2018年3月24日土曜日

TOAW IVは最新の陸戦作戦レベルのウォーゲーム。プレイしてみてわかったこと

久しぶりのゲームレビューです。作戦レベルのウォーゲームhe Operational Art of War IVですがむかしあったAncient Art of War とつながっているのでしょうか。インターフェースは机上軍事演習のようでとてもハードな感じです。Harpoonは面白かったですね。アイスランドをソ連攻撃から守るシナリオが一番面白かったですが、この新しいゲームはどうでしょうか。

I Invaded Grenada in ‘The Operational Art of War IV’ ゲーム「The Operational Art of War IV」でグレナダ侵攻をしてみた

Gamers have their pick of 20th century battles in TrickeySoft's 2017 sim TrickeySoft販売の同ソフトで20世紀の戦闘を再現できる

I Invaded Grenada in ‘The Operational Art of War IV’

March 23, 2018 Robert Beckhusen



番尋常でないシナリオを選んだ。1983年にハドソン・オースティン率いる軍事政権がグレナダ軍少数とキューバ軍事顧問で米海兵隊、陸軍レンジャー部隊、海軍SEALチームの侵攻に抵抗し、その後カリブ海各国が派遣した平和維持部隊と対戦した事例だ。しかも一貫して米空軍が支援していた。
数ターンで終了した。レンジャー部隊がポートサリネスを占拠し幽閉されていた米大学生集団を保護した。この解放がシナリオで重要な目的だ。わがレンジャー部隊と海兵隊は士気が低下したグレナダ軍を中央の山地に閉じ込めた後で制圧した。今回の侵攻作戦はマップ上の数ボックスを移動するだけで終わってした観がある。
これがThe Operational Art of War IV (TOAW IV)で2017年11月にTrickeySoftから発売開始されたコンピュータゲームで、2006年のカルト的前作に続くものだ。シリーズは1990年代にさかのぼる。
TOAW IVにはちょっと変わった点がある。それはゲームの視点で普通のウォーゲームでは三つの「レベル」がある。戦術、作戦、戦略だ。軍事理論では19世紀プロシアの将軍クラウゼヴィッツの大著にならい戦争をこの区分で概念化している。
ウォーゲームのほとんどは戦術レベルでCall of DutyCombat Missionがその例だが、プレイヤーは戦場で敵に攻撃を与える。ミッションでは目標の占拠、敵文書の奪取あるいは塹壕にひそむ敵部隊の掃討となる。戦略ゲームの例がHearts of Ironシリーズで一国の資源全部が関係し戦術は全く関係なくコンピューターがすべてを抽象的にデータとして準備する。
その中間が作戦レベルだ。また中間だからこそウォーゲームではいろいろな要素が含まれることが多い。たとえばHearts of Ironでは戦略と作戦の両方が含まれる。
エジプト軍とイスラエル軍、六日間戦争開始時。TrickeySoft capture


The Operational Art of War IV では作戦を中心としこれまでのゲームより圧倒的に細部にこだわっている。プレイヤーは師団、連隊、大隊をそれぞれマップ上で四角アイコンで表示して移動させる。ボードゲームでの移動と同じだ。ターン制で敵と交互に動かす。地形、天候、補給が重要な要素で前進できるか、足を阻まれるかが変わる。
だがTOAW IVが本当にすごいのは陸上戦の市販ソフトの中で最も興奮させられる内容があることでそれには二つの理由がある。
TOAWシリーズでは20世紀の戦闘を主にあつかい、シナリオには世界大戦時のものもある
TOAW IVにはあまり著名でない武陵衝突事例も含まれ、その例として1972年のトルコによるキプロス侵攻、1995年のロシアによるチェチェン侵攻、ユーゴスラヴィア内戦があるが、さらに架空シナリオとしてヨーロッパでの第三次世界大戦、1962年の米国によるキューバ侵攻もあり、後者ではソ連部隊が実際よりやや強く設定されており侵攻は簡単ではない。
キューバとソ連側のプレイヤーは米軍侵攻を完全に防げないが腕がよければ侵攻軍をシエラマエストラで釘付けにできるだろう。筆者はグレナダ侵攻軍でプレイしたがハドソン・オースティンの政府軍には運がなかった。
同様の内容のゲームを多数知ってしるわけではないがTOAW IVのシナリオ集は作戦レベルに相当こだわっていると断言できる。また1960年代に通用した軍事原則が1940年代でも通用する。さらにさかのぼれば19世紀もあるがゲームのエンジンは正確にモデル化していない。逆に21世紀に限ればCommand: Modern Air / Naval Operationsの方が優れているだろう。このゲームではロシアのカリバー巡航ミサイルがカスピ海からシリアに向けて発射されたりする。
だがTOAW IV は20世紀に関する限りほとんどの場合忠実に再現している。
TOAW IV に興味を覚える二番目の理由はその設定にある。時間の設定だ。
戦闘の勝敗はいかに統制するか並びにテンポ次第だ。ただしターン制のウォーゲームの大部分では時間の再現が弱い。
一般のウォーゲームを見てほしい。プレイヤーがターンで大隊を攻撃に向けると、コンピュータがデータで戦闘を発生させる。
プレイヤーが戦闘に勝利すると、大隊は自動的に敗れた敵がいた場所へ移動する。大隊は「ポイント」を使い果たしもう動けないし攻撃もできないターンは一日に相当する。
これはこれで理屈に合う

