Photo by Melany Bermudez
航空宇宙大手のボーイングは、日本のF-15スーパーインターセプタープログラム向けに1億2900万ドルの未確定契約アクションを獲得した。
このシーリング契約は、航空自衛隊の既存のF-15戦闘機に技術変更を組み込み、その能力を強化するものである。
このプロジェクトは日本向けの対外軍事販売協定の一部であり、地域の安全保障上の懸念の中で防空能力を近代化する日本の継続的な努力を支える。
F-15ジャパン・スーパー・インターセプター・プログラムの作業は、ミズーリ州セントルイス、フロリダ州エグリン空軍基地、カリフォーニア州エル・セグンド、メリーランド州ハント・バレーを含む各地で実施され契約完了予定日は2030年1月31日だ。
この契約の資金には、2024会計年度の対外軍事販売資金4,400万ドルが含まれており、これは契約締結時に義務付けられる。
オハイオ州のライト・パターソン空軍基地を拠点とする空軍ライフサイクル管理センターが契約活動を管理している(契約番号:FA8634-22-C-2705)。
日本の F-15は 163 機の F-15J と 36 機の二人乗り F-15DJ で構成されており、三菱重工業(MHI)によってライセンス生産され、さらに 14 機がマクドネル・ダグラス社のセントルイス施設で組み立てられた機体だ。老朽化したF-15Cを新型のF-15EXで置き換えることを選択したアメリカ空軍と異なり、日本は1980年代のF-15Jを保持し、現在の生産標準機であるアドバンスド・イーグルから派生した新機能でアップグレードする案を選択した。
「スーパーインターセプター」と名付けられた日本のF-15のアップグレードパッケージには、APG-82(v)1アクティブ電子スキャンアレイ(AESA)レーダーが含まれる。 このレーダー・システムの統合により、航空機の空対空戦闘能力が強化されるとともに、探知能力と照準能力が向上する。 さらに、統合空対地スタンドオフ・ミサイル(JASSM)の搭載の可能性は、マルチロール能力の拡大を示し、日本のF-15が長距離攻撃任務を遂行できる多目的なプラットフォームに変わることを示唆している。
2017年に日本がF-15を長距離攻撃作戦用の巡航ミサイル・キャリアに変えるつもりであることを示す報道があったが、この野心は、現在進行中のアップグレードの取り組みと一致しているように見える。
ボーイングは以前、F-15 2040Cアップグレードパッケージとして知られるF-15の同様の一連の機能強化を米空軍に提供したが、米空軍は最終的に、代わりに新しいF-15EX航空機の取得を選択した。■
Boeing awarded contract for Japan’s Super Interceptor
Nov 23, 2024
Modified date: Nov 23, 2024
https://defence-blog.com/boeing-awarded-contract-for-japans-super-interceptor/
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