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2022年の米空軍はB-21ロールアウトと新型給油機構想公募がハイライトになりそう。2023年度予算案が年初に姿を現せば、旧型機処分を迫られそう。

  

B-21レイダーがエルスワース空軍基地(ノースダコタ)に配備された際の想像図。(Courtesy of Northrop Grumman)

 

空軍が待ち望む新型ステルス爆撃機のロールアウトが来年に実現する。一方で2022年予算には厳しい選択が控えており、その他機材の退役も予定される。

 

 

B-21レイダーは2022年ロールアウトとあるが具体的な日程は非公表だ。ロールアウト後に初飛行が控える。

 

「B-21では特別なことを考えている」と空軍参謀総長CQ・ブラウン大将Air Force Chief of Staff Gen. CQ Brownは公開式典あるいは初飛行について9月にDefense Oneに語っていた。

 

新型爆撃機の登場は30年超ぶりとなる。ノースロップ・グラマンB-2スピリットが空軍42プラントのあるカリフォーニア州パームデイルで公表されたのは1988年11月のことだった。B-2は翌年7月に初飛行した。

 

だが空軍長官フランク・ケンドール Frank Kendall は12月9日、レイダーは2022年も極秘扱いを続けると語っていた。

 

「詳細は公開しない」とケンドールは述べ、「敵側に有利になる情報は開示したくない。国民に知らせるし、議会にも伝えるが、実際の情報は限定させていただく」

 

ケンドールは空軍協会主催のシンポジウムでB-21合計5機が42プラントで製造段階にあると認めた。

 

戦略国際研究所の航空宇宙及び国防予算分野の研究院トッド・ハリソンTodd Harrisonは2023年度予算要求が来年早々に登場すればB-21の詳細がわかるはずと見ている。ハリソンは12月10日に空軍の調達案と供用開始時期の開示を期待している。「2022年はB-21にとって重要な年になる」

 

一方で2023年度予算要求で空軍は旧式機材を整理して予算をひねり出そうとしている。予算が厳しくなるのを前提に、機材近代化が思ったように進められなくなる。ケンドール始め空軍上層部は対中戦などハイエンド戦闘で効果が期待できない旧式機材の廃止を認めるよう議会に求める声を強めている。

 

次回の予算要求ではこれまでを上回る規模の戦力構造の変化が盛り込まれそうだ。

 

空軍は空中給油機分野でKC-46Aペガサスに加え次世代機材の調達を目指しており、2022年にこの動きが強まりそうだ。今年6月に空軍はつなぎ給油機KC-Yの実現をめざし供給元を求む公示を出した。

 

その三か月後にロッキード・マーティンがLMXT空中給油機構想を発表し、エアバスA330多用途給油輸送機を改装し、160機を製造する案を発表しKC-46への競争意識を示した。

 

12月4日にDefense News取材でブラウン大将はつなぎ給油機一般競争の日程は未定と述べたが、作業は始まっている。■

 

Meeting the B-21 Raider: 2022 to bring new bomber's eagerly awaited rollout

By Stephen Losey

 Dec 23, 10:00 PM

 

About Stephen Losey

Stephen Losey is the air warfare reporter at Defense News. He previously reported for Military.com, covering the Pentagon, special operations and air warfare. Before that, he covered U.S. Air Force leadership, personnel and operations for Air Force Times.


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