2018年3月13日火曜日

米海軍で相次ぐUFO目撃事例、だが解明を阻む要素とはなにか


空を飛ぶパイロットの間ではUFO遭遇は結構多いといわれますが、白眼視されることを恐れわざわざ報告することは少ないようです。今回も米海軍の事例が突出してますが米空軍はどうなのでしょう。もっと飛行頻度が高いのは民間定期便なのですがこちらはどうでしょうか。「常識」では理解できない現象を目の前にして試されますね。皆さんはどう思いますか。

The Navy keeps encountering mysterious UFOs — and no one can figure out what they are 

米海軍で相次ぐUFO遭遇、だが誰も解明できないのはなぜか

US Navy UFO
Stars Academy of Arts & Scienceが公開した映像のスクリーンショットでは米海軍ジェット戦闘機が追尾したUFOがはっきりと見える。To The Stars Academy of Arts & Science/YouTube
  • 米海軍他でUFO遭遇報告が数十年続いている
  • 軍はUFO事例の解明に真剣に対応していない
  • UFOを地球外のものと信じると芳しくない評判がつくためだ



「この世のものと思えなかった」と米海軍退役パイロットのデイヴィッド・フレイヴァー中佐がABC Newsの2017年12月取材で述べた。
「自分は頭がおかしいわけでもないし、酔っ払ってもいなかった。あれは、飛行歴18年で見たどれとも違っていた」
フレイヴァーが話していたのは2004年11月14日にカリフォーニア沖訓練飛行中に遭遇した未確認飛行物体のことで通常は不可能な飛行をしていたという。「左右前後さらにでたらめに」とフレイヴァーは述べ、突如加速して姿を消したという。
「今まで見たことのない物体で、見たことがない加速で、確か翼は付いていなかった」という。
その際の映像を他の類似例とともに昨年12月にニューヨークタイムズが記事にした。二つ目の映像では米海軍パイロットが多数のUFOのうち一機を追跡しているがどこにも推進手段が見当たらない。
Why most scientists don't care about these incredible UFO videosDepartment of Defense
追尾中にパイロットがUFOの速度と進行方向を述べている。「風上に向かっている。風速は西120ノット」
まもなくパイロットにショッキングな展開となった。UFOが姿勢を変化し、片方に旋回しながら同じスピードと進路を維持していた。「回転している」と他のパイロットが指摘した。
別の映像が先週金曜日に民間研究団体To The Stars Academy of Arts & Scienceによりネットで公開されており、やはり米海軍F/A-18がUFOに接近して、搭乗員二人が興奮のあまり声を上げながら混乱する様子を示している。「わーすごい」「なんだこれは」
こうした映像は米海軍によるUFO遭遇事件の記録の一例に過ぎない。国防総省が情報開示しこの度公開したものだ。
上記研究団体TTSAはDoD公開の映像にそれぞれ詳しい解説を加えてネット投稿している。
DoDは謎の飛行物体の正体を解明しておらず、一部には地球外の技術を使った宇宙からの訪問者の乗り物と見る向きがある。.
DoDは2007年以降発生のUFO事件の調査解明を始めたが2012年をもって予算を付けなくなった。ニューヨークタイムズ記事では国防・情報関係者が調査継続中とあるが、実質的に何も解明できず結論が出ていない。

UFO研究にともなう悪評とは

UFOが地球外生命体が地球に来訪したと信じると悪い評判がつき上司は関心を示さず正体解明は進まないといわれる。
「安全保障分野で『宇宙人野郎』と呼ばれたいと思う人はいませんね」とTTSA顧問を務めるクリストファー・メロンChristopher Mellonは言う。本人はクリントンージョージ・W・ブッシュ両政権で国防次官補(情報分野)を務めた。「この件で騒いで笑いものにされたりのけ者にされたくないとみんな思っています。指揮命令系統全体で同じ傾向で、解明の妨げが繰り返されています」
そのため軍では内部からUFO目撃報告が出ても何も対応していないという。
「ペンタゴンで各軍情報の統合作業はありません。陸軍が海軍の援助なしで潜水艦を自分で探すようなものです」「この問題で情報収集と解析を真剣に行う必要があるとの認識が不足しています
メロンはもっと真剣にこの問題に取り組み各方面の力を結集して「国家安全保障の官僚組織」を切り込み一連の事案の現実的な説明を模索することを指摘しており、地球外生命そのものを虚構の世界と切り捨てるべきではないとする。
NASAに協力する富豪ロバート・ビグローRobert Bigelowも同様に宇宙人の存在とUFOの地球来訪をと信じている。
「世界を見回すとこの問題では我が国が一番遅れている。科学者は排斥を恐れ、メディアは風評を気にしている」とニューヨークタイムズに述べている。

中国、ロシア、その他ヨーロッパ諸国の方が米国よりもこの問題を真剣に扱っているとビグローはいう。「各国は積極的にこの問題を検討しており遠慮はありません。子供のたわごとと一蹴されていません」■