第一次大戦中の東部戦線。TrickeySoft capture

だがプレイヤーがここで二番目の大隊を選択して攻撃に向かわせたらどうなるか。あらたに空いた場所の先に移動させて敵に圧力を加えるとする。ターンが終わるまでこれを繰り返し大隊全部を動かす。
一見するとわかりにくいが実はここに概念上の問題がある。
最初の戦闘がいつまで続いたのか。実際には午前中に決着がつかず午後さらに夜に伸びていたかもしれない。だがゲームでは二番目の大隊の「ポイント」が全部残っており移動したり戦闘するのは最初の戦闘が終わってからなのだ。
その結果として一日かかる戦闘もあれば三時間で片が付く戦闘もあり、補給が行き届いて疲れていない部隊なら敵陣内を12時間移動できるだろう。作戦レベルのゲームの大部分でこれが可能だが全力移動だと理屈にあわないこともある。
そこでTOAW IVではややこしいがそれよりはましな仕組みになっている。
ターンは10ラウンドに分かれる。大隊に10ラウンド分の移動を命じると攻撃できなくなる。別の部隊に攻撃を命じるとボックスが画面に出てきて敵兵力を考慮した戦闘時間がわかる。実際には敵部隊が戦闘するつもりなのか、撤退するかで長くかかることもある。
また戦闘をあまりにも早く決着させるかわりにTOAW IVではプレイヤーはターン中に次の戦闘の作戦の立案が可能となっている。5ラウンド分の戦闘は戦場全体で計画可能で「解決」ボタンを押してもまだ5ラウンドを移動や戦闘に使うことが部隊すべてで可能だ。
以上はごく簡単な説明で筆者もゲームの仕組み全体をまだ理解できていない。だが12時間かかるところを3時間ですますのはこのゲームでは不可能だ。The Operational Art of War IV では各ラウンドをうまく立案する必要がある。だから筆者はグラナダを選んだ。最小限の抵抗しかないからで一回目のシナリオとして最適だ。

どうでしょうか、このゲームは以下のURLでダウンロード購入が可能で4500円くらいだそうです。
興味のある方は試されてはどうでしょうか


あなたの知らない戦史シリーズ③ ラオスの秘密基地リマ85をめぐる米軍と北ベトナム軍の攻防戦


あなたの知らない戦史シリーズ③ ラオスの秘密米軍基地を攻略した北ベトナム軍

 

Revealed: 50 Years Ago, a Top-Secret U.S. Base Was Overrun By Elite Vietnamese Commandos 発掘、50年前にトップシークレット米軍基地がエリートベトナム決死隊に占拠された


