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中国による斬首作戦に台湾はどう対応するのか

中国に台湾を武力侵攻する意図があるのは明白ですが、日本国内の報道しか見ない人はそんな事態を想定もしていないのでしょうね。しかし、台湾はしっかりと備えているようです。PLAが本当に斬首作戦を実施すれば国際社会はすべて中国の敵となるでしょう。

How Taiwan Defends Itself From Decapitation Strikes 

台湾は斬首作戦にこう備えている

Marines and special troops guard the president 


海兵隊と特殊部隊が総統を警護する

How Taiwan Defends Itself From Decapitation Strikes



事用語で「斬首」攻撃というと対象国の指導層を開戦直後に狙い、敵の軍事政治上のリーダーを排除することである。台湾を対象に中国には各種の攻撃方法があり、台湾は脆弱である。
一見発生の可能性がないように聞こえるが、台湾はこの可能性を深刻にとらえ、斬首作戦への防御を「絶対防衛」教義の最優先事項にしている。中国にはこの作戦に備えている節があり、台湾に圧力をかけている。2015年には中国軍は内蒙古に台湾総統府そっくりの施設を作り演習を実施している。
台湾軍にとっては中国が台湾政体を標的にしている中でどんな対策をとっても安心できず、中華民国第66海兵旅団を台北に駐留させ、うち同旅団所属の一個大隊が軍事大学校内に配置されている。
この大隊が台湾国防省が2017年に博愛特区(総統宮殿や政府省庁含む)の防備に当たるものとして発表した部隊と同一なのか不明だ。台湾政府は詳細発表はしていないが、同年7月に斬首作戦への対抗措置演習を公開していた。第66旅団はおよそ3,500名でM-41ウォーカーブルドッグ戦車、M-113装甲兵員輸送車を保有。
軍事大学校内に配備される大隊は総統護衛の予備部隊なのだろう。
「(特区内の)大隊には総統排除あるいは無能力化のたくらみに対応する目的があり、中国の落下傘部隊や車両による強行突破に備えている。また近隣の海兵隊や台北警察部隊とも連携する」とAsia Timesが伝えている。
Above and at top — Taiwanese marines. Photos via Wikimedia


「車両による強行突破」は2014年発生の事件を指しており、41歳のトラック運転手が総統宮殿に35トントラックを突っ込んだ。実行犯の供述では結婚生活が破綻し政府に不満をぶつけたかったとある。2017年には警察官が日本刀で襲撃された事件もあり、これも総統宮殿突入を狙っていた。このため蔡英文総統には新型装甲付きアウディが準備された。
ただし中国が斬首攻撃を仕掛けると逆効果も発生しそうだ。マーティン・エドモンズはマイケル・サイと共著のTaiwan’s Security and Air Power(2003年)で以下指摘している。「攻撃の兆候がわかればまず指導部は分散退避するが、これが効果を上げるはず」とし、「国民は中国に狙われた指導部の支持にまわりそうで、指導部の弱体化を狙った攻撃で国民感情はむしろ強まるだろう」
斬首攻撃の観測が中国新聞各紙の見出しになっている。最近ではPLA南京軍区の副司令官を務めたWang Hongguangが中国は台湾を三日で制圧できると発言している。
2018年3月に出た環球時報記事で前出Wangは中国軍がヘリコプター特殊部隊あるいは高速ボートで川をさかのぼり総統宮殿を襲撃するとの見方を紹介している。
ただしPLAの公式刊行物ではWangは退役将官であり「誇大解釈」は禁物とくぎをさしている。
米陸軍の軍事研究部門が発行するO.E. Watchはこの記事について「不満を感じる郡関係筋の感情を表しているのか公式メディアで掲載されたことから台湾国民に恐怖と不安感を植え付けさせ台湾独立の動きを進める政府を押しとどめさせようとしている」と評している。
いいかえればこれは心理戦であり、台湾総統宮殿を模した施設での軍事演習もその一部だ。■

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