★21世紀に必要なのは戦艦だ...といっても大鑑巨砲主義ではなく中国の攻撃を跳ね返す新発想の戦闘艦です

記事でいう戦艦とはノスタルジックな大型戦艦ではなく、中国の猛攻撃に耐えられる十分な装甲を持つ水上艦で、著者の主張は最前線に投入すべきる全損製高い艦として、巨艦である必要はないでしょう。ズムワルト級の理論的延長かも知れません。それだけ中国の軍事力を評価していることであり、主敵を中国に想定していることがよくわかります。ところでBattleship を戦艦と訳すのであればBattle plane (小型戦闘機では不可能な攻撃能力、フルステルス性能を盛り込んだ大型機構想)は戦機?悩むところです。



 

The Case for a 21st-Century Battleship 21世紀型戦艦を想定する





March 8, 2018


第二次大戦中の日本の超大型戦艦大和と武蔵はともに海軍史上最大の18.1インチ主砲9門を搭載したもののアメリカ海軍戦艦を一隻も沈めていない。海戦の勝敗は航空戦力が決定し、大和・武蔵は旗艦でありながら輸送任務にも投入された。これだけ重武装をしながら両艦は過去の歴史をひきづったいわば鋼鉄の恐竜になってしまったのだ。
だが鋼鉄の恐竜をどうやって沈めたのか。容易ではなかった。大和には魚雷11本爆弾6発を命中させた。武蔵は魚雷19本爆弾17発が必要だった。しかも沈没時点で両艦は先に受けた損害を応急措置していた。戦略的には無用の存在だったが、大和・武蔵は不沈艦に近かった。
海軍艦艇建造には長期の事前準備が必要なため計画部門は直近戦役のイメージから自由になれないリスクがある。第二次大戦後の米海軍は空母中心の体制になった。だが世界規模の戦役は発生せず別の形のミッションが多数発生中だ。中国の台頭に対抗して頻度が増えているのがFONOPsすなわち航行の自由作戦だがここで戦闘は全く必要ない。
ここ数年にわたり中国の法的根拠のない南シナ海領有の主張の声は大きくなるばかりである。対抗して米国は定期的にFONOPsを実施し駆逐艦を中国が作った人工島から12カイリ以内を航行させ、北京の主権主張に挑戦している。今のところ中国は作戦の妨害などは示していない。
だが駆逐艦は脆弱だ。昨年6月のUSSフィッツジェラルド事故ではコンテ貨物船と衝突し駆逐艦乗員7名が犠牲となり作戦行動できなくなった。8月にはUSSジョン・S・マケインが原油タンカーと衝突し沈没寸前となり10名が犠牲となったがタンカーに人的損害はない。操艦のまずさは別としても衝突事故二件から今日の海軍艦艇の欠点である残存性の低さが浮かび上がる。原油タンカーに海軍艦艇は脅威であったのであり、逆ではない。
米海軍には空母打撃群による攻撃力が必要だし、打撃群には装甲が薄っぺらい誘導ミサイル駆逐艦がある。だが敵攻撃を受けても航行可能な艦が必要だ。強靭なら中国が精密攻撃能力を開発する中で重要な性能になる。南シナ海の航行は装甲がない艦船では危険になりそうだ。
攻撃を避ける意味でステルスは一つの解決策で米海軍はステルス駆逐艦の開発で先端を走る。しかしステルスではFONOPの目的に合わない。視認されることに意味があるのだ。昔ながらの戦艦なら視認されることを前提にしている。だが21世紀にわざわざ昔通りの戦艦を建造する必要はない。新発想の戦艦をかわりに作ればよい。
現代版戦艦は高性能装甲素材に自動損傷復旧機能を付け事実上不沈艦となる。攻撃兵装はミッション別に想定するがカギは残存性だ。危険戦域に派遣しても何とか帰港できる艦となるだろう。
この「未来の戦艦」があれば接近阻止領域拒否 (A2/AD) で米国を西太平洋から追い出す中国戦略へ対抗策になる。中国は陸上、洋上、海中、宇宙に配備したセンサー多数を接続し第一列島線の日本、沖縄、台湾、フィリピンを通過する存在すべての探知を中国本土からめざしているが、精密攻撃兵器体系の能力向上もあり探知標的をすべて攻撃する能力が実現しそうだ。
米国の対応はエアシーバトル、JAM-GC、第三相殺の各構想と変化してきた。共通するのは最良の防衛は有効な攻撃力と見ることで、中国のA2/AD攻撃から防御するのではなく、米国がまず指揮統制系統を破壊しセンサーと精密誘導兵器の連携を切断する。問題はこれだと全面戦争にエスカレートすることだ。
ここに将来型戦艦の活躍の余地があり、限定戦で米国に選択肢が生まれる。たとえば中国の海中センサーを無力にしたり海底ケーブルを切断することで中国の挑発行為に対抗する。中国や北朝鮮が多用する体当たり戦術だでもこの艦なら耐えられる。またA2/ADが撃ち合い戦に拡大しても同艦なら危険地帯で作戦を遂行しながら米攻撃部隊が戦局を好転するまで踏みとどまれる。
米海軍が往時の大艦巨砲主義に復帰することは決してないが、艦艇の装甲性能を再検討すべき時に来ている。最前線での攻勢作戦には敵攻撃を受けても平気なラインズマンが少数でも必要だ。将来型戦艦により米海軍並びにその延長で大統領に敵の完全殲滅以外の軍事オプションが生まれる。通常のFONOPsでこのオプションの必要性が痛感されている。A2/AD脅威によりさらに危険なミッションが生まれそうな中、任務達成できそうなのは頑健な将来型戦艦しかない。■
Salvatore Babones is an associate professor of Sociology and Social Policy at the University of Sydney.
Image: Wikimedia Commons

