ご注意 以下は中国共産党の見解を伝える環球時報英語版記事をもとにしています。記事をそのまま転載すると中国の情報戦に加担することになりますのでご注意ください。
2020年1月の南昌就役式典時の写真。055型誘導ミサイル駆逐艦の一号艦となり、山東省青島で行われた。(Photo by Li Tang/Xinhua)
人民解放軍海軍(PLAN)が055型大型駆逐艦以下の強力な艦艇部隊を日本海に展開sている。今年二回目となり、今回は日本の右翼勢力軍国主義者への警告メッセージだと中国軍事専門家は解説している。直前に有力政治家が第二次大戦戦犯を祀る靖国神社を参拝しており、政府は防衛白書を公表し台湾島及び釣魚諸島に関する記述で中国を挑発していた。
055型大型駆逐艦の就航が増えており、今回のような航海はこれから増えると軍事アナリスト筋は見ている。
海上自衛隊がPLA海軍部隊を発見し、055型誘導ミサイル駆逐艦南昌、052D型誘導ミサイル駆逐艦貴陽、903A型補給艦の三隻が対馬海峡から日本海に入ったのが8月22日だったと防衛省統合幕僚部が23日に発表している。中国からの情報発表はない。
055型大型駆逐艦が日本海に入るのは今回が二回目だ。初回は今年3月で南昌が同じような航路で052D誘導ミサイル駆逐艦成都と054A型誘導ミサイルフリゲート艦大慶を伴っていたと日本側防衛筋が明らかにした。日本海進入は3月18日で、日本海から退出したのは3月25日と、周航は8日間に及んだ。
日本海での演習で各艦は本国から離れた地点での共同戦闘力を高めることができる。
PLANは艦種を替え戦術を試しているようで、今回は903A型大型補給艦を加え遠隔地運用を想定し、前回より長期展開になると中国軍事筋は24日に解説している。
日本海入り二回目となった今回の航海は今後こうした訓練が恒常的に展開することを意味していると上記専門家は指摘し、PLANが055型の2番艦、3番艦のラサ、大連が今年就航済みでさらに建造が続いている。
ご注意 以下は中国共産党の見解を伝える環球時報英語版記事をもとにしています。記事をそのまま転載すると中国の情報戦に加担することになりますのでご注意ください。
PLAN部隊の日本海入り前の8月15日に菅義偉首相は靖国神社に玉串料を奉納した。その他の有力日本政治家が同神社を参拝しており、最新の防衛白書では台湾島の安定が日本に重要とし、釣魚諸島の状況を喧伝している。
中国専門家は日本の政治家には第二次大戦の歴史認識が足りないとし、中国軍が戦力を誇示するのは日本の右翼勢力や軍国主義者の動きを止めるための警告にもなると指摘。
満載排水量が12千トン近くになる055型は全長180メートルで垂直発射管122門で対空ミサイル、対艦ミサイル、対地攻撃ミサイルや対潜ミサイルを適宜発射可能だ。また良好な状況認識能力しており、世界最強の艦だと解説する向きがある。
055型の建造は合計8隻といわれ、3隻が供用を開始している。南昌はこのうち最初の就役を2020年1月に実現した。就役済み三隻では南昌とラサが北方方面司令部海軍に、大連はPLA南方方面隊に配属されている。■
Type 055 large destroyer enters Sea of Japan, 'sends warning to militarists'
Voyage 'sends warning to militarists' following Yasukuni Shrine visits
By Liu Xuanzun
Published: Aug 24, 2021 09:48 PM
靖国神社を軍国主義復活の象徴とし、小艦隊の日本海航行の正当化にこじつけるなどいかにも共産党の思考方法を反映していますね。日本海は公海なので、どこの国の軍艦が航行してもおかしくないのです。また宗谷海峡も国際海峡ですから同じです。日本としては毅然とした態度を保てばよいわけで、ガキ大将のような中国の行動を冷静に見ていきましょう。
防衛省統合幕僚監部は三隻ではなく、情報収集艦含む四隻とし、宗谷海峡を東進したと8月25日に報道発表しています。以下統合幕僚監部発表写真です。
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