2013年4月11日木曜日

オスプレイ後継機で既存ヘリに代わりティルトローター機大量採用を期待するベル

                           

Bell Unveils Third-Gen Tiltrotor Concept

By Anthony Osborne tony_osborne@aviationweek.com

aviationweek.com April 10, 2013
Credit: Credit: Bell Helicopter

ベルヘリコプターはV-22オスプレイの知見を第三世代ティルトローター機に取込み、米陸軍の将来型垂直離陸機Future Vertical Lift 構想に提案する。

  1. V- 280ヴァラーValorは今週開かれた全米陸軍航空協会大会で披露された新型機で陸軍の中型機の要求水準に答えるもの。UH-60ブラックホークやAH-64ア パッチといった多用途ヘリ、攻撃ヘリ約4,000機の後継需要を見込む。ベルはティルトローター機の速度、航続距離、生産性での優位性を強調する。
  2. 新 設計で目を引くのはエンジンだ。傾斜ポッド内に搭載せず、エンジンはローターと常に水平位置に固定され、推進システムを傾斜ポッドに格納する。ベルによる とこの構成で機体側面ドアからの兵員の出入り安全度が高まるとともに敵地接近時の銃発射の有効範囲が広がる。同時に各角度でのエンジン作動の保証手続きが 不要となり開発リスクも低下する。V-280ではローターディスクの負担を減らし、ダウンウォッシュ吹き下ろしの量も減る。
  3. .開発費用削減の鍵はティルトローター機構の簡略化。V-280ではオスプレイの後退翼に対し直線翼を採用。さらにベルがセルカーボンコアLarge Cell Carbon Core technologyと呼ぶ技術で主翼を一枚の構造で製造する予定だ。
  4. このためV-280にオスプレイの主翼折りたたみ機構はつかない。航続距離は2,100 mi.以上とされ、海外展開のニーズにこたえる。
  5. 「太平洋地区へのシフトがあり、作戦範囲を広げながら、小規模部隊の展開が前提となる中で、これは戦力を増強させる性能です」(ベル社FVL担当重役キース・フレイルKeith Flail)
  6. ベルは機体二種類を想定し、多用途型は乗員4名・搭乗者11名、攻撃型はAH-64アパッチの後継機種をねらう。想像図で攻撃型は精密誘導兵器を機体ペイロード格納庫および主翼下に搭載するほか、タレット型機銃を機首下に有する。
ボーイングシコルスキーと共同でシコルスキーX2複合推進技術を基にしたFVL提案をまとめる。ベルも共同事業相手を模索中だ。同社によると「航空宇宙産業パートナー数社」と協議中だが、公表時期含めた日程については言及を避けている。■