2018年3月12日月曜日

あなたの知らない戦史シリーズ②米軍機撃墜で米朝あわや開戦寸前へ(1969年)

あなたの知らない戦史シリーズが意外に公表なのでさっそく第二弾です。厳密には相互に撃ち合っていないのですが、北朝鮮の横暴な攻撃に力で対決したという事例ですね。この事案はリアルタイムで見ていた方もいるのでは。この当時の北朝鮮にはミサイルも核兵器もなかったのですが、今日同じ状況になればどんな対応が可能でしょうか。在韓米軍にも核兵器は今ありませんね。National Interest記事の紹介です。しかしスーパーコンステレーションは格好いいですね。

 

In 1969, North Korea Almost Started a War with America 1969年、北朝鮮は米国と戦闘一歩手前まで踏み込んだ

 


March 11, 2018



1969年4月15日は米国にとって戦後アジアで最も危険な日になった。米軍偵察機が北朝鮮沖合で撃墜され搭乗員31名全員が死亡したた。議会から毅然たる行動を求められたリチャード・M・ニクソン大統領は報復しない決定を下し、第二次朝鮮戦争を回避した。実際には行使しなかったが、ニクソンには軍事オプションが各種あり、選択の幅は広かった。

4月15日午前のこと、E-3セントリーAWACSの前身というべき米海軍WV-2(EC-121M「ウォーニングスター」の海軍版)が厚木基地を離陸し北朝鮮沿岸を目指した。同機のコールサインは「ディープシー129」で日本海上空を楕円状に飛び北朝鮮の通信情報を後日の分析用に収集した。北朝鮮軍は韓国や米軍に越境攻撃をしばしば仕掛けており、米軍は北朝鮮が奇襲攻撃を仕掛ける兆候を先に把握しておく必要があった。

任務について5時間半後に在韓米軍レーダーが北朝鮮人民空軍MiG-17「フレスコ」戦闘機二機が基地を離陸するのをとらえ、レーダーはディープシー129を迎撃する進路にとると判明した。同機には31名の海軍・海兵隊要員が搭乗し、間もなくレーダーから消失した。ソ連と米艦船が向かい捜索救難活動を展開し遺体二名分と機体の破片を発見した。

米議会の反応は激烈だった。「アメリカの答えはひとえに報復、報復、報復だ」と下院軍事委員会のL・メンデル・リヴァース委員長は述べ、「必要な核兵器も使わせろ。あいつらに答えを教えるべき時がきた」と述べた。強硬な軍事対応策は被害規模で多岐にわたりペンタゴンから大統領と国家安全保障会議に提出された。

その一つが北朝鮮国内の航空基地攻撃で目標は「平壌の軍事姿勢」を崩し「北朝鮮指導部に米軍機撃墜の罰を与える」ことだった。空母四隻(エンタープライズ、キティホーク、レインジャー、ホーネット)が待機し、48時間から72時間で攻撃に入り、加えて沖縄から戦術機を発進させ、日本本土、韓国、グアムからも出撃させる。空爆案がいずれも元山航空基地を標的にしたのはディープシー129を撃墜した戦闘機が同基地発進だったからだ。

別の報復措置は暗号名フラクチャードパインで米海軍巡洋艦からタロス対空ミサイルを発射する案だった。巡洋艦二隻を北朝鮮元山およびソドンニの各空軍基地付近まで前進させ両基地を離陸する機体をすべて撃墜する。タロスは北ベトナムでも投入され6発発射して二機撃墜していた。巡洋艦に駆逐艦掩護をつけ夜間のうちに接近し早暁から離陸機を打ち落とす構想だった。この案は低リスクながら北朝鮮が予想外の報復措置に踏み切ると作戦立案部門はみていた。

驚愕させられる案がB-52で北朝鮮軍事施設を報復爆撃するものだった。12機から24機のB-52をグアムから飛ばし低度夜間ミッションで北朝鮮を爆撃させる。各機が爆弾108発を搭載し、おそらく500ポンドのMk 82通常大爆発力爆弾だっただろう。沖縄から飛ぶ給油機が燃料補給する。作戦案ではB-52がソ連国境付近まで進出すると「逆効果」が生まれると指摘していた。