Valorous TV



March 20, 2018


1968年3月12日、ラオス山頂の極秘米軍基地がベトナム特殊部隊に占拠される事態が発生した。基地にいたCIA、空軍要員18名のうち脱出できたのは6名のみだったが以後30年にわたりこの事件は秘密のベールに包まれた
ラオスでの米軍の作戦行動は禁じられていたためだ。ラオスは内戦で荒廃し王党派の右側勢力がパテトラオ共産主義勢力と対立し後者を北ベトナムが支援していた。北ベトナムはラオスからホーチミン街道経由で南ベトナムに侵入していた。ただし1962年に米国、北ベトナム、ラオス各派は平和条約を調印しラオス国内から自国軍をそれぞれ撤退させた。
ただし北ベトナムは部隊一部のみ撤退させただけで米国も相当の軍事援助を王党派に供与し秘密のうちに大規模空爆作戦をバレルロール作戦として開始した。機材はベトナム、タイ両国内の基地からラオスに入り、CIA運営の契約業者と「エアライン」のエアアメリカが輸送機、観測機をラオス国内で運用した。
CIAは現地で少数派モン族を雇いパテトラオと戦わせた。このためCIAはプーパティPhou Pha Thiの険しい山頂に基地を設営した。ここはモン族の聖地であり同時に北ベトナム国境近くという戦略上の要所でもあった。
同基地はラオス国内に多数設営された「リマ施設」の一つで米軍等の空輸補給を支援する役割があった。施設は海抜5,600フィートに作られ周囲は切り立った崖だった。700メートルの小滑走路がふもとに作られ補給や人員の交代用に使われた。毎週秘密のうちにCH-3ヘリコプター(米空軍第20ヘリコプター飛行隊)が飛んできた。
1966年夏に米空軍は同基地リマ85に新しい役目を思いつく。レーダー航法TACAN拠点として発電機、トランスポンダーを持ち込んだ。GPSの前はTACAN施設が軍用機の目標捕捉を助けており、とくに低視界時に重宝がられた。1967年にはTSQ-81アンテナ・遠隔爆撃支援装備で米軍爆撃機を運用していた。
ハノイはリマ85秘密基地からわずか135マイル先で米軍機を非常に正確に北ベトナム空襲に誘導できた。空爆にはF-105戦闘爆撃機から巨大なB-52まで機材多数が投入されていたため同基地は空爆効果の増大に重要だった。わずか半年でリマ85は北ベトナムとラオス国内の空爆の25パーセントから55パーセントまでを指示誘導するまでになっていた。
ラオス皇太子スワナが米軍要員のラオス国内入りを拒否したため、リマ85配属の米空軍要員は一次的に除隊手続きをしてからリマに赴いた。これは「消毒」と呼ばれ笑いものだった。技術要員は非武装だったがその後小火器を備えた。代わりにCIA支援を受けたモン族武装兵が大隊規模で基地周辺を固めた。またタイ国境警備隊も同山周囲に展開していた。
リマ85は米国一般国民から存在は隠されていたが、パテトラオや北ベトナム正規軍(NVA)には存在と役割は秘密ではなかった。偵察隊が1967年12月に基地防衛体制を探り、1968年1月12日にはAn-2複葉輸送機が主翼下の57㎜ロケット弾と120㎜迫撃砲弾を機体側部の扉から投下してリマ85を攻撃した。モン族4名が死亡した。米軍UH-1一機が緊急発進し輸送機を阻止しようとし、AK-47で一機撃墜に成功した。これはヘリコプター対航空機での撃墜として珍しい事例だ。別のAn-2も地上火災か退避行動をとるのが遅かったため墜落した。
基地は1月30日に迫撃砲攻撃を受け、2月18日にモン族戦闘員がNVA砲火観測員部隊を待ち伏せ攻撃し殺害しており、基地攻撃案を回収した。米軍指導部は同基地が孤立し優勢な敵軍に包囲され攻撃を受けるのが分かっていたがTACAN支援は重要な機能のためウィリアム・サリヴァン大使は撤収命令に難色を示した。十分な防御対策を提供できないまま、基地内の技術要員の安全のため周囲にひそむ共産軍に空爆多数を仕向けた。
北ベトナム第41特殊軍大隊の選りすぐりの決死隊が登頂不可能と思われていたプーパティ山北側を1月22日にひそかに上り、潜入ルートを調査した。3月初めに33名の小隊がチュオン・ムオTruong Muo中尉指揮下で同山付近に集結し工作隊9名が加わった。決死隊はAK-47、SKSカービン銃、爆薬、高性能手りゅう弾、ロケット推進手りゅう弾発射機3丁で武装した。
