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中国初の国内建造空母はなぜ海上公試が遅れているのか

なんでわざわざ一号艦と同じ艦容のスキージャンプ空母を作ったのかが解せませんが、中国としては技術を自分のものにするためにも国産にこだわり建造では中身がわかっている一号艦を参考にしたのでしょう。空母は今後建造されてもカタパルト技術が実用化しない限りスキージャンプでは機体搭載ペイロードも限られ、かつ機材のソーティー密度も低いため二級の戦力でしょう。ただし中国の狙いが全世界への艦隊派遣ではなく自国海域の死守であれば米空母打撃群へのけん制装備であれば以外に安上がりな存在なのかも知れません。

Sea trial of China’s new carrier ‘may not be smooth sailing’ 中国の新造空母の海上公試は「順調にはいかないかも」

A Z-18 transport helicopter is seen landing on the Chinese aircraft carrier in this photo taken on May 5, 2018. Photo: Global Times
Z-18輸送ヘリコプターが中国空母に茶kン関する様子が目撃された。 May 5, 2018. Photo: Global Times
By ASIA TIMES STAFF MAY 8, 2018 5:07 PM (UTC+8)
送ヘリ一機が中国初の国産空母から離発艦する様子が先週末目撃されており、艦名がまだついていない同艦は大連造船所に投錨したままで海上公試が近づくとの観測を打ち消している。
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Z-18ヘリコプターが空母艦上で目撃された Photos: Global Times, Weibo
環球時報含む中国国営メディアが昌河Changhe Z-18ヘリコプター(原型はフランス製SA321シュペルフルロン)が離発艦を先週土曜日に繰り返したと伝えている。同様の離発艦訓練が日曜日、月曜日にも繰り返されたとの報道がある。
訓練中のヘリコプター画像が中国ソーシャルメディアにその後拡散している。
空母艦上とヘリコプター機内の誘導システムは良好に作動して陸上からの人員貨物の搬送は良好に行われたと環球時報が短く報じている。
同紙では北京在住軍事専門家 Li Jieの言として新型Z-18は今後実施となる海上公試で緊急事態が発生した場合にも投入されるとある。
Z-18のペイロードは4トンで27名搭乗可能。  
一方で遼寧省海洋当局は渤海海峡から黄海北部にかけて侵入禁止区域を設定しており、今週金曜日まで有効とある。
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中国のツイッター、ウェイボで拡散した同艦の艦橋、甲板の照明点灯の風景  Photo: Weibo
大連の現地報道では造船所を見下ろす丘の上に軍事愛好家や海外報道陣が詰めかけ中国初の空母が初海上公試に向かう光景をとらえようとしているとあるが、公試は二週間以上も先送りされたままだ。
ただしLiは注意喚起しており、当初の海上公試では「問題が生じる可能性がる。空母一隻には7億8億の部品を使っているため」という。
同艦が初の海上公試から戻り事後点検や整備に入るのか、また次回以降の公試まで時間がどれくらいかかるかが海外専門家が見守る同艦の作戦能力や建造の品質を図る目安となる。
航行禁止区域に指定された渤海から黄海にかけての海域は広くPLAが用意周到な準備をしていることがわかる。
火曜日午後に習近平主席が党の中央軍事委員会トップとして大連市入りしたとの噂が流れており、水曜日ないし木曜日に空母の海上公試を視察するのではとの観測が香港のサウスチャイナモーニングポスト紙に出ている。習主席が大連を訪問しているかについては公式発表は一切ない。
中国国内のニュースポータルSinaでは同艦が4月23日に艦の傾斜テストを行ったとあり、クレーンや機関車多数が飛行甲板の各所に姿を現したと報じている。
その他の画像では艦が薄く黒煙をあげており、推進系統のテストをしたらしい。
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エンジン始動で薄い煙が出ている  Photo: Handout
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ロシア空母アドミラル・クズネツォフが濃い煙に包まれている Photo: Handout

ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフで見られる光景と対照的だ。PLAの遼寧と今回の新造空母はロシア艦と同じ級であり、エンジンが旧式のため始動すると汚い煙幕に包まれることがあり、軍事ファンの冷笑を買っている。専門家には中国技術陣はロシア譲りの蒸気ボイラーに手を加えたとみるむきもある。
Sina報道では別に国産二号艦が上海で建造中だが推進方式はガスタービンエンジンになり、三号艦は原子力推進となると述べている。

現在建造中の空母はPLA海軍が信頼性に十分満足できてから引き渡しとなると見られ、公試は今年いっぱい続くとの見方が強い。■

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