またEC-121危機で米軍の核兵器が警戒態勢に入っていた証拠がある。USSプエブロ事件で米軍は核緊急対応構想をフリーダムドロップの暗号名でまとめ戦術核兵器を北朝鮮相手に使おうとした。標準統合作戦手続き(SIOP)としてF-4DファントムIIにB61を搭載し群山米空軍基地から発進させる。さらにF-4D四機が24時間警戒で北朝鮮その他標的への核攻撃拡大に備えていた。

最終的にニクソン政権は報復案を却下したが同政権がハト派だったわけではない。その時の苦悩を国家安全保障会議がまとめている。「米国行動が大きくなればそれだけ北朝鮮が取る対応とエスカレーションのリスクが増える」とある。時あたかも冷戦真っただ中でヴィエトナム戦争も続いており、米国にアジアで別の戦争を始める余裕はなかった。

かわりにニクソンは米軍の偵察飛行を掩護付きで続行させ撃墜されないようにした。米国の決意のほどを示しながら情報収集活動を継続した。危機状態のエスカレーションを防ぐ効果も生れた。31名の米国人の生命が不当に奪われた事例に対するニクソンの反応は危機対応とエスカレーション防止のモデルとなったのである。■

Kyle Mizokami is a defense and national-security writer based in San Francisco who has appeared in the Diplomat, Foreign Policy, War is Boring and the Daily Beast. In 2009 he cofounded the defense and security blog Japan Security Watch. You can follow him on Twitter: @KyleMizokami.

Image: Wikipedia Commons.

2040年目標で新ISR機開発を始めた米空軍(2040年目標でいいのでしょうか)はJSTARSの更新も狙う

将来の戦闘統制監視機はどうあるべきか。これまではA2ADなど無防備な支援機材はことごとく無力なので戦闘最前線には投入できないと見られてきましたが、米空軍は考え方を少し変えてきたようです。ただしそれでも中国ロシアが米国と同様の実力を有する国相手では不安が残るので無人機との組み合わせが安全なようですが。技術の進歩のペースが速く、JSTARSやAWACSと言えば大型機なのですが次期機材は小型化も可能になりそうです。任務ごとに機種を整備するのではなく、共用化コンポーネント化も進むでしょうね。派手な戦闘機だけではなくこうしたISR機材にも注目したいものです。


Air Force Launches New ISR Program for 20402040年目標で新型ISR機能開発を打ち出した米空軍



By Kris Osborn - Managing Editor - Warrior Maven

空軍が新規ISR機整備計画の検討に入った。
地上、空中、宇宙を次世代の監視偵察および指揮統制技術で単一シームレスネットワーク化の実現をめざしている。
この技術は高度戦闘統制監視技術Advanced Battle Management and Surveillance (ABMS)と呼ばれ2040年代の実現を目指す。その概要が空軍の2019年度予算書で紹介されている。
「予算案は戦場指揮統制のマルチドメイン環境下での実施方法を一変させる提案だ」と空軍関係者がWarrior Mavenに語っている。
提案では各種技術革新を短期長期で取り入れる構想で空軍内部で相当議論されているJSTARS共用監視目標攻撃レーダーシステム機の後継機の実現に向かう。大型かつ「ステルス性劣る」有人JSTARSが今後の高度脅威空域でも有効性を維持できるのかがポイントとなる。
ABMSが目指すのは最新ISR技術で既存並びに今後登場する装備に大きな能力向上を実現することで、衛星、無人機、地上センサー、有人監視機材をシームレスかつリアルタイムで結び、変化しつつ範囲が広がる作戦を対象にする。空軍はABMSは機材ベースというより「システム」だという。将来の脅威想定では電子攻撃、サイバー侵入やGPSの「妨害」を行う兵器が広く投入されるため、この技術に大きな意味が生まれる。
長期的に見ればABMS装備とISR技術の高度化で機材を集約できる期待が生れると空軍関係者がWarrior Mavenに語った。
JSTARSのメーカー、ノースロップ・グラマンはこの技術に以前から重点的投資を行っている。
「ノースロップ・グラマンは30年前から高度戦闘統制監視技術分野に研究資金を相当投入しています。USAFの要求内容にかかわらず、当社は各種技術で現在・将来の戦場での意思決定の優越性維持をはかります」とブライアン・リマ(同社有人C2/ISR IPT事業部長)がWarrior Mavenに語っている。
長期的取り組みと別に空軍は短期の「つなぎ」または「暫定的」解決方法としてE-3空中早期警戒指揮統制機の近代化や現行JSTARSの改修を2020年代にかけ行う。
「E-3の7機および現行のE-8CJSTARSを2020年代中頃まで供用させる提案をしており、並行して高性能戦闘状況管理システム装備への移行を目指す」と空軍関係者が述べている。

