各国のF-35パイロットを育成するルーク空軍基地第56戦闘航空団司令に聞く訓練の内幕
Training the World’s F-35 Pilots: Inside the 56th Fighter Wing at Luke AFB
The Aviationist
2026年6月28日 午後5時55分(中央ヨーロッパ夏時間)
ハワード・ジャーマン
https://theaviationist.com/2026/06/28/inside-the-56th-fighter-wing-at-luke-afb/
デビッド・バークランド准将が、訓練哲学、相互運用性、シミュレーション、そしてF-35の任務の継続的な進化について語った。
2026年の「ルーク・デイズ」航空ショーでは、ランウェイに圧巻の航空機ラインナップが並び、観客多数を動員したが、真の見どころは第56戦闘航空団の内部を間近で見学できたことだった。基地で過ごした時間は、同航空団が日々の運用をどのように行っているかを垣間見る貴重な機会となった。
ルーク空軍基地は大規模なF-16パイロット訓練の代名詞であったが、ここ数年でその任務は根本的に変化し、同基地はF-35A「ライトニングII」の主要な訓練拠点としての地位を確立した。
ルーク空軍基地は、2010年代半ばにF-35Aへの移行を開始した。この移行には、単に機体を入れ替える以上の抜本的な見直しが必要であり、基地のインフラ、訓練カリキュラム、さらに訓練生の準備体制の全面再構築を余儀なくされた。
F-35によって戦闘機操縦技能が置き換えられたわけではない。しかし、情報管理、センサーフュージョン、そしてより広範な作戦状況の把握がより重視されるようになった。同機のソフトウェアや現代の脅威は絶えず変化しているため、ルーク空軍基地の訓練カリキュラム全体も、その変化に対応できるよう柔軟性を保たなければならなかった。
航空ショーのリハーサルを数日前に控え、ルーク空軍基地では、オランダから派遣されたF-35A 3機とデンマークから派遣されたF-35 2機を交え、通常の訓練活動が本格的に行われていた。(画像提供:ハワード・ジャーマン)
ルーク空軍基地は1941年以来、軍用パイロット6万1,000人以上を輩出し、素晴らしい実績を築いてきた。同基地がF-35A「ライトニングII」の主要な訓練拠点へ変貌を遂げるにつれ、その存在感はさらに拡大し、現在では世界のF-35パイロットの約75%を輩出している。この訓練施設はグローバルな事業であり、ベルギー、デンマーク、イタリア、オランダ、ノルウェーといった国際的なパートナーをアリゾナ州フェニックスに招き、米国の乗組員とあわせ訓練を行っている。
その任務の規模は、第56戦闘航空団が現在どのように組織されているか、そしてルーク基地が世界最大級のF-35訓練組織の一つを支えるためにどのように進化してきたかを検証することで、より明確になる。
第56戦闘航空団は、空軍教育訓練司令部(AETC)の傘下組織である第19空軍の隷下だが、現在、空軍省は正規訓練部隊を空軍戦闘司令部へ再編入中だ。ルーク空軍基地の第56戦闘航空団には、現役F-35AライトニングII訓練飛行隊7個と、シンガポール空軍のパイロット訓練を専門とするF-16C/D飛行隊1個が配備されている。
ルーク空軍基地の第56戦闘航空団に配属されている訓練飛行隊:
第61戦闘飛行隊「トップ・ドッグス」 – 米空軍、オーストラリア空軍(RAAF) – ルーク空軍基地初のF-35飛行隊;RAAFの訓練は2020年に終了
第62戦闘飛行隊「スパイクス」 – 米空軍、ノルウェー、イタリア – ノルウェーおよびイタリアとのF-35A統合訓練任務
第63戦闘飛行隊「パンサーズ」 – 米空軍 – 当初はトルコに関連していた
第308戦闘飛行隊「エメラルド・ナイツ」 – 米空軍、オランダ、デンマーク – オランダおよびデンマークのパイロットとの統合訓練
第309戦闘飛行隊「ワイルド・ダックス」 – 米空軍 – F-35A訓練任務
第310戦闘飛行隊「トップ・ハッツ」 – 米空軍 – F-35A訓練任務
第312戦闘飛行隊「スコーピオンズ」 – ベルギー – F-35A専用ベルギー転換部隊
第425戦闘飛行隊「ブラック・ウィドウズ」 – シンガポール共和国 – シンガポール空軍(RSAF)のF-16C/D ブロック52パイロットの訓練
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