Behold The First Image Of A Navy CMV-22 Osprey That Will Replace The C-2 Greyhound C-2グレイハウンドの後継機CMV-22オスプレイが姿を現し始めた
The delivery of the first CMV-22B to the Navy for testing should occur soon, with the type slated to start its operational career in 2021.CMV-22B一号機はまもなく海軍に引き渡され、2021年に供用開始する
BY TYLER ROGOWAY AND JOSEPH TREVITHICKDECEMBER 10, 2019
THE WAR ZONE
CMV-22B Carried Onboard DeliveryBRADY KENDRICK
ベルCMV-22Bオスプレイ空母艦上輸送機(COD)型開発が順調に進んでいる。長年活躍してきたグラマンC-2Aグレイハウンドがいよいよ退役に近づいてきた。代わってオスプレイがその役目を引き継ぐ。議論を呼んだ米海軍の決定だったが、そCMV-22Bの納入が近づいてきた。今回、海軍のCOD塗装を施したCMV-22B一号機の写真を入手した。写真はベルのアマリロ工場(テキサス)で航空写真家ブレイディ・ケンドリックが2019年12月10日に撮影したもの。
CMV-22Bで一番目立つ構造上の違いは燃料タンクが機体両側のスポンソン前方についたことだ。COD任務で必要な航続距離の実現のためで、空母打撃群が外洋に展開中でも対応する必要がある。
BRADY KENDRICK
機体改修の大まかな姿がわかる。
米海軍は2018年6月に39機を42億ドルでベルーボーイング共同事業体に発注し、CMV-22Bは順調に開発されてきた。さらにここに19機のMV-22Bが加わり、米海兵隊と日本向け、CV-22Bが米空軍向けに製造される。
2018年12月にCMV-22B初の運用部隊となる艦隊補給多用途飛行隊30(VRM-30)の編成式典をノースアイランド海軍航空基地(カリフォーニア)で行っており、搭乗員は海兵隊中型ティルトローター訓練飛行隊204(VMMT-204)で訓練を受けていた。
さらに2019年10月に艦隊補給多用途飛行団(COMVRMWING)がノースアイランドで編成され、海軍が予定するCMV-22B飛行隊三個を統括することになる。またVRM-40も編成に向かっており、VRM-50編成が承認されている。
ノースアイランドでは運用に当たり施設の改良が必要だ。滑走路、誘導路はオスプレイのエンジン排熱に耐える表面処理だ。すべてはC-2AグレイハウンドからCMV-22への機種転換検討で必要となり今後5年間かけて完成する。C-2A最終号機の用途廃止は2026年から2028年の予定。
CMV-22B一号機の納入が迫っているものの、同機の供用開始は2021年となり、海軍向けF-35CがUSSカール・ヴィンソンで供用開始するのと同じ時期となる。
「2021年の第一四半期を目標に安全運用ができるように飛行隊をまるまる使えるようにする」とVRM-30司令トレヴァー・ハーマン中佐が2019年6月にUSNI Newsに語っていた。
CMV-22BでF-35Cの空母運用を支援する必要があると海軍は一貫して主張してきた。C-2Aグレイハウンドでは共用打撃戦闘機のF135エンジンが搬送できないという。
USMC
F-135 を専用台車に載せて海兵隊のMV-22Bに搭載する実証が2015年に行われた。.
ここがCMV-22でC-2Aに交代させる構想で議論を呼んだ点だ。グレイハウンドではエンジンが運べないという海軍の言い分は正しい。ただし、CMV-22Bでの実施は複雑かつ手順で特殊器具も必要で誤差が許されない仕事になる。
また機内にスペースの余裕がないのも懸念材料だ。その他、艦上での機体取り回しや発艦・回収に時間がかかるため緊急時対応が心配だ。だがなんといってもCMV-22Bが自力で艦上を移動できないことが最大の懸念だ。
さらにグレイハウンドと異なりオスプレイは与圧がないため、上昇高度に限度があり、人員輸送時に制約が生まれる。悪天候を飛び越える飛行ができず、飛行経路が複雑となるし、天候のいかんにかかわらず発生する輸送任務にリスクが生まれる。
同時にCMV-22Bは空母以外の艦船からの運用も想定する点も、グレイハウンドと異なる。これまでのCODでは「ハブアンドスポーク」方式でCOD機で人員貨物を空母に運び、その後はヘリコプターで空母打撃群の他艦船に搬送していた。
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とはいえ、空母打撃群の補給活動ではC-2が姿を消し、CMV-22に交代することとなり、将来の空母艦上輸送機が姿を現し始めてきた。■
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