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2022年度の防衛政策の焦点は台湾になるのか。日米で緊急時に備えた対策が立案済み。日本の防衛予算は5.4兆円だが米国はその16倍超を国防に投じる。

 

 

 

田文雄内閣が令和4年度防衛予算の概算要求を12月24日に承認し、総額は5.4兆円(470億ドル)の史上最高規模となった。

 

前年比1.1%増とし、中国の軍事行動強化に呼応し自衛隊の戦力整備に努める。

 

 

今回の予算要求には基本研究開発分野で38%増とし、25億ドルを投入する。これと別に8.7億ドルをF-X第六世代ステルス戦闘機開発に使う。F-Xは現行のF-2戦闘機の後継機となる。ともに三菱重工が製造するが、F-2は米F-16ファイティングファルコンを原型としている。F-Xが実現すれば、40年で初の国産設計製造戦闘機となる。

 

新型機開発とは別に日本は米製機材の供用を今後も続ける。11億ドルをF-35ステルス戦闘機12機の購入に計上した。とくに短距離離陸垂直着陸型のF-35Bが海上自衛隊が整備を進めるヘリコプター空母に必要だ。

 

新年度予算で10年連続して日本の防衛支出は増加することになり、米国の圧力で日本は東アジア方面の安全保障に一層の貢献を求められている。米国と日本はともに中国が台湾へ強圧的な態度に出ていることを警戒しており、独立して機能している台湾を中国は自国領土の不可分な一部だと主張している。米国、日本の軍事部門は台湾有事を想定した緊急対応策を策定ずみと見られる。台湾に両国部隊が到着する日が来そうだ。

 

予算は国会両院での審議可決で成立する。

 

今回の日本の動きの直前に米議会は2022年度国防予算を承認仕手おり、総額は7,770億ドルと日本の16.5倍の規模となっている。■

 

Japan Proposes Increased Defense Spending Over Taiwan Concerns | The National Interest

by Trevor Filseth 

December 27, 2021  Topic: Japan  Region: Asia  Blog Brand: The Buzz  Tags: JapanTaiwanDefense SpendingMilitaryWeapons

 

Trevor Filseth is a current and foreign affairs writer for the National Interest.

Image: Reuters


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