間のコミュニケーションを磨く戦術を含む、複数の演習を行う。

第7艦隊によると、同演習では、両国海軍の目視範囲外の目標を追跡・追撃する能力を高めることを目的にP-8による海上領域認識追跡や、捜索・救助訓練に加え、ヘリコプターのクロスデッキ着艦を実践している。

第7艦隊はニュースリリースで、沿海域戦闘艦 USS ジャクソン(LCS-6)と司令任務部隊(CTF)72 所属の P-8A ポセイドンが、サタヒップとサムイ島の国際海域と領海内で演習に参加すると述べた。

タスクフォース(CTF)72は、タイ海軍の艦船や航空機と一緒に、相互運用性の構築と関係強化に重点を置いた訓練を行う。タイ海軍のフリゲート、HTMS Bangpakong (FFG 456)、HTMS Kraburi (FFG 457)、HTMS Naresuan (FFG 421) が参加する。■

Chinese Carrier Strike Group Now Operating in East China Sea - USNI News


By: Dzirhan Mahadzir

May 23, 2022 2:36 PM

 

 

 

 



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