スキップしてメイン コンテンツに移動

クイーンエリザベス打撃群が米軍、オランダ軍とフィリピン海で実弾砲撃演習を実施した。

 Royal Navy CSG Fires On Uninhabited Island In The Pacific

英空母打撃群の各艦が太平洋で実弾射撃演習を展開した。 Royal Navy picture

 

 

海軍空母打撃群が実弾射撃訓練を実施した。米国とともにインド太平洋でのグローバル展開は新しい段階に入った。

 

以下英海軍公式発表より

 

HMSクイーンエリザベス、HMSケント、HMSディフェンダー、HNLMSエヴァーツェンで構成するCSGは遠征打撃群7及び第31海兵遠征部隊とともにフィリピン海で無人島にむけ二日間におよぶ集中砲火訓練を展開した。

 

西太平洋マリアナ諸島のファラロン・デ・メディニラ暗礁に向けF-35の三機編隊(2機はHMSクイーンエリザベス、1機は強襲揚陸艦USSアメリカ所属)とHMSケント、ディフェンダー、HNLMSエヴァーツェンが猛烈な攻撃を加えた。

 

米海兵隊の統合攻撃現場統制官 (JTACs) が先に現地に上陸し、F-35及び艦艇による砲撃を調整し、攻撃効果を標的に集中させた。

 

これが二週間に及ぶ英空母打撃群による米軍との共同訓練の幕開けとなった。英CSGはグアム寄港を終えたばかりだ。

演習日程は高密度で初日からF-35編隊が支援し、その後CSG各艦が到着し通信を確立した。

 

F-35B、迫撃砲、海軍艦砲を調整し、大火力が生まれた。

 

「米遠征打撃群7との調整で合同で攻撃力が実現したのは素晴らしい。英国オランダの艦艇にF-35Bが加わった。中口径砲の実弾発射は初めての経験だ」

 

HMSケントの砲撃士官コンラッド・ロルフ中佐がこう語っている。

 

米海兵隊が同島に先に上陸し、迫撃砲陣地を設営した後、艦艇と通信を確立した。海軍部隊は島の西方に展開した。

 

米海兵隊がケント、ディフェンダー、エヴァーツェンの各艦に砲撃位置を指示し、英艦の4.5インチマーク8砲、オランダ艦のオト・メララ127mm54口径砲が砲撃した。

 

「HNLMSエヴァーツェンにとっても英米軍と合流司砲撃を展開したのは特別な機会になった」

オランダ海軍でエヴァーツェン艦長のリック・オンゲリング中佐が語った。

「各国部隊がそれぞれの装備品で訓練を行うこと自体が貴重な機会だ」「地上、空中、海上からの砲撃の合同効果を目にするのはすごい体験だった」(ディフェンダー艦長ヴィンセント・オーウェン中佐)

 

英空母打撃群と米遠征打撃集団7の合同訓練はまだ続く。■

 

Royal Navy CSG Fires On Uninhabited Island In The Pacific

Martin Manaranche  23 Aug 2021

 


コメント

このブログの人気の投稿

フィリピンのFA-50がF-22を「撃墜」した最近の米比演習での真実はこうだ......