空軍開発部門は高性能通信ネットワーク機能とセンサー性能を統合してE-3Gに搭載し「2040年代初頭のABMS投入前での作戦遂行上のリスクを緩和する」とWarrior Mavenに紹介があった。
JSTARSのミッション
空軍の有人共用監視標的攻撃レーダーシステム機では高性能技術を導入し戦闘関連情報の収集、共有を実現し、ISR情報を戦闘司令部に提供する。
1990年代初頭の湾岸戦争で初めて戦闘任務に投入されたJSTARSは以後の戦闘作戦で不可欠な存在となり、地理条件を広くカバーし対応が必要な情報収集対象や敵の活動を監視してきた。
JSTARSはデジタルマップ画像を作成・共有でき、敵勢力を追尾し敵活動を把握することに一番大きな意義がある。得られた情報を各種データリンクを介して地上指令所に送信し、付近を飛行中の無人機の作戦に接続し統合する機能がある。
現行のノースロップE-8Cは対象地区で無人機と連携し「ソーダストロー」型センサーで地上の様子を把握する。敵の車列や地上部隊の動きを探知し兵力の集積状態を把握して、詳細なISR活動対象を個別詳細に選択できる。
JSTARSは戦域航空管制システムを空に拡大する重要な機能で地上移動標的指示器のデータをISR機材に提供するのが大きな役目だ。
その地上移動標的指示器GMTIがJSTARS搭載の技術でもう一つの重要要素でその目的は地上の敵の動きを把握することにある。
空軍関係者はJSTARS後継機をめぐる各社の競合と並行してABMSが中心になっていくと見ている。そこでこの構想からまだくすぶっている疑問への道しるべがわかる。すなわち空軍は今後実現すると思われる高度技術を駆使した脅威環境でも十分機能できる機材に置き換えるのか、それとも現行機材を使いまわすのか。
空軍開発部門はJSTARS後継機は民生機材を母体に急速な技術進歩に対応できライフサイクルコストも低減できると強調している。
JSTARSでは合成開口レーダーを使い電磁「ピン」音を地上に向け発射し帰ってくる信号を分析して下界の様子を画像化する。電子信号は光速発信されるため移動時間を考慮したアルゴリズムで移動物の距離、大きさ、形状、移動状態を探知し特に敵兵力の把握に役だつ。
JSTARSは9/11事件以降130千時間にわたり戦闘ミッションに投入され、アフガニスタン等で作戦支援にあたっている。
冷戦時はソ連戦車部隊の移動状況をヨーロッパ東部で行う目的で構想されたJSTARSだが北朝鮮近辺、イラク、アフガニスタンで効果を実証している。また海上交通の監視にも太平洋他で効果を実証しておりを高性能陸上海上モード切替レーダーで海上交通の監視ISRの実情にも答えた。

強力な脅威に空軍はどう対応するつもりなのか
空軍関係者は今後想定される脅威の内容を詳しく述べなかったが、今よりも厳しい空域に監視偵察機を投入する必要を認識しているのは確かだ。そのような環境では現行JSTARSのような大型機は容易に探知され敵の高性能装備の前に無力になる。
このためJSTARSは米国が航空優勢を維持できたアフガニスタンのような低脅威環境で最大限の機能を発揮するが、機体外寸、仕様、レーダー特性が敵防空網の前に弱体化する。​
同時にこの機体は戦闘シナリオでは他に比類のない貢献で知られている。また機体防御技術、対抗措置、電子戦やセンサー技術の進歩がありJSTARSも敵の高度防空体制でも運用可能になる見込みが出てきた。同機は戦場上空を無防備で飛ぶ想定ではないが、同機のミッション範囲を広げつつ厳しい空域で運用させるには何が必要か。
高度の電磁戦環境の脅威に対応する能力がJSTARSのような大型センサー機材の決定で大きな要素になりそうだ。こうした技術の詳細は当然ながら不明のままだがJSTARSにEW対抗手段あるいは電子的な「指紋」を最小限にする装備を搭載することが互角の戦力を有する国相手の交戦シナリオで前提となる。
高性能対抗措置や機体防御策が出現する可能性もあり、近辺を飛ぶ無人機を防御にあてる等の手段でJSTARTが高度戦力を有する敵を前に実力を発揮しそうだ。
今後投入する現行JSTARSの改修機材では高度戦力を有する敵の前でも任務を成功裏に行うために配慮も必要だ。攻撃機やステルス爆撃機で敵防空網を撃破してからJSTARSを高度脅威空域に投入させ最大限の効力を発揮させる。電子ジャミング機のEA-18グラウラーはハイテク次世代ジャマーを搭載し、敵レーダー位置を割り出し妨害を与えることが可能だ。また半自律運用型の無人機をJSTARSから運用して敵防空網の実効性を試させ接近させながら母機は安全な距離を保つことも考えられる。
今後登場する機材では当の実力を有する敵国相手にもっと効率よくこうした任務を実施する可能性がある。新しいEW技術・センサー技術の進展には目を見張るものがあり、小型機材で防御力を高くした機体がより長距離で広い範囲でレーダー探知されにくく活躍する事態が想定される。コンピューター処理の高速化で新型小型機でも戦闘関連情報をリアルタイムで収集、分類、分析、共有できるようになりそうだ。
E-8C JSTARS機内で搭乗員が戦闘機、爆撃機に情報を配信する演習を朝鮮半島で昨年7月29日に行った。(U.S. Air Force photo/Tech. Sgt. Rey Ramon)

