米軍研究開発部門が開発を進める水中機装備のひとつがマンタレイだ。
無人水中機マンタレイの想像図 (Photo courtesy of DARPA)
国防高等研究プロジェクト庁DARPAがノースロップ・グラマンシステムズNorthrop Grumman Systems Corp.およびマーティンディフェンスグループMartin Defense Groupを選定し、無人水中機マンタレイManta Rayの開発は第二段階へ進むことになった。
両社で実寸大実証モデル機を製造し、「長期間長距離ミッションを海中環境で実施する」と12月20日付のDARPA発表にある。
「DARPAのマンタレイ事業は大きな突破口を開き、ペイロード搭載可能な自律運用水中機が有人艦艇の支援なしで行動可能となった」とマンタレイ事業主管カイル・ウーマー中佐Cmdr. Kyle Woernerが述べている。「マンタレイにより新型水中機が実現するだけでなく、今後の水中装備開発につながる主要部品も実現した」
マンタレイの第一段階は2020年に開始され、機内エナジー管理、信頼性、航法、障害物回避等の初期テストを行った。
DARPAが公開のvideoではUUVの運用方法、海底すれすれを移動する姿、センサーなどペイロードをUUVから発進回収する様子がわかる。
「マンタレイ事業は第一段階を終え、重要設計審査で設計の完成度を示し、第二段階に進む準備が完了していると示した」とDARPA発表にある。「今回選定された機体ではサブシステムのテストを実機完成後に実施する」
マンタレイはDARPAなど国防総省の研究開発部門で進める無人水中装備のひとつで、ゆくゆく海軍に採用をめざすものだ。海軍からはカリフォーニアに同様の装備品を運用しテストする施設の建設を開始したとの発表が出ている。■
DARPA taps Northrop, Martin Defense Group for Manta Ray UUV Phase 2 -
The Manta Ray is one of several unmanned vehicles moving through the military's research and development enterprises.
By JUSTIN KATZ
on December 21, 2021 at 12:40 PM
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