3月11日午後6時、砲兵隊が掩護射撃しチュオン隊偵察兵がリマ85への進入路を確保した。数時間後にNVA766連隊正規兵とパテトラオ大隊が攻撃開始しモン族民兵を谷間で包囲した。同日午後9時にチュオン隊が断崖を登り始め5つの「細胞」に分かれ多方面から攻撃開始した。第一細胞・第二細胞は指令所に攻撃を集中し、第三・第四細胞はTACAN施設と滑走路の占拠を目指した。第五細胞は予備として待機した。
基地要員が砲撃を報告したがサリバン大使は攻撃規模が圧倒的と判明するまでは撤退を命じないこととした。翌朝午前8時に大使はヘリコプターと航空支援を送り要員退避を守ろうとした。
これは遅すぎた。チュオン隊は午前3時にモン衛兵詰め所を制圧しTSQ-81レーダー、発電機はロケット推進手りゅう弾で破壊した。基地司令クラレンス・バートン少佐他空軍技術要員が被害状況を確認しようと外に出ると銃撃を受け動けなくなった。午前4時までに三個細胞がそれぞれの任務対象を占拠し、装備の一部はチュオンの命令で崖から落とされた。第四班のみ滑走路周辺を守るモン族二個小隊の抵抗を制圧できず攻撃を断念した。
米側生存者は断崖側部の棚に逃げ、手りゅう弾小火器の銃火をあび動きがとれなくなった。ライフルで反撃しながら崖上部の空爆を待った。
夜明けになりエアアメリカのヘリコプターがA-1スカイレイダーの援護で山頂を銃撃した。モン族部隊はCIA指揮を受けNVAからTACAN奪回のため激烈な戦闘を挑んだ。北ベトナム軍小隊が占拠は変わらず米空軍技術要員5名とCIA要員2名がこの間に脱出した。
崖に残っていた空軍要員のうちリチャード・エッチバーガー上級兵曹長は救難ヘリコプターに乗るのを拒み代わりに負傷した同僚を運ばせた。だが兵曹長は銃火を浴び瀕死のまま搬送されたが、共産軍はプーパティ山を制圧しモン族部隊の反攻も撃退した。
リマ85強襲で米軍の北ベトナム・ラオスでの航空作戦は大きく弱体化した。ベトナム側記録では決死隊の被害は死亡一名のみなのにタイ・モン側の少なくとも42名を殺害した。米国人も十数名死亡している。ただしチュオン中尉は帰国後すると英雄として歓迎のかわりに軍法会議にかけられた。TACANを破壊し、技術要員を捕虜として確保せず殺害したことに上官が激怒したのだ。
皮肉にもワシントンとハノイはラオスでのこの戦闘を秘密にすることで協力し合った。北ベトナムにはホーチミン街道をラオス国内経由で維持する必要があり、米軍はそれを阻止したかった。双方が合意違反をしていた事実を一般に明かすことは避けたかった。
悲しい後日談がある。エッチバーガーの死後名誉勲章申請は空軍が却下。ラオスでの米航空作戦を秘密にしておくためだった。ニクソン政権で作戦はエスカレートしペンタゴン文書のリークで事実は明らかになった。米軍はラオス国民一人当たり一トンの爆弾投下したものの共産勢力の1975年の勝利を遅らせただけで阻止できなかった。
30年が経過して米国は秘密基地での戦闘を公式に認めた。エッチバーガーは2010年に名誉勲章を与えられた。その前の2000年代に参戦したベトナム復員軍人が米軍に協力して戦死した隊員の遺体回収をし、バートン少佐の遺体も後日見つかった。
リマ85で発生したような闇の戦闘の記憶を保存しても過去の傷はいえないが、当時の誤りを正しく理解することには役立つし、将来に同じ誤りを繰り返さないためにも当時を振り返ることが重要だ。■
Sébastien Roblin holds a master’s degree in conflict resolution from Georgetown University and served as a university instructor for the Peace Corps in China. He has also worked in education, editing and refugee resettlement in France and the United States. He currently writes on security and military history for War Is Boring.