2013年4月10日水曜日

湾岸地帯にレーザー兵器を実戦配備する米海軍

U.S. Navy Planning Gulf Deployment For Laser Weapon

By Graham Warwick
Source: Aerospace Daily & Defense Report

aviationweek.com April 09, 2013
試作型レーザー兵器が個艦防衛手段としてアラビア湾の米海軍艦船に搭載され、実証実験を行う。

  1. レーザー兵器システムLaser Weapon System (LaWS) はドック型揚陸輸送艦USS Ponce (LPD-15)の6ヶ月の実戦配備中に実証を行い、同時に襲撃艇や無人機を対象に実戦対応する。
  2. LaWSは海軍水上戦センターNaval Surface Warfare Centerのダールグレン支部が中心となり産業界チームで開発した。イージス駆逐艦USS Dewey (DDG-105)で公試を昨夏に実施しており、三回の試射で三機のUAVを撃墜した。
  3. 工業用ファイバーレーザー技術を元にしたLaWSが選定されたのは高エネルギーレーザー照射技術として成熟度が一番高いため、と海軍技術開発のトップ、マシュー・クランダー少将Rear Adm. Matthew Klunderは明かす。
  4. 海軍研究部Office of Naval Research (ONR)の革新的海軍装備開発の第二段階として、産業界チームは量産型高エネルギーレーザー兵器システムの開発研究を始めている。
  5. LaWS試験はチャイナ・レイク海軍航空基地近隣の砂漠で開始し、カリフォーニア沿岸沖のサン・ニコラス島付近でも行っている。
  6. 駆逐艦デューイではヘリコプター甲板にシステムを設置し、単独運用した。三回の撃墜成功は「UAV相手に12回発射12回撃墜に相当」とクランダー少将は解説する。
  7. 揚陸艦ポンスでは艦内の戦闘統制システムに統合し、近接戦闘システム(CIWS)のセンサー、操作卓と一体になる、とトーマス・エクレス少将Rear Adm. Thomas Eccles(海軍海上システムズコマンドで海軍システム技術主任技官兼次席司令官)は語る。
  8. 出 力規模は秘密だがLaWSは「産業用レーザーとほぼ同程度」in the ballpark of industrial lasersとエクレスは明かす。産業用レーザーは数十キロワット程度で軍事用のソリッドステートの高出力レーザーは軽く100 kwを超え比較にならない。
  9. それでも同システムは高速接近する襲撃艇やUAVに相当な距離から致命的被害を与える能力を実証しており、アラビア湾はテストに最適な立地と同少将は言う。
  10. 出力をさらに絞れば非致死効果のある抑止手段になり、襲撃艇乗員の目をくらませたり加熱させ「攻撃をあきらめさせ」る効果があると同少将は言う。
  11. 次回の運用実証実験で将来のレーザー兵器の要求性能が形成され、ONRは既存艦船すべてに搭載できるシステムを目指している。
  12. ポンスではデューイと同じく専用発電機でレーザー出力を発生させる。ただし、「運用中の艦船には発電余力が十分あり」今後登場する大型システムにも配電できるとエクレス少将は解説している。■

コメント ペルシア湾というのが日本では通例ですが、原文を尊重してここではアラビア湾としています。日本海と同じように呼称をめぐって同地域でも対立がるようです。

2013年4月7日日曜日

7,000飛行時間を達成した初のB-2が出現

First B-2 surpasses 7,000 flight hours

米空軍公式ホームページよりhttp://www.af.mil/news/story.asp?id=123343279
Posted 4/5/2013

by Senior Airman Brigitte N. Brantley
509th Bomb Wing Public Affairs

4/5/2013 - ホワイトマン空軍基地(ミズーリ州)-- B-2スピリットの同基地配属は1996年7月に開始され、以来同機のステルス性および強力な火力が世界中で威力を発揮してきた。
そのうちの一機、スピリットオブフロリダが4月1日現在で飛行時間が7,000台を超えた。

  1. 「今回の大台達成は第131および第509爆撃隊の男女が日日のB-2ミッションに費やす努力関心の証です。今回の達成の裏には昼夜問わず隊員が献身的に努力している事実があります」とマイケル・パイバン中佐第131業務グループ司令官はコメントしている。
  2. 燃料搭載量167千ポンドで40千ポンドのペイロードを有する同機は多用途重爆撃機として事実上制約を受けることなく飛行できる。航続距離、精密度、ステルス性、ペイロードを兼ね備えた機体は他に存在しない。
  3. B-2は現在20機しか稼働していないが、そのうち一機であるスピリットオブフロリダは通常兵装、核兵装両用の運用が可能で、アメリカの権益を常時、どの場所においても擁護すべく常時稼働可能な状態に維持されている。
  4. 同機を常時稼働状態に維持している機付長や実際に同機を操縦するパイロットにとって7,000時間達成はこれまでの大きな努力の結果である。
  5. 「B- 2を飛行可能な状態に維持していることには大きな誇りを感じます。これだけの威力を有する機体を相手に仕事をするのは光栄で、機体の健康状態の裏には機付 長や整備員がどれだけ多くの時間と労力をかけており、だからこそいつでも離陸ができる状態になっているのです」と第13航空機整備中隊でスピリットオブフ ロリダを担当するケント・セジウィック三等軍曹Staff Sgt. Kent Sedgwickは語ってくれた。
  6. またセジウィック軍曹は同機が累計5,000時間でも2007年5月に一番乗り、6,000時間でも2010年1月に一番乗りしていると紹介してくれた。
  7. 今回の記録達成のフライトでB-2を操縦したのはベンジャミン・カミンスキ少佐Maj. Benjamin Kaminsky で着陸させたのは機付長イライジャ・ノエル空士長Airman 1st Class Elijah Noelであった。


