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ウクライナ行きのM113装甲兵員輸送車は州軍部隊の現役装備。かなり年季が入っているがまだまだ使用に耐えるようだが.....州軍と言ってもあなどれない。

 

ドイツ、ホヘンフェルスの統合多国間即応性センターでの演習に投入した第四歩兵連隊第一大隊のM113装甲兵員輸送車Jan. 31, 2022. (Spc. Nathaniel Gayle/Army)

 

 

防総省はウクライナへの装備品送付で、州軍に目をつけ、少なくとも5州が旧式M113装甲兵員輸送車を移動中だ。

 

4月29日時点で、インディアナ、ミズーリ、ノースカロライナ、オハイオ、ウェストバージニアの各州知事は、国防総省の要請をうけ、各州で保有するM113をウクライナに引き渡すと発表している。この援助は、ジョー・バイデン大統領が4月13日に発表した、M113(200両)を含む8億ドルのパッケージの一部となる。

全米州軍協会のジョン・ゴヒーン John Goheen報道官は金曜日、「州知事は州軍の最高司令官として、実施を誇りに思っている」と述べた。

米陸軍は、ベトナム戦争の戦場タクシーM113は時代遅れと考え、2006年に購入を中止した。ドンバスでの戦闘は雨と泥の多い春を迎えるが、M113は軌道式で、かつエイブラムス戦車より軽量なため、ウクライナ軍に輸送と防御を同時に提供できる。

「戦場では機動性が必要で、防御つきの機動性はさらに優れています」(ゴヒーン)。

インディアナ州軍は要請を受け、キャンプ・アタベリーでM113の点検、修理、ロードテストを行った。その後車両はトラックに乗せられ移動した。

インディアナ州軍幕僚長であるジャスティン・マン准将Brig. Gen. Justin Mannはビデオの中で、「大統領の指示で、ウクライナに軍事装備を提供するため輸送を命じられた」と述べた。「完全点検を行い、すべての準備を5日未満で整えた。メンテナンス担当が素晴らしい仕事をし、準備できたのは、記念碑的で、至難の業だった」

木曜日にノースカロライナ州のロイ・クーパー知事Gov. Roy CooperがM113に関し最新の発表をした。

「ウクライナへ攻撃を続けるロシア軍の戦争犯罪の報告には、心を痛めており、真剣な行動が求められている」「ノースカロライナはウクライナの人々と共にあり、民主主義と自由の戦う彼らを支援する」。

ノースカロライナ州軍は、M113は万能かつ実用的な車両で、州警備隊がイラクに展開したこともあり、今も使われていると発表。

マット・ハンドリー中佐 Lt. Col. Matt Handleyは、「全車両が稼働している」と語った。「M113は長年かけてアップグレードされており、まだ機能しています」

オハイオ州のマイク・デワイン知事Gov. Mike DeWineは、M113を寄贈するだけでなく、州の法執行機関が非営利団体「ウクライナ支援基金」を通じ、弾道・暴動用ヘルメット75個、防護服840個もあわせて送ると発表した。

これとは別に国防総省は、2月にウクライナを離れたフロリダ州軍部隊が、ドイツおよび非公開の国で、ウクライナ軍にレーダーや戦術車両取扱の訓練を続けていることを認めた。

「州軍は装備や訓練を迅速に支援できる」と州軍局のウェイン・ホールWayne Hall報道官は電子メールで述べている。「4月13日の大統領の承認の2日後に、装備品の出荷が始まった」。■

 

National Guard’s aging battle taxis find new use in Ukraine fight

By Joe Gould

 Apr 30, 06:50 AM

https://www.defensenews.com/pentagon/2022/04/29/national-guards-aging-battle-taxis-find-new-use-in-ukraine-fight/

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