2018年3月23日金曜日

頂上会談が実現してもトランプが北朝鮮開戦に踏み切るとしたらこうなったとき

4月から5月にかけて朝鮮半島が再び世界の注目を集めそうです。すでに平和は確実(北朝鮮の勝利)を信じる向きが多いと思いますが安全保障の世界はそんなに簡単に考えておらずあらゆる事態を想定していはずです。したがって米国が北朝鮮を壊滅する軍事行動に出ないとの保証はどこにもありません。

5 Ways Trump Could Stumble into a War with North Korea それでもトランプが北朝鮮と開戦する想定5例

Former U.S. Ambassador to the United Nations John Bolton speaks during CPAC 2018 Feb. 22, 2018, in National Harbor, Maryland. The American Conservative Union hosted its annual Conservative Political Action Conference to discuss conservative agenda. (Credit: Alex Wong/Getty Images)
KTLA


March 17, 2018


ナルド・トランプが金正恩提案を受け入れ5月にも会談するとはいえ、朝鮮半島は依然として世界で最も危険な地だ。南北朝鮮の首脳会談は先に4月に板門店で開かれトランプ-金会談がその翌月に実現すれば短時間とはいえ緊張緩和になるのは間違いない。韓国の冬季五輪での微笑や握手をみれば南北が新しい太陽政策に向かうのがわかる。
だが現実はともすれば自ら作り出した幸せの絶頂から簡単にひきずりおとす。米国・同盟国軍が核装備した北朝鮮と武力対決する可能性は依然として残っている。北朝鮮に関する限りすべての点で単純な処理はなく、すべてが悪い方向に向かうこともありうる。
では朝鮮半島で戦火が開かれる事態として以下の五つの場合を見てみよう。
1. ジョン・ボルトンが国家安全保障担当補佐官に任命される
ワシントンポストでは3月16日付記事でトランプ大統領がH・R・マクマスター中将を安全保障担当補佐官の職から解くと決定したとある。前国務省非拡散担当大使で超タカ派のジョン・ボルトンはマクマスター後継者のリストに入っているのは明らかだ。マクマスターは北朝鮮に関しては決してハト派でなく、金正恩の知性をからかったともいわれる。だがボルトンとは違う。ボルトンなら500ポンド爆弾4発を投下させるところをせいぜい2発落とすのが相違点だ。
ボルトンが正式に就任して大統領執務室でトランプの横に立てば国家安全保障会議の毎週の会議を取り仕切り北朝鮮の核兵器開発を中止させるべく米軍に予防攻撃させそうだ。実は同じ失敗をサダム・フセインに対し今世紀初めに実行させている。大統領に攻撃を進言するのは確実だ。
ボルトンはビル・クリントン政権時代から北朝鮮問題を楽しんでおり、20年たったが考え方に変化はない。ウォールストリートジャーナルの昨年のコラムで本人は平壌を先制攻撃を主張を19世紀の砲艦外交にたとえている。もちろん砲艦には何百万人も殺傷する能力はない。
ボルトンは「完璧なまでに合理的で米国は現状の北朝鮮核兵器が生む『必要性』を先制攻撃により対応してよい」と書いていた。現時点ではTVで目立ちたい元関係者の罪のない主張だがホワイトハウス入りし同じ提言をすれば無害とはとても言えなくなる。
2. トランプが怒りに駆られ会談を蹴る
トランプ大統領は歴史に残る成果を必死に求めており、ほかの大統領がみんな失敗したところで成功したい。北朝鮮の核問題の解決だ。韓国政府特使がホワイトハウスに到着し金正恩の平和のメッセージを伝えると本人は有頂天になり、その時点以来頂上会談をさばいて北朝鮮非核化の実現にこぎつける能力に自信を持っている。報道陣から金正恩が核装備を取引対象にするつもりがあるのかを聞かれたトランプは北朝鮮の提案に「誠意」を見ると答えている。
トランプは自ら北朝鮮指導者との協議には基準を高く設定している。期待に沿えない結果となれば本来期待する外交の勝利のかわりに写真だけとって終わる意味のない会談になり、大統領は金正恩が譲歩しなかったと憤慨しワシントンに戻るだろう。トランプは金正恩が恭順の態度を示さず自説を曲げなかったと非難し、自ら設定した期待値が実現しなかった理由とするだろう。「やはりこちらが正しかった。北朝鮮指導者との話し合いは時間の無駄だった。だまされただけだった。もう誠意を見せるのはやめよう。マティス将軍、戦闘作戦案が見たい」
3. 平壌がミサイルテスト中止を破る
金正恩政権は核実験ミサイルテストを5月の頂上会議まで凍結すると約束した。これはトランプ政権も評価する譲歩と言える。たとえ凍結中に核・ミサイル開発がそのまま進められてもだ。ミサイル再突入技術やプルトニウム反応炉やウラニウム濃縮作業は続いている。
だがキム一族が甘言をちらつかせるのは今回が初めてではない。金正日が長距離ミサイル発射を凍結したのが1998年だったが2006年に六か国協議が行き詰まると再開した。金正恩も2012年に同様にミサイル発射を自粛したがわずか数週間で衛星打ち上げと称し同じミサイルを使った。北朝鮮の度重なる約束破りにトランプ大統領は寛容になれないように見受けられる。トランプが約束違反を本人への侮辱と受け止めるのは必至だろう。トランプがB-1B爆撃機隊を北朝鮮領空に侵入する命令を出すと見る向きはないが、一方でその可能性が絶対ないとも誰にも言えない。
4. 会談が決裂しキムがトランプの最後通牒をはねつける
トランプ-キム頂上会談が失敗するか北朝鮮が途中で席を蹴れば、トランプは平壌に国連安全保障理事会決議順守を求める最後のチャンスを与えるだろう。クリントン政権やジョージ・W・ブッシュ政権がサダム・フセインに無条件で国連核査察官に協力を求めることで米軍攻撃を回避したように、トランプも金正恩に最後通告を劇的に発表するかもしれない。IAEA査察官を再度受入れ実証可能な形で非核化を進めるかそれとも...というわけだ。
平壌がデッドラインを守らない場合はトランプが対応する。トランプは譲歩するかレッドラインを数週間口にしバラク・オバマとは違う面を示そうと脅威を持ち出すかのどちらかだろう。前者を選択すれば政治面で追い詰められ後者は第二次大戦以来最大の犠牲を生む武力対決につながる。
5. 交渉は成功してもキムが裏をかいたら
クリントン政権が平壌と1994年に枠組み合意に批准した際はこれで核のない朝鮮半島が生まれる、段階的に米朝関係も正常化すると大きく宣伝された。クリントンの期待は実現しなかった。秘密のうちにウラニウム濃縮をした証拠が見つかり平壌も極秘核兵器製造を認めたことで枠組み合意は死んだ。
北朝鮮は合意内容も自分の都合よく曲解することにかけて専門家だ。2002年にこれをした。2008年も同様でブッシュ政権が目指した査閲案をひきのばした。2012年に衛星を打ち上げたのは一方的にミサイル発射をしないと約束してわずか数週間のことだった。非核化交渉が失敗するとしたら、前例から北政権が裏をかくか、抜け穴を利用するためではないか。CIAがキムが実はトランプを出し抜いていたと報告すれば、大統領は力にまかせた全く無慈悲な行動にでてもおかしくない。■
Daniel R. DePetris is a world affairs columnist for Reuters, a frequent contributor to the American Conservative and the National Interest, and a foreign-policy analyst based in New York, NY.