  Wikimedia Commons フィリピン空軍のかわいい軽戦闘機FA-50が米空軍の獰猛なF-22を演習で仕留めたとの報道が出ていますが、真相は....The Nationa lnterest記事からのご紹介です。 フ ィリピン空軍(PAF)は、7月に行われた空戦演習で、FA-50軽攻撃機の1機が、アメリカの制空権チャンピオンF-22ラプターを想定外のキルに成功したと発表した。この発表は、FA-50のガンカメラが捉えた画像とともに発表されたもので、パイロットが赤外線誘導(ヒートシーキング)ミサイルでステルス機をロックオンした際、フィリピンの戦闘機の照準にラプターが映っていた。  「この事件は、軍事史に重大な展開をもたらした。フィリピンの主力戦闘機は、ルソン島上空でコープ・サンダー演習の一環として行われた模擬空戦で、第5世代戦闘機に勝利した」とPAFの声明には書かれている。  しかし、この快挙は確かにフィリピン空軍にとって祝福に値するが、画像をよく見ると、3800万ドルの練習機から攻撃機になった航空機が、なぜ3億5000万ドル以上のラプターに勝つことができたのか、多くの価値あるヒントが得られる。  そして、ここでネタバレがある: この種の演習ではよくあることだが、F-22は片翼を後ろ手に縛って飛んでいるように見える。  フィリピンとアメリカの戦闘機の模擬交戦は、7月2日から21日にかけてフィリピンで行われた一連の二国間戦闘機訓練と専門家交流であるコープ・サンダー23-2で行われた。米空軍は、F-16とF-22を中心とする15機の航空機と500人以上の航空兵を派遣し、地上攻撃型のFA-50、A-29、AS-211を運用する同数のフィリピン空軍要員とともに訓練に参加した。  しかし、約3週間にわたって何十機もの航空機が何十回もの出撃をしたにもかかわらず、この訓練で世界の注目を集めたのは、空軍のパイロットが無線で「フォックス2!右旋回でラプターを1機撃墜!」と伝え得てきたときだった。 戦闘訓練はフェアな戦いではない コープサンダー23-2のような戦闘演習は、それを報道するメディアによってしばしば誤解される(誤解は報道機関の偏った姿勢に起因することもある)。たとえば、航空機同士の交戦は、あたかも2機のジェット機が単に空中で無差別級ケージマッチを行ったかのように、脈絡な

主張:台湾の軍事力、防衛体制、情報収集能力にはこれだけの欠陥がある。近代化が遅れている台湾軍が共同運営能力を獲得するまで危険な状態が続く。

iStock illustration 台 湾の防衛力強化は、米国にとり急務だ。台湾軍の訓練教官として台湾に配備した人員を、現状の 30 人から 4 倍の 100 人から 200 人にする計画が伝えられている。 議会は 12 月に 2023 年国防権限法を可決し、台湾の兵器調達のために、 5 年間で 100 億ドルの融資と助成を予算化した。 さらに、下院中国特別委員会の委員長であるマイク・ギャラガー議員(ウィスコンシン州選出)は最近、中国の侵略を抑止するため「台湾を徹底的に武装させる」と宣言している。マクマスター前国家安全保障顧問は、台湾への武器供与の加速を推進している。ワシントンでは、台湾の自衛を支援することが急務であることが明らかである。 台湾軍の近代化は大幅に遅れている こうした約束にもかかわらず、台湾は近代的な戦闘力への転換を図るため必要な軍事改革に難色を示したままである。外部からの支援が効果的であるためには、プロ意識、敗北主義、中国のナショナリズムという 3 つの無形でどこにでもある問題に取り組まなければならない。 サミュエル・ P ・ハンチントンは著書『兵士と国家』で、軍のプロフェッショナリズムの定義として、専門性、責任、企業性という 3 つを挙げている。責任感は、 " 暴力の管理はするが、暴力行為そのものはしない " という「特異な技能」と関連する。 台湾の軍事的プロフェッショナリズムを専門知識と技能で低評価になる。例えば、国防部は武器調達の前にシステム分析と運用要件を要求しているが、そのプロセスは決定後の場当たり的なチェックマークにすぎない。その結果、参謀本部は実務の本質を理解し、技術を習得することができない。 国防部には、政策と訓練カリキュラムの更新が切実に必要だ。蔡英文総統の国防大臣数名が、時代遅れの銃剣突撃訓練の復活を提唱した。この技術は 200 年前のフランスで生まれたもので、スタンドオフ精密弾の時代には、効果はごくわずかでしかないだろう。一方、台湾が新たに入手した武器の多くは武器庫や倉庫に保管されたままで、兵士の訓練用具がほとんどない。 かろうじて徴兵期間を 4 カ月から 1 年に延長することは、適切と思われるが、同省は、兵士に直立歩行訓練を義務付けるというわけのわからない計画を立てている。直立歩行は 18 世紀にプロ