当時副大統領のジョー・バイデンがベンジャミン・ネタニヤフ首相(当時)と2010年に会談していた。 Baz Ratner/Getty Images
ニューヨークタイムズはイスラエルから米国への情報提供が今春から削減されていると伝えた。
理由としてネタニヤフ前首相がバイデン政権に不信感をいだくためと記事にある。
オバマ時代からの確執と合わせ米国が本人を監視中と信じていたことも背景にある。
イスラエルが米国との情報共有を今春から減らしていたことが判明した。ベンジャミン・ネタニヤフ首相(当時)がジョー・バイデン大統領の政権を信頼していなかったためとニューヨークタイムズが報じている。
米イ両国関係者はネタニヤフがイランをにらんだ動きに関し情報共有量を減らす指示を出したと述べている。
またイスラエルは米側に対し4月にイラン原子力向上を攻撃した際に米国への事前通告は二時間前に出し、米国の影響力行使を封じたと関係者は解説している。
タイムズはネタニヤフの不信感の背景の理由を以下まとめている。
米側がイスラエル案をリークした。ただし、米側はこれを否定している
バイデン政権がイラン核合意の復活を上位に捉え、イスラエルの安全保障面の懸念を軽視した
米側がネタニヤフ本人をスパイしていた
米政府関係者はタイムズに対しネタニヤフはオバマ政権の核合意への取り組みに不満を感じていたと解説している。バイデンはオバマ政権で副大統領だった。
ネタニヤフは6月選挙に敗北し12年ぶりに首相の座を降り、野党リーダーになった。
新首相ナフタリ・ベネットが8月26日にホワイトハウスでバイデン大統領に会見する。■
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