中国の侵攻作戦から台湾を防衛するには---高度防衛体制を維持する台湾を中国は簡単に侵攻できないのでは

台湾の防衛問題になるとなぜ日本が口を閉ざすのか台湾でも不思議に思っているのではないでしょうか。ここにきて台湾の話題が次々に出ている気もしますが日本ではスルーです。安全保障を避けたいという気持ちもあるのかもしれませんが北京政府に嫌われたくないという忖度なのでしょうか。全人代でまた習近平が台湾を威嚇する発言をしたようですが、台湾海峡を克服できないのが中国軍の実力であり、70年にわたり台湾が民主政体を維持し経済も反映している事実は共産党の教条主義では否定できないのが現実です。では今後はどうなるのか。必ずしも悲観する必要はありませんが、台湾が今後も高度防衛国家体制を維持していくのは大変なことです。

How China Would Invade and Conquer Taiwan (And Here's How to Stop It) 中国は台湾をこのように侵攻する(どうしたら阻止できるか)



March 19, 2018

  
華人民共和国内の各種情報を総合すると台湾の民主政体に残された時間はなくなりつつあるようだ。習近平は「忍耐できなくなりつつある」とされ台湾侵攻を2020年代初めにも命令する可能性がある。世界で最も危険な引火点で圧倒的な勢力の揚陸部隊の電撃作戦が発生するとしたら2021年7月の中国共産党(CCP)創立100周年の前だろう。
と言いつつ、中国は実際には台湾侵攻をそのような派手で高リスク方式では実施しないだろう。習一派は神経戦をエスカレートするはずだ。情報操作他の手段でワシントンの台湾防衛への信頼を崩し同時に台湾の自信を低下させるはずだ。
習近平は台湾政府がプレッシャーに負けて崩壊するのを待てばよい。そうすれば簡単に台湾を制圧できる。並行して中国軍は「聖なる」任務の遂行方法を検討する。力のバランスが中国に有利な形で推移するなかで侵攻作戦は訴求力を強めるだろう。

脅威の評価:
台湾海峡をめぐる政治安全保障の環境は厳しさを増しており、PLA軍事力の長所短所を正確に評価する必要がある。
PLAの強みの方が弱点より明らかだ。中国の軍事力では弾道ミサイル、対衛星攻撃兵器が要注意だ。もっと危険なのは諜報活動で対外政策が影響を受けることだ。
海軍大学校教授アンドリュー・エリクソンAndrew Ericksonは近著 Chinese Naval Shipbuildingで中国海軍が驚くべき勢いで強大になっているが台湾侵攻の支援能力はまだないと述べる。揚陸能力が不足し、防空能力も同様だという。ただし状況は今後大きく変わるはずだ。
デニス・ブラスコDennis BlaskoはThe Chinese Army Today の著者でCCP配下の地上兵力も海軍同様に台湾侵攻が準備できていないと述べる。侵攻を現実的選択肢にするためにはヘリコプター、効果部隊、特殊作戦部隊、揚陸機械化師団、海兵隊のすべてで増強が必要だ。さらにPLAには下士官層を整備し指揮命令系統の全般で訓練を強化する必要がある。既にこの努力に着手しており2020年代にその成果が出てくるだろうという。

台湾の対侵攻戦略:
では台湾軍関係者は自国をどう防衛するのか、また米国は支援できるだろうか。
台湾は全志願制部隊への移行の最終段階にある。プロの兵員を育てるのはよいことだ。台湾はこれに優位性を与える。中国の軍組織は自由意志による国民軍ではなく短期応召兵が大部分の組織だ。
RANDコーポレーションの最新研究報告では台湾では志願兵部隊をエリート予備役が助ける構造とし、中国の脅威は電子、航空、海上の各方面で対抗できるとする。台湾の軍部隊は新しい訓練の効果も期待できる。米軍との共同訓練や各国との救難訓練で台湾がこれまでできなかった分野で腕を磨ける。
近代戦はむき出しの力より頭脳戦の様相を強めている。このため高度訓練が必要だ。台湾のめざす防衛目標はPLAの電撃戦に備えることだ。このためには高度に動機付けされた人員が組織され訓練され装備を与えられて初めて敵侵攻作戦に強い抵抗力を示せるのだ。    
台湾海峡をはさむ経済規模の格差から台湾防衛当局はあらゆる場面で実力の引き上げが必要と認識し有事に効果発揮をめざす。台湾の防衛戦略では全土動員を前提に健康な男女全員が対侵攻作戦に協力する想定だ。
キングスカレッジロンドンのローレン・ディッキーはLauren Dickey台湾国防部(MND)は常に中国侵攻部隊を斥ける能力に磨きをかけていると指摘する。MNDは毎年全国地方両面で軍事演習を行い、作戦構想を点検、改善し敵上陸作戦に有効な防衛効果の実現をめざす。
台湾は中国侵攻を約4週間前に事前察知できるといわれる。ただし中国が戦略面で偽装工作にたけることを考えると額面通り受け止められない。それでもPLAが想定する揚陸作戦の規模が莫大になるため攻勢は前兆を見せるはずだ
例として部隊移動、予備役招集、物資集積、軍事演習、メディア動向、外交面での動き、台湾での妨害工作があげられる。さらに中国南東部で民間、軍の輸送船が終結すれば心配される事態となる。   
こうした兆候が見つかれば台湾総統は閣僚・議会指導部とともに対応策を審議する。レーダー、衛星の他中国国内の情報部員から続々入る内容を重視するはずだ。即応体制を引き上げ台湾全土を動員して敵攻撃にそなえることになろう。
すぐにも台湾海峡の要所に機雷敷設し海岸線、港湾、空港の防御態勢を強化する。その後に台湾国内の主要橋梁、発電所等の重要施設の防御が強化され不要不急の人員は戦闘地帯になりそうな場所から疎開させる。だがこれを全部実行するには相当の人員が必要で予備役部隊のみならず契約企業の関与が求められる。このため台湾では250万人を軍に、さらに100万人を民間防衛に数日で動員する体制が出来ている
緊急動員体制のテストは毎年行われ、台湾、澎湖等近隣の島しょ部(金門、馬祖)が対象だ。その結果には目を奪われる。市民兵士が大量かつ迅速に動員される。
台湾の全面的動員体制案では軍事力だけが主眼ではない。総統府と各省庁がすべて民間防衛体制を本土防衛に統合する点で機能する。

