日本のメディアがさぼっているため、自分の国の新鋭艦の就役の様子を海外から知らなければならないのはおかしいですね。それとも日本のメディアは意図的に報道管制しているのでしょうか?Naval Newsの記事を見てみましょう
三菱重工海洋システムズ株式会社は本日、「あがの」の竣工式および「自衛艦旗掲揚式」を執り行った。これは、「もがみ」級FFMの6番艦が、海上自衛隊に正式に就役したことを意味する。
「あがの」(ペナント番号:FFM-6)と命名された本艦は、海上自衛隊の次世代フリゲート「もがみ」級フリゲート(通称:FFM)6番艦で海上自衛隊舞鶴基地に配備される。
艦名は、本州の北陸地方にある阿賀野川(あがのがわ)にちなみ命名された。この級の各艦は日本の河川にちなんで命名されている。あがのは2022年12月に三菱重工が長崎で進水した。
FFM(別名30FFM、旧称30DX)は、海上自衛隊向けに設計された次世代型マルチミッションフリゲートで合計22隻のフリゲートが調達される予定。
もがみ級FFMとは
Mogami-class Frigate Kumano. MHI picture.
三菱重工によると、FFM型フリゲート艦は全備重量約5,500トン、全長132.5メートル、全幅16.3メートル。最大速力は30ノットを超える。乗組員は約90名とかなり少なく、自動化が進んでいることがわかる。
FFMには、以下のような多種多様な武器やシステムが装備される。
BAEシステムズ Mk.45 mod.4 5インチ海軍砲システム ×1
日本製鋼所製12.7mm遠隔兵器システム×2
Mk.41 VLS
レイセオン・シーラム ×1
三菱重工17式対艦ミサイル8基
三菱電機OPY-2多機能レーダー
三菱電機OAX-3EO/IRセンサー
日立OQQ-11対機雷ソナー
NEC OQQ-25 対潜ソナー(VDS/TASS)
機雷対策用UUV(三菱重工製OZZ-5)およびUSV(型式不明
攻撃型機雷戦用海自機雷
新型FFM計画
海上自衛隊は当初、海軍力強化の取り組みを強化として、合計22隻の「もがみ」級フリゲート艦を建造する計画だった。しかし、2023年度までに合計12隻のフリゲート艦を調達し、2024年から2028年までは12隻の新型FFMを調達する。新型フリゲート艦は基本的に、三菱重工が提案した設計で建造される「もがみ」級改良型となる。
本誌が以前報じたように、新クラスのFFMは、長距離ミサイルを搭載し、対潜能力を強化し、さまざまな海上作戦の能力を向上させる。
具体的には、12式SSMの艦上発射型改良型と新型艦対空誘導弾(あるいは単にA-SAM)が新FFMに装備される、と防衛当局は述べている。より優れた対空能力と索敵能力を持つ新型FFMは、FFG(ミサイル・フリゲート)に近くなるかもしれない。
オーストラリアが次期フリゲート候補に「もがみ」級をリストアップ
オーストラリア海軍は、水上戦闘艦隊の能力強化の一環として、海上自衛隊の「もがみ」級フリゲート艦を、同海軍の次期フリゲート艦候補 4 隻のうちの 1 隻に挙げた。
海上自衛隊の坂井良海上幕僚長は、この動きを称賛した。
「オーストラリアは独自の情報に基づいて、これらの国からフリゲート艦を選定したと考えている。もがみ級が候補に選ばれたことは、日本の装備に対する信頼と評価の高さの表れだ」と酒井は3月6日の記者会見で述べ、「海上自衛隊は豪海軍と積極的に意見交換をしていきたい」と付け加えた。■
Japan Commissions Sixth Mogami-Class Frigate 'Agano' 「あがの」 - Naval News
Naval News Staff 21 Jun 2024
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