指揮統制技術の変化は早く米空軍は現在は旧型機材のJSARSで行っている監視機能、指揮統制機能を今後登場する新技術で継続実施し強化させるとする。
今後登場する無人機での偵察機能で戦闘区域を広く状況把握できるようになるのか。ステルス機に高性能センサー技術を組み合わせれば広域で指揮統制ミッションを現行のJSTARS同様に行えるようになるだろう。新型JSTARSが他装備と同時に高リスク環境でのミッションを支援するようになるだろう。こうした分野横断型の接続がABMSのめざす方向性の核心部分のようだ。
現行JSTARSは四発のボーイング707が原型で、米空軍にはJSTARSが16機在籍しているが、うち11機が投入可能に維持されている。JSTARは指揮統制とISRを同時に行える唯一の機体だ。

現行JSTARSには最大21名が搭乗しており、航法士、戦闘システム操作員、情報士官、技術員、戦闘管理員と役割分担している。ただし、技術進歩でもっと少ない搭乗員で現在以上の効果を上げることが可能となり、ハードウェアも縮小化できるはずだ。高性能コンピュータの処理速度や部品の小型化で以前の技術と比べてより多くのミッションをより少ないハードウェアで実行可能になっている。■

2018年3月11日日曜日

期待にこたえられなかった装備①米空軍初のジェット戦闘機P-80

 

新シリーズ 「期待にこたえられなかった装備」 
世の中には想像図の域を超えられなかった装備は山ほどありますが、鳴り物入りで投入したのに想定した性能を超えられなかった装備は何が問題だったのか。どんな運用をされたのかをお伝えします。第一回はロッキードF-80シューティングスターです。

 

America's First Fighter Jet (Built to Fight Hitler) Was Sent to North Korea. It Ended Badly. 米国初のジェット戦闘機(対ヒトラー戦用)が北朝鮮上空に投入されたが散々な結果だった





March 8, 2018

1950年11月8日、4機の直線翼機が中国国境近くの北朝鮮新義州の航空基地に降下を開始した。F-80シューティングスターが基地を機首の.50口径機関銃6門で襲撃するとたちまち黒煙が空に舞い上がった。
シューティングスター各機は数か月前に現地に到着し北朝鮮による全面侵攻に対応する手段とされていた。緒戦こそ大変だったが国連軍の反攻で情勢は逆転した。第51戦闘航空団のF-80は米軍占領下の平壌から発進し北朝鮮軍の生き残りを攻撃し、中国国境に迫っていた。
三回目の通過飛行をした後エヴァンス・スティーブンス少佐はウィングマンのラッセル・ブラウン中尉と高度20千フィートに上昇し残り二機の援護を務めた。突如としてブラウンが高高度に銀色に光る10機ほどのジェット戦闘機が中国国境からこちらに向かい飛ぶのを視認。無線で僚機に攻撃中止を伝えた。MiG編隊がこっちにやってくる!
直後に史上初のジェット戦闘機同士の空中戦が生まれた。だが米軍機は相手より低速機だった。


ナチ新鋭ジェット機の対抗策として急きょ開発
 米国はじめてのジェット機ベルP-59エアラコメットは1942年10月初飛行で60機生産されたが実戦配備されなかったのは初期ターボジェットが信頼性乏しく最高速度も410マイルとP-51マスタングより遅かったためだ。だが連合軍情報部は1943年にナチがMe-262ジェットで最高速度540マイルで実戦投入しそうと知り、ロッキードに英国製ターボジェットの出力増強型を搭載した新型戦闘機開発の打診が入った。ただし6か月の条件つきで。
伝説の航空技術者クラレンス・「ケリー」・ジョンソン(その後SR-71ブラックバードを開発)がゼロから開始しエレガントでアールデコ調の線と三点着陸式機をもとに設計を完成させた。試作機は完全な情報管理下でわずか143日で完成し、関与したのは130名だけだが開発の目的がジェット機だと知っていたのは少数のみだった。
XP-80試作機は速度500マイルを出し、当時のピストンエンジン機をすべて追い抜いた。デハヴィランド製ゴブリンエンジンはその後さらに強力なアリソンJ33に換装されキャノピー下左右に空気取り入れ口が付いた。
ただしシューティングスターはは直線主翼で尾翼は第二次大戦時のピストンエンジン機同様のため音速近くで足を引っ張った。燃料ポンプが原因でXP-80はロッキードの首席テストパイロットのリチャード・ボング(大戦時のエース)が死亡した。
ナチのジェット機は強敵ではあったが燃料不足と産業基盤崩壊で大きな脅威にならなかった。英国もメテオジェット機で対抗したが、大戦中にジェット機同士の空中戦は発生していない。
量産前のYP-80A四機が第二次大戦終結前にヨーロッパに送られ、二機は英国に残り、うち一機が翌年に墜落した。残り二機はイタリアへ送られ終戦まで数回ミッションを実施した。
それでもロッキードはシューティングスター1,700機を大戦後に生産し、設計改良しF-80とした。新型F-80Bで射出座席が導入された。F-80Cはエンジンをさらに強力なJ33-A-35にし時速600マイルを達成し、左右翼端の260ガロンタンクが特徴で、飛行半径が1,200マイルに伸びた。一部が海軍、海兵隊に移管され拘束フックを付け空母運用型になった。RF-80写真偵察機は透明機首にカメラを搭載し広く使われた。
アメリカ初の実用ジェット戦闘機は記録更新もした。1946年にジェット機による初の大陸横断飛行をロングビーチ(カリフォーニア)からニューヨークまで実施。同年に大西洋横断も達成した。特殊改造P-80Rが時速623マイルの記録も出した。