今後の展望:  
台湾政府と軍は台湾社会もあわせ厳しい態度をとる。だが独自に進めることが可能だ。ペンタゴンは台湾を援助し戦闘能力を向上させる点で重要な役割を果たす。米国の援助があれば台湾は中国に対し有効な防衛体制を実現でき、望むらくは今後も侵攻を阻止できるからだ。   
前出のRAND研究報告では共同作業部会の設立を提言しており、米側は国防次官補がふさわしいとする。台湾軍は米軍式の軍事教練や技術講習から得るものが多いはずで、米側教官も台湾の志願兵部隊移行を支援し、予備役にも戦略的な意義を与えるのを助けられるはずだ。     
台湾軍には装備品調達が定期的かつ頼れる形で必要だが不幸にもブッシュ・オバマ両政権がこれを否定してしまった。米国製装備が作戦運用で意味を出す事は台湾で議論の余地がない。トランプ政権は台湾に日本や韓国同様の能力の実現を目指すべきで、新型ステルスジェット戦闘機、ミサイル防衛や駆逐艦が想定される。  
それだけでなくワシントンは米企業を制約せず台湾が目指す国産防衛潜水艦建造事業に自由に参加させるべきだ。こうした装備品での支援は火力増強よりも国民の希望の維持に役立ち、兵員確保につながる。また強力な意思と決意のほどが中国にも伝わるはずだ。        
台湾軍は堅実な防衛構想を整備しプロの戦闘集団を育成中だ。だが侵攻の恐れは強まるばかりだ。中国の攻撃力増強に歩調を合わせるのは米国のアジアへの関与で大きな変更がない限り極めて困難だ。
この先を考えるとトランプ政権は米台関係を前進させる新戦略の構築で好機にあると言える。台湾が強固な防衛力を整備すれば世界最大の火薬樽の着火を防げる。中国の現実を無視するのでは問題を悪化させるだけだ。■

Ian Easton is a research fellow at the Project 2049 (where this first appeared) Institute and author of the forthcoming book, The Chinese Invasion Threat: Taiwan's Defense and American Strategy in Asia

2018年3月22日木曜日

★★台湾イーグル・リース構想の続き:台湾国防省は提案来ていないと否定するが....イーグル2040C改装機材の提供を米側が検討か



台湾の話題が続きます。早速の火消しにかかったのでしょうか。台湾国防省としてはイーグルは喉から手がでるほどほしいはずですがね。増槽を付けずと言っても後でいくらでもできますし、そもそも2040Cは(お金を出せば)コンフォーマルタンクを搭載するのではなかったでしっけ。すると台湾が空中給油機取得を目指しているというのも意味が出てくる話ですね。F-35Bはそう簡単に米国も提供してくれないのは最初から分かっているのでAV-8+でまずSTOVL運用を習熟するという構想が生きてきますね。国防省が否定しても大きな流れは変わらないのでは。旧型イーグルを「ミサイルトラック」にする2040Cは日本としても注目していいはずですがどうなのでしょう。

 

Ministry denies US offered to lend fighters to Taiwan 台湾国防省が米戦闘機供与提案を否定

Eagle 2040C concept, Source:Boeing


‘PURE SPECULATION’:A media report quoted an unnamed source as saying that the US wanted to lend jets without external fuel tanks to allay Chinese fears 「観測記事に過ぎない」と匿名筋が米国が増槽なしでの機材提供で中国の神経をさかなでしない方式を提案したとの報道を否定