B-2 Spirit crew chiefs stand at parade rest while performing post flight inspections with pilots in the cockpit of the “Spirit of Florida” April 1, 2013, at Whiteman Air Force Base, Mo. The pilots just completed a historic training mission in which it became the first B-2 to reach 7,000 flight hours. (U.S. Air Force photo/Staff Sgt. Nick Wilson)
B-2 Spirit, the “Spirit of Florida,” awaits a post-flight inspection at Whiteman Air Force Base, Mo., April 1, 2013, after becoming the first B-2 to surpass 7,000 flight hours. The “Spirit of Florida” was the first B-2 to amass 5,000 and 6,000 flight hours, as well. (U.S. Air Force photo/Airman 1st Class Keenan Berry)
The “Spirit of Florida,” a B-2 Spirit from the 509th Bomb Wing lands on the runway after completing 7,000 flight hours April 1, 2013, at Whiteman Air Force Base, Mo. The B-2 Spirit is a multirole bomber capable of delivering both conventional and nuclear munitions. (U.S. Air Force photo/Staff Sgt. Nick Wilson)B-2 Spirit crew chiefs stand ready to perform maintenance on the “Spirit of Florida” after completing a historic training mission in which it became the first B-2 to reach 7,000 flight hours April 1, 2013, Whiteman Air Force Base, Mo. Maj. Benjamin Kaminsky flew this historic mission, and crew chief Airman 1st Class Elijah Noel landed the aircraft. (U.S. Air Force photo/Airman 1st Class Keenan Berry)


2013年4月6日土曜日

北朝鮮の原子炉再開宣言は周到に準備されたもの。作業はそれ以前に開始されていた。

North Korea Begins Work To Restart Nuclear Facility

By David Eshel
Source: AWIN First

aviationweek.com April 04, 2013
Credit: ImageSat International

イスラエル企業ImageSat International が公開した商用衛星写真を見ると北朝鮮は寧辺ヨンビョンYongbyonの軽水炉施設で新たな建設作業を開始していることがわかる。

  1. 北朝鮮からは今週になり原子炉運転を再開するとの声明が出ているが、画像を見ると建設作業は実際には2月初旬から3月末の間に始まっていることが分り、声明発表より相当前出会ったことが明らかだ。原子炉では一年あれば核兵器単数の製作に十分なプルトニウムを確保できる。
  2. 原 子炉運転再開に必要なのは現時点で利用できない二次冷却システムの回復だ。北朝鮮の原子力エネルギー総局 General Department of Atomic Energy内部の未確認筋によるとウラニウム濃縮作業はただちに開始され、黒鉛を減速材に使う5メガワット級の原子炉からプルトニウムを含む使用済み燃 料が産出されるはずという。
  3. 一 方で2月初旬に撮影した画像では同原子炉現場ではほとんど活動が見られていなかったが、3月末撮影画像では道路に沿って建設作業が展開されており、原子炉 建屋の後方まで広がっている。また現地では何らかの掘削作業も見られ、撤去済みの補助冷却施設に代わるものを準備しているとみられる。
  4. ImageSat International N.V.は高解像度地球表面画像を提供する民間会社で、独自に地球遠隔観測衛星Earth Remote Observation Satellite (EROS)を運用している。■