朝鮮戦争に投入されてどうだったのか
 シューティングスターは北朝鮮人民空軍が朝鮮戦争緒戦で運用したYak-9戦闘機やIl-10ステゥモーヴィク強襲機へは優勢だったがMiG-15となると話は別だった。
はるかに先端設計のソ連のMiG-15は後退角付き主翼とロールスロイス・ニーンからリバースエンジニアで実現したVK-1ターボジェットを搭載。英政府がソ連にエンジン技術を供与したのは驚くべきことだった。最高時速670マイルとシューティングスターを楽々追い抜くだけでなく、武装も23mm機関砲二門に加え大型37mm砲も備えていた
MiGは中国内戦末期に初めて実戦に登場していたが、朝鮮戦争では1950年11月1日に初めて中国から飛来し米軍F-51編隊を強襲しうち一機を撃墜した。ソ連教官が北朝鮮パイロットを養成していたがロシアの大戦時経験者が朝鮮上空の戦闘のほとんどをこなしていた。
11月8日のP-80との遭遇ではソ連戦闘機二機が迎撃コースに入っていた。スティーブンスとブラウンは鋭く左旋回し接近する敵機を射程に収めようとした。ブラウン機のM3機関銃門の銃弾が詰まり、数発しか射撃できなかった。MiGはロールしながら降下しブラウンが追跡し時速は600マイルに近づいた。その後敵機が炎に包まれるまで射撃を続け機首を上げた。
初のジェット機同士の空中戦でブラウンは一機撃墜を主張した。
ただし同日のソ連記録では違う話になっている。MiGのパイロット、ウラジミール・ハリトノフ中尉は米軍機から攻撃を受けたと報告しているが降下で攻撃を回避し、途中で外部タンクを放棄したと報告している。ロシアの戦史記録では初のジェット機同士の空中戦は11月1日となっておりセミヨン・ホミニッチ中尉操縦のMiGがF-80(フランク・ヴァン・シックル中尉)を撃墜したとある。ただし米軍記録ではヴァン・シックルは地上に墜落炎上している。ブラウンの空中戦の翌日に米海軍F9Fパンサージェットがミハイル・グラチェフ操縦のMiG-15を撃墜しており、これは両国の記録で一致している。
そこでジェット機同士の初空中戦での撃墜について意見が食い違うが、MiG-15がF-80を速度、操縦性能いずれも上回っていたのは事実だ。米側記録ではシューティングスター合計17機が空中戦で喪失とあり、MiG-15の撃墜数は7機、プロペラ機11機も撃墜とある。B-29爆撃機編隊を100機のF-80とF-84で援護中にMiGの30機編隊が襲ったのが1951年4月12日でB-29の三機が撃墜され、攻撃側には損失はゼロだった。
米空軍は当時最新鋭の戦闘機F-86セイバー派遣を急がざるを得なくなった。MiG-15と互角に戦える戦闘機としてだ。これで戦況が有利となり中国国境付近の「MiG横丁」で空中戦が頻繁に発生し撃墜被撃墜比率が好転した。F-80には対地攻撃任務が与えられたが想定していない任務で5インチロケット弾8発あるいは千ポンド爆弾二発を主翼下に積み出撃した。
終戦までにシューティングスター113機が対空砲火で墜落した。1952年11月22日にはチャールズ・ローリング少佐機が中国の対空砲火を浴びた。少佐は国連軍を釘付けにしていた火砲陣地を狙っていた。ウィングマンから攻撃中止の勧めを聞かず、少佐は損傷を受けた機体を銃座に体当たりさせ、戦死後に名誉勲章を受けた。
朝鮮にはF-80飛行隊10個が展開したがすべてF-86セイバーあるいはF-84対地攻撃機に1953年までに機種転換を完了した。ただし一個飛行隊のみ旧式マスタング戦闘機に変更している。シューティングスターは随時退けられ、南アメリカ各国に供与されブラジルでは1960年代70年代前活躍した。