By Jonathan Chin  / Staff writer


湾国防省が米国からボーイングF-15C/Dイーグル戦闘機のリース提供提案が出たとの報道を否定した。報道ではイーグルは2040Cイーグル仕様に改修され制空戦闘機として威力を当面発揮するとあった。
台湾に戦闘機をリース提供する提案は米国から来ていないと国防省報道官Chen Chung-chi (陳中吉)少将は述べ、同記事は「メディアによる観測に過ぎない」とした。
今週月曜日に華字オンラインニュースサイトUp Mediaが匿名筋の話として米政府関係者が台湾に退役済みF-15を改修の上供与することに関心ありと伝えてきたと報じた。
国防省はロッキード・マーティンF-35Bの提供は求めないと決断し、その代わりに空軍が求める高高度性能を有する戦闘機取得でギャップを埋めることにする。.
現在供用中の高高度迎撃機はダッソー・ミラージュ2000で老朽化が目立ち運用が困難になっていると国防省は認める。
台湾側関係者はボーイングF/A-18E/FスーパーホーネットあるいはF-15の2040C仕様の名前を挙げている。後者はF-15C/Dの改修型でこちらの方が望ましい後継機だとする報道もある。
Up Media取材先は費用と外交上の懸念から米政府関係者が米国は販売ではなくリースで退役済みF-15を2040C仕様に改修したうえで引き渡す可能性があると発言していた。
米政府関係者は改装済みF-15に補助燃料タンクなしで台湾へ渡せば中国も高性能長距離多任務戦闘機を台湾が取得することを拒絶しないと見ていると取材源は述べている。
リースによる米国装備提供を台湾は以前にも受けており、ノースロップT-38タロンジェット練習機やノックス級フリゲートの例があると報道していた。
2040C改修は空対空ミサイル搭載を16発に増やし、一分間で15,240m上昇し比較的短い滑走路で離陸可能だ。

記事では飛行寿命が半分程度残った機体から選びエイビオニクスも換装し、航空自衛隊が運用する三菱F-15Jに匹敵する性能となるとある。■

最新鋭攻撃型潜水艦コロラド就役、ヴァージニア級はさらに進化を続ける

ヴァージニア級はハンターキラーでありながら攻撃力を大幅につけた潜水艦なのですね。ブロック方式で進化できるのは大量建造を前提にしているからでしょうが息の長い整備計画です。中国ロシアの動きをにらみながら水中優越性を今後も維持するのは大変ですが、これが崩れると力のバランスも崩れるので官民あげてがんばっているということでしょうか。海軍長官が沿海域でも威力を発揮すると発言していますがよほどの自信があるのでしょう。ただ、東シナ海から中国沿海部にかけて活躍するには原子力潜水艦では扱いにくいと思っています。米海軍でも通常型潜水艦を復活すべきかの議論は平行線のままですが、米国も日本の潜水艦技術には注目しているはずで、日米共通の通常潜水艦部隊が生まれるといいですね。


Attack Submarine Colorado to Commission Saturday

March 16, 2018 2:37 PM

Nuclear attack boat Colorado (SSN-788) sits pierside on March 17, 2018. US Navy Photo


子力推進攻撃潜水艦USSコロラド(SSN-788) がコネチカット州ニューロンドン潜水艦基地で3月17日に就役式典を迎える。

建造は2012年開始されヴァージニア級高速攻撃潜水艦の第15号艦、ヴァージニア級のブロックIII仕様艦としては5番目となる。コロラドはコロラド州の艦名を冠する四番目の米海軍艦艇となる。

「USSコロラドは驚異の技術革新そのもので産官連携の力を示しています」と海軍長官リチャード・V・スペンサーRichard V. Spencerが報道資料で述べる。「今日の世界に必要とされる海中機材は広大な海域のみならず沿海域も含む広範な分野で優位性を示す必要があり、コロラドはわが国の権益をこれから数十年にわたり防護する艦になると自信を持っています」

 Lt. Anthony Matus uses an Xbox controller to maneuver the photonic mast aboard the USS Colorado (SSN-788). (Navy photo)
Lt. Anthony Matus uses an Xbox controller to maneuver the photonic mast aboard the USS Colorado (SSN-788). (Navy photo)


ブロックⅢでは艦首部分を再設計し大口径(87インチ)ヴァージニアペイロード発射管二本を装着し一本でトマホーク巡航ミサイル6発を運用する。対象は2008年から2013年度予算の計8隻だ。さらに3隻が建造される。

ヴァージニアペイロード発射管により建造は簡略化され調達費用が下がりながら従来の小型垂直発射管(12本)よりペイロード運用の柔軟性が高まる。ブロックIとIIの各艦が垂直発射方式を採用していた。

Artist’s conception of the redesigned Block III Virginia-class bow.



その他ブロックIIIの改良点ではこれまで空気で支えていたソナー半球を水支持型の大型開口艦首(LAB)アレイに変えたことで建造費用保守管理費用を低減させたながらパッシブ防御力が高まったと海軍は説明。

ブロックIV建造も始まっており、設計改良で各部品の稼働期間が延びる。このためブロックIV各艦の供用期間が長くなる。供用期間中に三回補修を受けて15回の展開が可能となるという。現行の実績は4:14になっている。

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海軍はジェネラルダイナミクス・エレクトリックボートに696.2百万ドルでブロックV一号艦の建造材料調達をさせるべく契約を改編するとは票。ブロックVは全長を伸ばしヴァージニアペイロードモジュール発射管4基を搭載し、トマホーク対地攻撃ミサイルを発射する。ヴァージニアペイロードモジュールはヴァージニアペイロード発射管と類似し、実証済み設計を応用することで費用とリスクを低減させる。■