2013年4月5日金曜日

ペンタゴンの予算削減で影響を受ける調達プログラムはこれだ

Analysts Pessimistic About Pentagon Contraction

By Jen DiMascio
Source: Aviation Week & Space Technology

aviationweek.com April 01, 2013
Credit: Northrop Grumman

昨年度予算が米国防筋に厳しい内容だったとしたら,これから始まる新年度はもっと厳しい内容になる。

  1. 2013 年度予算がやっと議会で固まってきた。大統領による予算要求は二ヶ月も日程から遅れており、各議員は合意形成には程遠い。このためペンタゴンは今年は 460億ドルの予算削減を受け、来年もこのまま議会内で税制をめぐる意見対立が解けないと同額の削減となる公算が高い。報道によるとまもなく提出される 2014年度予算案ではこの削減は織り込んでいないらしい。
  2. 在ワシントンの国防アナリスト陣では次の共通認識が生まれている。軍は国防支出の定期的な削減サイクルの中にあり、ペンタゴンに状況をうまく切り抜ける力があるとは誰も見ていない。
  3. 予算削減から強制削減という一種の罰則規定の発動となるか、それを回避する合意が形成されるとしても大統領が2012年に打ち出した米軍の欧州からアジアへのシフト移動という戦略がすでに見直され始めている。
  4. ” この検討結果は5月末に出る予定で、マーティン・デンプシー大将Gen. Martin Dempsey(統合参謀本部議長)からはすでに当初の予想を修正する動きが出ている。「想定条件を見直して、わが国の求める野心をわが国の身の丈にあっ た内容に合わせる必要があります」と同大将は戦略国際研究センターCenter for Strategic and International Studiesでのスピーチで語っている。「これは行動の量を減らすこと、でも行動の質を落とすことではありません」
  5. この検討作業は「戦略的選択と統制の検討」として、来年の四年毎国防体制見直しと2015年度予算に反映されるという。
  6. た だし、この検討作業結果は現政権による予算要求内容と相矛盾する可能性があり、予算要求が4月中に予想されている中、要求そのものを陳腐なものにしてしま うことになるかもしれない。予算要求は2012年段階の戦略をベースにしているが、新たな戦略的な選択肢と方向性の統一が取れていない。
  7. なかんずく、2014年国防予算要求は法的枠組みよりも500億ドル超過しそうで強制削減の発動になりそうだ。
  8. 強 制削減によりペンタゴン予算は2013年度で8%近くのカットとなる。実際に削減効果が出るのは今後二三年にわたるので、もし削減が2014年にかけて実 施されると大きな転換点となると議会調査局Congressional Research Serviceは見ている。
  9. 予算規模縮小をうまく切り抜けるためチャック・ヘイゲル国防長官には大統領の支援のもとで各軍の支出規模と隊員の給与水準、付帯手当て支払いのバランスを破るという歴史的な選択を下す必要がある。
  10. 明確な優先順位がないと、調達予算と装備構成は縮小しながらペンタゴンの官僚制度は自身を防衛しようとするだろう。
  11. この意味するところはペンタゴンの大規模プログラムは最大規模のF-35のように年度ごとの調達数を減らされ、配備規模も縮小される扱いを受ける。同計画は生き残っても、調達予算全体の6割の各種プログラムでは行く先が見えにくくなるだろう。
  12. F-35を拾えば、優先順位が高い他のプログラムとして空軍の長距離爆撃機、KC-46A給油機は実施困難なまま残るだろう。
  13. そ こでどれを削り、どれを残すかの選択は議会に持ち越されることとなり、議員はこれまで以上に視野の狭い関心事にふりまわされるだろう。プログラムの打ち切 り、削減で合意するのは議員にとって歓迎されない。縮小させることも同じだ。国内基地の整理統合や閉鎖を受け入れたくない議員は公聴会をすでに開催してお り、せっかく大統領が提言し、規模が縮小した軍にとっては統制しやすくなるはずだったのにである。アフガニスタンでの戦闘が続く中、軍の給与手当の見直し は実施できにくいままだ。
  14. ただしこれこそペンタゴンが訴えているもので、「議員各位のご協力を得て、変革に必要な時間と柔軟度、確実性をいただきたい。給与手当て制度の改革ができれば、各軍を維持することができる体制が得られます。」とデンプシー大将は訴えている。


IN THE LINE OF FIRE 予算削減の集中砲火を浴びているプロジェクト一覧

Global Hawk Block 40
SM-3 Block IIB
Ground Combat Vehicle
Littoral Combat Ship
Heavy Brigades

FLAGGED AS PRIORITIES 優先順位高とされているもの
Ground-based Midcourse Defense System
F-35 Joint Strike Fighter Development
KC-46A Tanker
Long-Range Bomber
Ohio-class Submarines