その後の展開
シューティングスターは朝鮮上空では旧型化していたがその後派生型二つを生んだ。一つが知名度が低いF-94スターファイヤーで複座レーダー装備夜間戦闘機で朝鮮で六機撃墜したとされ、MiG-15とも初の夜間交戦をした。
もうひとつが伝説のT-33複座練習ジェット機だ。6,500機が製造され、カナダでもライセンス生産で650機が生まれ40か国の空軍で供用された。キューバのT-33はCIA支援による反カストロ軍迎撃に出撃し、B-26三機と数隻を撃破している。
20世紀後半の世界各国の戦闘機パイロット数千名がT-33でジェット機訓練を受けた。2017年にボリヴィアがT-33を退役させ、同機の長い運用に幕が下りた。
1940年代にナチドイツ新鋭機への対抗手段として急ぎ設計された米国初の実用戦闘機には当初予想もしなかった長きにわたる活躍が展開した。■
Sébastien Roblin holds a Master’s Degree in Conflict Resolution from Georgetown University and served as a university instructor for the Peace Corps in China. He has also worked in education, editing, and refugee resettlement in France and the United States. He currently writes on security and military history for War Is Boring.
Image: Wikimedia Commons

こうやってみるとP-80が駄作だったのではなく、初期ジェット機の性能進化が早すぎて短期で陳腐化した構図ですね。たたかれてもただでは起きないのがロッキードでP-3も売れなかったエレクトラ旅客機が原型でしたね。たくましい会社です。

米朝会談実現で日本をないがしろにしていはまずいとの論調が米側にあります

たしかに今回は急展開なのですが事前に米朝接触があった上の話であり、韓国はお使いの役割を負わされながらも関与していると胸を張れるのですが、日本は困った立場になりました。しかし外交と言うのは必ず状況に応じた展開が出てきますのでここぞとばかりに安倍政権の北朝鮮政策が破綻したとばかりに揚げ足をとるのはいかがなものでしょう。何よりも日本のマスメディアには全体を見る視点は欠落していますので信用しないことが肝心です。Business Insider記事のご紹介です。

One of America’s closest allies could be the biggest loser if talks between Trump and Kim Jong-Un go south 米朝会談が実現すると米国最大の同盟国の一つが最大の敗者になりかねない

shinzo abe donald trumpPresident Donald Trump meets with Japanese Prime Minister Shinzo Abe in the Oval Office of the White House in Washington, February 10, 2017.AP Photo/Evan Vucci
  • 先週木曜日ドナルド・トランプ大統領が北朝鮮指導者金正恩の招待を受けたことでミサイル問題をめぐり歴史的な外交展開が始まる
  • 会談の場所日程は未定だが日本がこの事態に驚愕したようだ
  • 日本側関係者は急きょトランプ他米関係者と会い事実把握に努める



ナルド・トランプ大統領が北朝鮮指導者金正恩の招待を受託し世界が驚いたが日本ほど慌てた国はないのではないか。
日本政府はトランプの決断について事前に何も知らされていなかったとニューヨークタイムズは報道。トランプは韓国政府によるホワイトハウス内での説明席上で即決したといわれる。韓国側も素早い反応に戸惑ったほどだ。
直後にトランプは安倍晋三首相を電話に呼び出し米国は最大限の圧力を北朝鮮にかけ続けると確約したとホワイトハウスは説明。
関係者によれば電話会談中、日本首相から大統領へ会談要請があった。安倍は報道陣に米国と日本は「100%ともにある」とし、4月にトランプと会談すると語った。
Shinzo AbeJapanese Prime Minister Shinzo Abe.REUTERS/Lucas Jackson
米関係者はトランプ-金会談は北朝鮮の核・ミサイル開発が主題で「具体的かつ実証可能な段階」を話すという。だがこの声明で日本側の懸念が解消されることはない。
ある与党関係者は北朝鮮が緊張緩和を都合よく利用すると見ており「北に有利な情勢だ」とロイターに語った。
日本は北朝鮮が核とミサイルを完全放棄するのを対話の前提条件と見ており、米国務省見解と似る。
河野太郎外務大臣はレックス・ティラーソン国務長官と3月16日ワシントンDCで会談の予定を入れており、北朝鮮非核化で米側の要求内容を確かめるとNHKは報道。河野は訪米前に韓国政府からも南北対話結果について報告を受ける。
日本が今回の急展開にあきらかに狼狽しているのは無理もない。同国は北朝鮮のミサイルテストで脅威を感じると同時に挑発の矛先にもなっているからだ。
朝鮮半島問題専門家も米国は日本の利害を来る米朝会談でのけ者にしてならないと意見が一致している。

このうち国際戦略研究所朝鮮問題部門長のヴィクター・チャは「米国の北朝鮮政策のため同盟国が犠牲になってはいけない」と解説している。「韓国は明らかに関与しているが日本も加えるべきであり、日本国の指導者はこれまでトランプへの最大のチアリーダーとして平壌に圧力をかけ軍事オプションまで検討しながら今回の外交展開で大被害をうけている」と解説した。■