2013年4月4日木曜日

韓国F-X選定に攻勢をかける米国


U.S. Enters Seoul Fighter Fray

By Amy Butler abutler@aviationweek.com
Source: AWIN First


aviationweek.com April 03, 2013 
Credit: Boeing




韓国向け戦闘機売却の競争が激化の様相を強めている。ペンタゴンから議会に対しボーイングF-15サイレントイーグル最大50機あるいはロッキード・マーティンF-35を60機販売する方針を公式に連絡している。韓国はアメリカ製装備の調達をユーロファイター・タイフーンよりも優先してF-X第三段階競合で機種を絞り込もうとしている。
今回の議会連絡のタイミングは韓国外相ユン・ビョンセがチャック・ヘイゲル国防長官と本日ペンタゴンで会談した直後のことだった。実際の選定は6月予定だが、今回の公式連絡は北朝鮮がいっそう韓国と米国に対し敵意を募らせているタイミングであることにも注意が必要だ。
米国防安全保障協力庁から議会に対しボーイングおよびロッキード・マーティンの各提案内容詳細を通達している。■










2013年4月1日月曜日

B-2爆撃機派遣で北朝鮮を牽制

U.S. Flies Stealth Bombers Over South Korea In Warning To North

By Reuters
aviationweek.com March 28, 2013
Credit: U.S. Air Force photo/Bobbi Zapka

米空軍はB-2ステルス爆撃機2機を先週木曜日韓国に派遣し、先回のB-52に次ぎ朝鮮半島の緊張の中で再び力の誇示を行った。

  1. 今回のフライトは北朝鮮が太平洋地区の米軍基地を攻撃すると公言したことに対する措置で、そもそもは北朝鮮が三回目の核実験を行ったことに対する制裁を米国主導で実施したことへの対応だ。
  2. 北朝鮮は韓国へも開戦の脅かしをかけつつ米国本土に核攻撃を実施するとしている。
  3. 「今 回のB-2スピリット爆撃機ミッションは509爆撃隊により実施され、米国に長距離精密攻撃能力を迅速に実施する能力がありまたその意志があることを示す もの」と在韓米軍は声明文で発表した。北朝鮮は自軍を即応体制においており、米韓軍事演習そのものを「敵意ある」意図ガルと見ている。米国によれば恒例の 演習は防衛を主眼においたものとしている。
  4. 北朝鮮は米国との休戦協定を一方的に取り消しており、米軍部隊・国連・韓国との通信ホットラインすべてを遮断している。
  5. 米軍によれば爆撃機はミズーリ州から6,500マイルを飛行し爆弾投下を実施した。今回の演習は韓国主導のもとフォウルイーグルFoal Eagle と呼称されている。
  6. 米軍からは3月15日の時点で北朝鮮の脅威として米本土への先制攻撃を行なうとの意思に対応してミサイル防衛を強化するとの発表が出ていた。
  7. 使用されている語句には刺々しいものがあるものの、北朝鮮正式には朝鮮人民民主人民共和国として知られているものの、全面戦争を開始するリスクを犯す可能性があると見る向きは皆無に近い。
  8. 南北朝鮮は1953年の休戦状態にあるが条約は取り交わしていないので、技術的には今も交戦状態にあることになる。
  9. 北朝鮮は2月に三回目の核実験を実施しており、国連による制裁条件を破った他、自らの同盟国である中国からの警告も無視している。
  10. 北朝鮮からは好戦的なメッセージが次から次へ発信されているが、韓国との共同経済地区は年間20億ドルの交易を生むこともまり、貧困にあえぐ同国としては失う余裕がないものだ。
  11. 北朝鮮としては建国の父金日成の生誕祭を4月15日に控え、その孫となる金正雲がまだ30歳であることに注意が必要だ。北朝鮮にはソビエト時代のスカッドミサイルがあり、韓国を射程に入れているが、長距離ミサイルはテストされたことがない。
  12. 北朝鮮のミサイル攻撃能力を評価したところ理論的には日本およびグアムの米軍基地を攻撃する能力はあるものの実際に長距離ミサイルのテストをしていないことも知られている。北朝鮮は2010年に韓国領土の小島を砲撃した他、韓国海軍の小艦艇を撃沈しているが、この撃沈事件の関与は認めていない。■